新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

「13の理由」第2話感想

f:id:shoindy:20170411094047j:image

 

第2話「カセット1:B面」

 

 B面が始まりました。Aとは異なりB面はハンナに危害を加えた人、見て見ぬ振りをした人を責めるような物言いで始まりました。

  一方クレイはトニーなどに怪しみながらもジャスティンと接触しようとします。しかしジャスティンは所属しているバスケチームの練習に来ていませんでした。その間もハンナのメッセージは続きます。ハンナはB面の主役を紹介します。彼女の名前はジェシカ・デイビス、ハンナのかつての友人です。そのジェシカは現在"ポーター先生に自分が呼び出されたから"という理由でジャスティンの友だちのザックとマーカスにジャスティンの居所を聞き出していました。しかし友人たちは彼の居場所を知りません。

  その後、バスケチームに所属する少女シェリがクレイに接触してきます。シェリはジェシカが"壮行会でジャスティンのエスコート役である"という、彼女がジャスティンを探している理由を教えてくれました。その後、何故クレイがジャスティンを探しているかを聞かれますが、クレイははぐらかします。

 

  ハンナがジェシカと出会ったのは新学期が始まってから2週間後でした。2人ともアンティリー先生に呼び出しをくらって知り合ったのでした。呼び出された理由は共に転校生であるハンナとジェシカを引き合わせることで友達を作って貰おうとする先生の(余計な)お節介でした。しかし、アンティリー先生の策略は成功していました。ハンナとジェシカはモネというカフェで友情を築いていきました。

 

  "現在"ではポーター先生がクレイと話しているシーンが映ります。その姿を見てその場を離れるジェシカ。ポーター先生はクレイに「いつかハンナ・ベイカーの話を聞かせてくれ、同じバイトだったろ?」と言います。そこにハンナのナレーション「アンティリー先生が去りポーター先生が赴任した。それはとても不幸なことだった、他のテープで話すわ」と。その後クレイはジェシカに会いにいきます。何故ポーター先生を避けた理由を聞くクレイ、その理由は言わないものの、ジェシカは既にテープを聴いたようでした。また、ジャスティンの彼女であるジェシカ曰く、ジャスティンは前日の夜ポーター先生に会って以来行方不明らしいです。最後にジェシカは「テープを鵜呑みにしないで」と言い残し去ります。

 

  ハンナとジェシカが仲良くなって時が経ったある日、2人はモネで1人でいるアレックスという青年に出会います。アレックスは同じく転校生であったこともあり、2人はアレックスと意気投合、3人で行動するようになりました。3人で共に励まし合う日々、しかしいつの日かアレックスは来なくなりました。そしてやがてジェシカも…ハンナは皆がそれぞれに別の道を歩むようになったんだ、そう思っていました。しかし現実は違いました。ジェシカとアレックスがくっついたのです。

  ある日、ハンナが映画館のバイトをしているとそこにジェシカとアレックスが現れます。その日は本来ハンナは休みの日でした。2人が付き合っていることを知っているものの、知られていると知らないため誤魔化そうとする2人。ハンナも何も感づいていないフリをします。

 

  現在、バスケの壮行会が開かれますが未だジャスティンは来ません。ジャスティンがいない事、ポーター先生がテープを知っているのかなどをジェシカと話したいクレイですが、ジェシカに拒否られてしまいます。その後、ザックとマーカスがクレイをブライスの家へ連れて行こうとしますが、トニーが気を利かせて助けてくれます。

 

  3人が微妙な関係になって数日、ハンナはジェシカに呼び出されました。「何故アレックスを奪ったの?」怒りを滲ませるジェシカ、ハンナは何のことかさっぱりでした。そんなハンナにジェシカはある紙を突きつけます。「これが原因で私たちは別れたわ」その紙を見たハンナは「私はそんな紙書いていない」「あなた達が別れたなんて知らなかった」と訴えるもジェシカは聞く耳を持ちません。こうして2人の友情は終焉を迎えました。

 

  何故2人はケンカしたのか?クレイはモネにいたジェシカにそう尋ねました。「男にはわからないわ」そう答えるジェシカ。「あのテープは真っ赤な嘘よ」ジェシカはクレイにそう伝えます。クレイがザックとマーカスに"ブライスの家"へ連れていかれそうになったと知ったジェシカはジャスティンがそこにいると勘づき、ブライスの家へ向かいます。1人残されたクレイ、そこにトニーが現れます。何かを知りながらも何も語らないトニー。彼はクレイが自分で乗り越える事を望んでいます。

 

  ブライスの家ではハイになっているジャスティン、ザック、マーカス、そしてジェシカがいます。「テープはクレイが持ってるわ、まだあそこまで聴いていない。でもあのテープが嘘なら何であなたは隠れているの?」そこでは不穏な会話が繰り広げられています。

 

  一方ハンナの両親がハンナの遺品からある物を見つけました。それはアレックスとジェシカが別れるきっかけとなったリスト。それは"最高の顔"や"最高の唇"といった所謂クラスの可愛い子リストでした。そして"最高のケツ"のところにはハンナの名前が書かれていました。そのリストやFacebookのコメントからいじめを想像する母親と「証拠にならない」と一蹴する父親。ハンナの母はその真意を聞くため、ある人に電話します。それはトニー。トニーはハンナの母に呼ばれ、招かれ、ハンナの自宅へ入って行きました。そしてそれを目撃するクレイ…

 

 A面、B面で1人を扱っていくのかと思ったらまさかの別人物、てことは13人いるわけなんですねぇ、そら心折れるわ。トニーが色々隠してますけど今の所いい奴ですね。大した話じゃないですが、ジェシカの顔がジェイミー・フォックスにそっくりでまさか娘?とか思って調べましたが全くそんなことは無かったです。

世界中を騙すつもりだったのに…

f:id:shoindy:20170410202845j:image

「ムーン・ウォーカーズ」(原題 Moon Walkers)主演 ルパート・グリント

 

  ベトナム戦争での体験のフラッシュバックに苦しむCIA諜報員キッドマンはある日上司からある命令を下されます。それはスタンリー・キューブリックのマネージャーに出会ってキューブリックに月面着陸の映像を撮ってもらうこと。アメリカはアポロ11号の着陸の成功率の低さを危惧し、月面着陸の映像のねつ造をしようとしているのでした。キッドマンはロンドンに渡りキューブリックのマネージャーであるデレクの事務所へ行き、そこにいた男と契約。任務は無事終了します。しかし実はその男はデレクのいとこで借金に苦しむ売れないバンドマネージャーのジョニー、彼は金に目が眩みキッドマンを騙したのでした。それを知ったキッドマンは激怒、すぐにジョニーの元に乗り込み、ジョニーを脅して月面着陸映像を作らせることにします。その結果は果たして…

 

 1969年7月16日、世界中の人がある映像に釘付けになりました。それはアポロ11号の月面着陸映像。アームストロング船長とオルドリン操縦士が月に足を踏み入れ、「ひとりの人間にとっては小さな1歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」と言葉を残したのは非常に有名です。

f:id:shoindy:20170410205038j:image

  しかしある時からその映像に疑惑の声が上がるようになりました。本当にアメリカは月面着陸に成功したのか?その言葉は都市伝説でありながらも様々な方法で検証されています。そしてその映像が嘘だとした場合、それを撮ったとされているのがスタンリー・キューブリック。「2001年宇宙の旅」という映画をアポロ11号の着陸以前に作り上げています。今作で描かれているのはそんな月面着陸の映像を作ろうとした人間たちの物語です。

  ここまで描いてきて「お、ちょっとそういうの好きなんだよね、見てみようかな?」と思った方、ごめんなさい。この映画、そんな始まり方をしたのに思いっきりしょうもないコメディです。いやー本当に騙されました。Netflixのジャンルはアクションだし、まさかこんなくっだらないコメディになるなんて思いもよりませんよ。こんな真面目な内容なのにどうやってコメディになるかと言いますと、まぁもちろんジョニー達が映画を作ることになったからでして。ジョニーをはじめとする映画製作に携わるやつらは基本麻薬に溺れてるどーしようもない奴らばっかなのです。なんなら事の重大さなんてさっぱりなのです。麻薬に溺れるわ、月面着陸の映像に謎のクラゲやらカラフルな惑星を入れたがるわでキッドマンが可哀想になってくるのです。まぁもちろん、それが面白いんですけどね。

  はじめ思っていた作品とは大違いだったものの、非常に楽しめました。

話をしよう、私の人生が終わった話をー Netflixオリジナルドラマ「13の理由」第1話感想

f:id:shoindy:20170409194139j:image 

「13の理由」(原題 13 REASONS WHY) 主演 ディラン・ミネット

 

第1話「カセット1:A面」

 

  リバティ高校である悲劇が起きました。それはハンナ・ベイカーという女子生徒の死。彼女のロッカーには追悼の写真や花などが生徒の手によって貼られています。主人公はクレイという内気で変化を嫌う青年です。彼は映画館のバイトでハンナと一緒でした。彼女の死亡から一週間が経ったある日、彼が帰宅すると家の前に小包が届いていました。中にはデコレーションされたいくつかのカセットテープが入っています。クレイはすぐにラジカセを取り出し"1"と書かれたラジカセを再生します。するとラジカセからは声が

「ハーイ、ハンナよ。ハンナ・ベイカー」

そしてハンナは語り始めます。"彼女の人生が終わった理由"を。理由の中にはクレイの存在もあるそうです。そしてハンナがルールを語り始めようとすると…母親が現れます。慌ててラジカセを切り、部屋に戻りますがラジカセは故障。クレイは友人でカセットを愛用しているトニーの元へ向かうことにします。そしてトニーからポータブルカセットプレイヤーをこっそり盗みとります。そして再びカセットを再生します。

 

  ハンナから与えられたルールは2つ。1つはカセットを聞くこと、もう1つはカセットを他の人に渡すことです。また、カセットには地図が同封されていました。そしてカセットが全員に回らなければ公表すると脅されます。隠しても信頼できる人が見張っていて、ダビング音声を持っているそうです。

  行く必要はないと言われたものの、地図の場所に向かうクレイ、アプリの使用はハンナに禁じられています。道中、車に付けられているよう感じながらもクレイは地図の場所に向かいます。地図の場所はハンナが街に来た時最初に住んだ場所、そしてハンナが最初で最期のパーティを開いた場所です。そしてこの場所でハンナは1番のカセットの主人公"ジャスティン"に出会います。

  ジャスティンはハンナの唯一の友達で、転校間際のキャットの彼氏でした。そしてハンナはジャスティンに恋をしてしまいました。そして新学期になり、キャットは転校します。その間ハンナはどんどんとジャスティンに恋い焦がれて行きます。しかしキャットはそれもお見通しでした。そして許してくれただけでなく「あなたにあげる」とまで言ってくれたキャット。ハンナは行動に移りはじめます…そしていつの日か2人は結ばれました。

  2人がキスした公園でその時と出来事を聞いていると、トニーが現れます。「それ、俺のウォークマンか?」そう聞くトニーに言い淀むクレイ。「良いよ、貸してやる」トニーはクレイに声をかけます。そしてトニーは呟きます「アイゼンハワー公園か…もうすぐB面だな」驚くクレイ。そんなクレイを無視してトニーは去ります。家に帰るクレイ、A面の最後は最高のファーストキスをくれたジャスティンへの感謝の言葉でした。

  ハンナがキスした当時、ジャスティンはその様子を撮影していました。そしてジャスティンの友人の手によってその様子はSNSに拡散されてゆきます。ハンナは深く傷つきます。クレイも当時、彼女に辛く当たってしまっていました。

  現在ではクレイがトニーになぜ知っているか問いただしています。しかしトニーはひたすら「テープを聞け」と繰り返すばかりでした。ちなみに、トニーはテープに登場していないそうです。

  そして、物語はB面へ

 

  何故か家族全員が視聴しているため、合わせてみることにしました「13の理由」

  今までのドラマの傾向からお分かりかと思いますが基本的にアクションやファンタジー寄りが好みなのでこういう「現実世界の闇」を描いた作品をドラマで見るのは新鮮かつ心苦しいです。だって自殺の原因を話すドラマっすよ?良い結末なわけ無いし、いじめの未来しか見えないし…なんならハンナの髪がアンバランスのシーンって絶対ガム付けられたからやーん、みたいな。カセット毎に違う社会問題を提起するのかは知らないですがとりあえず最初はSNSでした。多いですもんね、バカッターって言葉があるくらいですし。そのうち道徳の授業でSNSの授業とかできそう、なんならもう出来てそう。

 

最高のコンビ、現代に復活!

f:id:shoindy:20170409185537j:image

シャーロック・ホームズ」(原題 Sherlock Holmes) 主演 ロバート・ダウニー・Jr

 

  超天才な探偵シャーロック・ホームズ。彼が助手で医者のワトソンと挑んだ最後の事件で捕まえたブラックウッド卿。のちにブラックウッド卿は死刑になり、ワトソンが医者として死亡も確認したものの、なんと彼が復活したという目撃証言が発生します。捜査を再開するホームズとワトソンそこにはブラックウッド卿の壮大な計画が隠されていました。元宿敵のアイリーン・アドラーも仲間に加わり、シャーロック・ホームズの伝説が現代に蘇ります。

   おそらく世界一有名な探偵シャーロック・ホームズ。原作はアーサー・コナン・ドイルという人の小説です。原作小説は昔一冊読んだことあるようなないような…なレベルの僕なので実際はどうかは知らないのですが、ホームズとワトソンのイメージって「犯人は君だ!」「ホームズさんすげーっす!」って感じだったんですが、映画を観て全然イメージと違ってびっくりしました。2人の関係ってヒーローとサイドキックというより同等の関係なんですねぇ。原作はどうなんでしょう?

  しかしこの対等な関係が映画を面白くしているのも事実。というのも、自己中でナルシストだが超超有能なホームズの行動や発言はかなりぶっ飛んでいます。正体隠そうとしてホームズに頭巾を被せて依頼主の元へ運んだのに場所も正体もあっさり推理しちゃう上に相手が隠したい気持ちガン無視で推理を披露したりします。そんなホームズなので出くわした人はあんぐり&ぐうの音も出ないんですがそれにバシッと突っ込めるのがワトソン君なのです。

  ちなみに、本作はアクション映画としては面白いですがサスペンスとしてはイマイチ。謎はホームズがバシバシ解いちゃうってのと主犯も始めっから分かってますからね。ホームズの作品ってこんな感じなんですかね?もっと良くある探偵モノの出先で殺人が起きて…みたいなタイプは無いのでしょうか?映画だから?カンバーバッチの方のドラマ版はそういうタイプなんですかね?あ、でも敵の動きを「推理」して戦うホームズの戦闘方法はすごい面白いと思いました。惜しむらくは最初の方しかやんなかったか事ですかね?ラスボス戦でもやればいいのに…

 

  数年前友人に勧められたもののなあなあでずっと見る機会を失っていた本作ですが非常に楽しめました!

 

それは抜け出し難い深い沼

f:id:shoindy:20170408171246j:image

「ギャンブラー」(原題 Win It All)主演ジェイク・ジョンソン

 

  主人公エディはギャンブル依存症。ある日、彼は刑務所に入る友人マイケルからバッグを預けられます。バッグを開けないこと、バッグを誰にも触らせないことを条件に彼の出所まで預かれば1万ドルというマイケルとの約束にワクワクするエディですが、ある日バッグが気になって開けてしまいます。中にはなんと2万ドルが。そして気がつくとエディは…その2万ドルを全てギャンブルでスってしまいます。ピンチに陥ったエディ、愛する人と出会えたこともあり、社会復帰を目指し始めます。しかし社会復帰が順調に行ってたそんな時、マイケルの出所が早まるという知らせが…果たして、エディは幸せになれるのでしょうか…

 

  割と公開されたばかりのNetflixオリジナル映画「ギャンブラー」。ジャンル上はコメディに分類されておりますが、コメディ要素は低めでどちらかというと「密着、ギャンブル依存症!彼に芽生えた恋」みたいなテレビの企画って感じでドキュメンタリーっぽさがあります。なので、こういうおバカ系映画ややっちまった系映画に見られるド派手な大暴れや大金を使った豪遊、そして最後に訪れる奇跡の一発大逆転!的な描写は全然ないです。ギャンブル描写があって、悔しがるエディが写って、右下に−〇〇〇〇ドルって表記が出るだけみたいな感じ。これ、実はめちゃくちゃありがたかったです。というのも、エディがプレイするギャンブルは非常に多種多様、ポーカー、競馬はもちろんホールデムというゲームやボウルにトランプを投げ入れるバトルなんてのもやります。しかし、これらのゲームにどんなゲームかやいくら賭けたかなどは全然語られません。でも全く問題なし!結果の表記でよく分かるから!というわけなのです。なのでギャンブル映画であってもギャンブルの知識はいりませんし、ギャンブルメインでもありません。あくまでギャンブル依存症からの復帰と恋愛模様がメインテーマ。だからギャンブルに興味がなくても全然楽しめます。

  これ、見ていて思ったのですが、エディのような境遇に陥る人が日本でもそのうち増えるんですよね?IR推進法が決定された今、近い将来ギャンブル依存症の人が来ても不思議ではありません(社会派)

 

 

6歳の僕は今の僕をどう思う?

f:id:shoindy:20170406202153j:image

「Mr.ディーズ」(原題 Mr.Deeds) 主演アダム・サンドラー

 

ど田舎に住む純粋な青年ディーズ。彼はある日顔も見たことのないメディア王で大伯父のブレイクの遺産400億ドルを相続します。遺産相続のためニューヨークにやって来たディーズは正に時の人です。そんな彼に近づいて来たのは記者のデイブ。彼女はパムと身分を偽ってディーズに近づき、スクープを狙います。しかしデイブはディーズの優しさにだんだんと惹かれていきます。2人の運命は…

 

  コメディの帝王アダム・サンドラーが主演の今作。実は「オペラハット」というフランク・キャプラの作品のリメイク作です。コメディといえばのアダム・サンドラーアダム・サンドラーといえばのホロリとくる話ですが、今作はホロリ要素が多めで、人情や愛といった要素がたっぷり込められています。

 

  今作で素晴らしいシーンは2つ、1つはまぁ映画である以上言わずもがななのですが、ラストに向けての盛り上がりのシーン、今回のタイトルもそこから取っています。そのシーンはディーズが株主、投資家に昔の夢を問いただすシーン。「みんなは子供の頃お金に憧れたのか?そういう仕事がしたかったのか?」そう言い放つディーズの言葉は登場人物だけでなく視聴者の心にも刺さります。確かに、子どものころの夢って稼げるかどうかなんて度外視ですよね。でもそれって稼げるか知らないからこそ本当にやりたいことが見えているって事ですよね。

  そしてもう1つの素敵シーンは猫救出作戦!映画の中盤、ディーズが火事の現場に駆けつけ、アパートをよじ登り、猫と女性を救出というシーンがあります。そのシーンは、猫を窓から投げ捨て、外にいる消防隊員のトランポリンに弾かれて助かるというコメディ感の強いシーンなのですが、このシーン、猫が一匹投げられる毎に野次馬全員が息を飲んで、歓喜するというシーンが挿入されます。それが良い!なんか喜びを共有している感じがあって、なんてことはないデイブがディーズに惹かれるきっかけの1つのシーンであるのに関わらず爽快感と感動があるのです!この後、この事件が曲解されてしまうという嬉しくない展開にはなってしまうものの素晴らしい出来となっているのです。

 

  素敵な気持ちになれる一本でした!

君は友達

f:id:shoindy:20170405122621j:image

「バディムーン」(原題 BuddyMoon) 主演 デヴィッド・ジュントー

 

   マイナーな俳優デヴィッドは結婚を目前にして彼女のフランキーと破局してしまいます。彼に残ったのはロゼのワインと計画していた大自然の中で約140Kmを旅するハネムーンの予定だけ。そんな気落ちし落ち込んで泣いて過ごしていたデヴィッドの元に現れたのは親友のフルーラ。彼はデヴィッドに提案します「僕とハネムーンへ行こう!」こうして、何故か始まった男ふたり旅、デヴィッドは過去と決別できるのでしょうか。

 

  ハネムーンでこんなハードなことすんの?ってのが第一印象の今作。だって文明から切り離された大自然で1週間140Kmですよ?絶対喧嘩する。事実、デヴィッドとフルーラも喧嘩します。いやー仕方ないですよ、2人旅行って相手の嫌なところとか見えちゃいますしね。特に今作みたいにハードな旅行だと疲れも相俟って喧嘩不可避ですよ。

  本作はデヴィッドが受けたオーディションの内容と一致しているということもあり、ルイス・クラーク探検隊のクラークの旅行記をなぞった構成になっています。ルイス・クラーク探検隊ってのは初めてミシシッピ川から太平洋までを大陸横断した実在の探検隊です。デヴィッドがクラークでフルーラがルイスです。

  

  今作はクラークがデヴィッドでクラークの旅行記をなぞっていることもあり主人公はもちろんデヴィッドなのですが、今作での一番のキーキャラクターは圧倒的フルーラです。フルーラ、めっちゃいいヤツなんです。フルーラはキャラが強すぎるということもあり、初めは全然いい印象がありません。超マイペースだし、全然デヴィッドの気持ちを汲んでくれている感じがしないですし。デヴィッドに気持ちが入っている視聴者の身としてはフルーラへのイライラはどんどん積もります。でもね、めっちゃいいヤツなんですよ。本当に。こんな親友欲しかった!正直、デヴィッドはフルーラがいるだけで幸せ者ですよ。そう思えるくらいフルーラが最高にいいヤツです。

 

 懲りもせず見まくっている旅モノ映画。しかし毎回毛色が違っていて面白いです。今回はびっくりするくらい人も文明も無かった。多分エキストラ含めて20人いないですよ、今作。