新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

名作ゲームをNetflixで!「悪魔城ドラキュラーキャッスルヴァニアー」感想後編

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第3話「魔物の迷宮」

第4話「石棺」

 

  トレバーは行方不明となった語り部を探してグレシットの地下墓地に足を踏み入れます。しかし床が崩れ落ち、地下深くまで落下してしまいます。そこにあったのは語り部の彫像。そして背後から石化光線を放つサイクロプスが現れます。なんとかサイクロプスを倒すと語り部の石化が溶けます。なんと行方不明の語り部は女性でした。彼女の名前はサイファ、トレバーはサイファを語り部達の元へ連れて行きます。

  トレバーは語り部に頼まれ、約束どおり彼らが街を出て行くまで語り部の近くにいる事にします。しかし1人で街を歩いていると武装した教会の人間に囲まれ、主教の元まで連行されます。主教はトレバーに日暮れまでに出て行くよう言いつけました。グレシットの主教は未だにリサ殺しを罪と感じておらず、悪魔が蔓延るのは語り部と、破門されたベルモンド家がいるからだと考えていました。語り部達は誤解されたままでは街を離れられないと約束を守ろうとしません。

  そして日が暮れました。教会の扇動により怒れる民衆となった市民が語り部の隠れ家に押し寄せます。隠れ家の中から出てきたのは…トレバーでした。トレバーは既に語り部達を地下墓地の奥深く、サイクロプスと出会った場所に連れて行きました。語り部の場所を聞き出そうとする教会の人間達。しかしトレバーは戦う覚悟をしていました。トレバーはベルモンドの紋章を背負い、教会の人間達を出しぬき街を走り抜けます。

 

  教会の演説台に1人たたずむ主教。彼の周りに集まるのはドラキュラが呼び寄せた悪魔達です。神の家である教会に悪魔が入った事に驚愕する主教。悪魔達は惨劇の原因が主教だと責めます。恐怖する主教、悪魔は慈悲もなく彼を喰らいます。

  一方トレバーもまた、民衆に取り囲まれていました。ジリジリと迫り来る民衆。しかし突如としてトレバーの周りに炎が舞い上がります。サイファでした。彼女は語り部であり、魔術師でもありました。トレバーは民衆の中から1人、教会の人間で民衆を煽り、罪なき市民に殺しを命じていた司祭を指名し、決闘を申し込みます。腰が引けてかかってこない司祭。トレバーの言葉で民は司祭の嘘を知り、司祭に襲い掛かります。

  トレバーは目を覚ました民衆に命じ、悪魔と戦う準備をします。彼は民衆にやってきた魔物たちの対処法を実践で教えます。しかし突如崩れる足場、トレバーとサイファが落ちてきたのは、サイクロプスの地下墓地よりさらに深い所でした。床はどんどんと崩れ、やがて小綺麗な部屋に辿り着きます。眼前には棺桶。2人が近寄ると、床の隠しスイッチが起動し、棺桶が開きます。棺桶の中から金髪長髪の男が目を覚まします。伝説の戦士の目覚めに喜ぶサイファ。しかしトレバーはそいつの正体を知っていました。そいつは…吸血鬼でした。この吸血鬼こそが全ての根源だと思っているトレバーと吸血鬼の戦いが始まります。勝負はほぼ相打ちでした、どちらかが動けばどちらも死ぬ…そんな状況の中、サイファは魔術で男を狙います。サイファが魔術師と知った男は「駒が揃った」と呟き、戦闘態勢を崩し、名乗ります。男の名はアドリアン・ツェペシュ、通称アルカード…ドラキュラの息子でした。彼は一年前、父ドラキュラを倒そうとして失敗し、眠りに就いていたのでした。伝説の戦士の伝説には全貌がありました。「伝説の戦士はハンターと魔術師とともに目覚める」こうして、3人はドラキュラの討伐に向かいます…

 

 

え?終わり?

 もうある意味超びっくりの「俺たちの戦いはこれからだぜ!」エンド、あまりにもあまりになので調べてみたらシーズン2が決定しているようで一安心。シーズン2は全8話構成だそうです。シーズン2の構想があったからこそシーズン1はドラキュラ退治まで至るまでのパーティ集めと動機付けに徹したんですね。その影響かシーズン1はガチ戦闘は少なめでしたね。サイクロプス戦とアルカード戦の2つかな?その他は戦闘力の低い一般人戦でしたからね。しかし人間が悪すぎる今作、シーズン2でドラキュラを倒すのであればそれはそれでモヤっとしますね。そこはどのように持っていくのでしょうか?

  そういえば、昨日前編の紹介後にYouTubeで「悪魔城ドラキュラ」のプレイ動画を見ました。しかしよく調べてみたら今作の元ネタは「悪魔城伝説」って作品なんですね、また見てみます。

 

  これにてシーズン1は終了ですが、今からシーズン2が非常に楽しみな出来栄えでした。公開はいつになるのでしょうか!忘れないうちに早く!

名作ゲームをNetflixで!「悪魔城ドラキュラーキャッスルヴァニアー」感想前編

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悪魔城ドラキュラキャッスルヴァニアー」(原題 Castlevania) 主演リチャード・アーミティッジ(声での出演)

 

第1話「魔女狩り

第2話「死の街」

 

  ルプの村からやってきたリサは科学を信じ、医者を志す女性。彼女は知識を求め、ドラキュラ…ドラキュラ・ヴラド・ツェペシュの元を訪ねます。ドラキュラもまた、彼女の先進的な考えを気に入ります。

  時が経ち、リサは魔女として火あぶりの刑に処されていました。リサは火に焼かれながらも自らを貶めた市民を傷つけないよう何者かに訴えます。

  場面は変わりドラキュラ。彼が家に戻ると家が燃え尽きています。そこで初めてドラキュラはリサ…妻が火あぶりの刑に処された事を知ります。ドラキュラは怒りました。愛したリサの為、人として生きてきたドラキュラ、妻と共に旅を続けてきたドラキュラ。しかしその妻はもういない…ドラキュラは彼の全てを奪ったワラキアの民から全てを奪う事を決めました。ドラキュラが与えた猶予は1年。ドラキュラは民に1年でワラキアを離れるよう忠告しました。そしてその一年間で、地獄の軍団を呼び寄せようと決意しました。

  一年後、ワラキアの民は依然町に留まっていました。皆が幻覚だったと思い込み、悪魔の嘘だったと言い張りました。そんなワラキアの民にドラキュラは襲い掛かります。ドラキュラは一年間で呼び寄せた悪魔の軍団を解き放ちました。

 

  悲劇が起きたワラキアの中心地グレシットから24Kmの酒屋。農民がワラキアの惨劇を貴族のせいだと言い張っています。農民が叩いている貴族の中でも1番に嫌っているのがベルモンド家です。そんな酒屋の隅で農民の荒い声を聞いている1人の男、男はわざとシャツに描かれたベルモンド家の紋章を見せます。突っかかる農民。殴りかかる農民と男は喧嘩になります。酔っぱらいながらも農民を倒してゆく男。彼は名乗ります「俺はトレバー・ベルモンド、ベルモンド家の最後の生き残りだ」

  かつてモンスターを退治してきたベルモンド家の末裔であるトレバーは、やがてグレシットに足を踏み入れます。トレバーは街の中で"語り部"と呼ばれる存在に出会います。語り部は歴史や知恵を口伝し続ける流浪の民です。語り部は街を救う為、地下に存在すると言われる"眠れる戦士"を呼び出そうと試みていました。そしてそんな語り部のうちの1人が行方不明になっているとの事です。トレバーは悲劇の原因が語り部だと思っている街の人々が語り部の虐殺計画を立てている事を耳にしていたため、語り部たちに街を出るよう伝えます。しかし行方不明の語り部の安否を心配し、街を出る事を躊躇う語り部たち。トレバーは語り部を街から出すため、行方不明者を探すことにします。

 

  7月7日よりNetflixで配信開始したNetflixオリジナルアニメ「悪魔城ドラキュラキャッスルヴァニアー」原作は1986年にコナミから発売した「悪魔城ドラキュラ」というゲーム、副題のキャッスルヴァニアは同作品の英タイトルのようです。ぶっちゃけ、悪魔城ドラキュラのゲームをやった事も無いのですが、全4話と見やすい量だったので視聴しました。とりあえずは前編として2話です。

   作品としてはグロシーン満載の大人向けアニメです。海外アニメとのことですが、絵もしっかりしている上に世界観も魅力的で30分が一瞬に感じるほど見応えたっぷりです。調べてみるとゲームの主人公はシモン・ベルモンド、今作はトレバーなので、100%原作通りのアニメ化って訳ではなさそうですし、なぜドラキュラが殺戮をするに至ったかなど丁寧に描いていますので、ゲームを知らなくても全然オッケーです!

心の叫びに耳を傾けてくれ!

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「スピーチ&ディベート」(原題 SPEECH & DEBATE) 主演 サラ・スティール

 

  北セイラム高校に所属する3人の学生。彼らは高校ではみ出し者です。転校して来たばかりでゲイのホーウィ、彼はGSA(Gay Straight Alliance)を学校に作ろうとして反対されます。学生新聞を作るソロモン、彼は生徒中心の記事を書こうとする度先生に検閲され、却下されうんざりしています。そして女子生徒ディワタ、彼女は演劇を愛していますが愛するあまり、学校の劇の改訂に文句を言いますが取り合ってもらえません。言いたいことがあるのに言えない…そんなモヤモヤが溜まる中、ソロモンが新聞部の先生に「そんなに伝えたい事があるなら…」と弁論部を勧められます。弁論に魅力を感じたソロモンはディワタを勧誘。弁論には演劇的弁論があると知ったディワタも参加。そして開催地がホーウィの転校前の地元と判明しホーウィも弁論部に加わります。そうして生まれた弁論部。初めは討論会なんて大した事ないとタカをくくっていた3人。しかし、討論大会でその思い上がりが大きな間違いだったと思い知らされます。3人はそれぞれの舞台で大いに恥をかきます。さらに、大会後に遊びすぎてしまい弁論部は即時解散。しかしそれでも諦めきれない3人はある行動に出ます…

 

 

  思いを言葉にすることをテーマにした青春映画です。言いたいことをはっきりと言ったがために高校という小さな社会に弾かれた3人の学生の成長を描きます。前半に描かれる討論会ですが、皆さんはやったこと自体はあるでしょうか?僕は大学で英語討論のクラスを取っていた時にちょこっとかじったのですが、討論会って見るのと実際やるのとではかなり印象が違います。これは3人が恥をかいても仕方がない。まず、とにかく下調べが重要なんです。クラスでは1週間の下調べ期間が設けられていました。その間に確実性の高く、相手をうなずかせることができる資料を集めます。この資料は自分の意見を述べる際に必要であることはもちろん、相手の意見に対する反駁の際にも必要な情報になります。だから自分の意見だけでなく、相手の意見も調べておかなくてはいけない。討論会っていうのは言い合いでは無いので(日本人は言い合いになってしまうから討論が苦手って言いますよね。)如何に相手の言葉を認めた上で納得させられるかが鍵になります。…と、伝えてもやっぱりいざやってみないと中々その難しさは伝わらないですね。

  今作で面白いなと思ったのはそんな討論大会で大恥をかいた3人が討論会に本気になる展開…じゃないということ。中々ないですよね、出会った部活に青春をかける展開から逸れるって。でもそんな展開にも納得。だって3人のやりたいことは部活じゃないですからね。3人はあくまでそれぞれの思いを聞いてほしいだけ。だからそのための舞台なんてのはどこでもいいわけです。また、この作品は近年の青春系の作品同様に万事解決のスーパーハッピーエンドじゃないです。流行りなのか、はたまたスーパーハッピーエンドを素直に喜べない悲しい世の中なのか…ともかく、そんな3人が最後にぶちかますどデカイ"叫び"は最終的にこっぴどく叱られる事になります。でも、心からの行動は、真剣な叫びは、人の努力は必ず波紋を呼ぶのです。3人の熱い想いがどのような波紋を呼ぶのか、それは是非実際に見てみてください。

海に魅せられた者共よ 命を燃やせ

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パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」(原題 Pirates of the Caribbean: Dead men tells no tales)  主演 ジョニー・デップ

 

  海の上を漂う少年、名はヘンリー。 彼が海に飛び込むと海の中から巨大な海賊船が浮上します。海賊船の名前はフライング・ダッチマン号、かつてディヴィ・ジョーンズが乗っていたその船の中から現在の船長ウィル・ターナーが出てきます。ウィルに抱きつくヘンリー、そう、ヘンリーはウィルの息子でした。ヘンリーはウィルに告げます。「海のあらゆる呪いを解くことが出来るというポセイドンの槍、いつか父さんと旅をしたというジャック・スパロウとともに必ずそれを手にして父さんを呪いから解放する」と。

  時は流れ9年後、立派な青年となったヘンリー、未だ目標を諦めずポセイドンの槍を探しています。そんなヘンリーは軍の元で働いていましたが、ある日軍船が魔の三角水域に入ろうとしていたことで船長に進軍の停止を進言。しかし船長は耳を貸さず、ヘンリーを反逆の身として投獄します。魔の三角水域に進入した軍船を待ち構えていたのは死して亡霊と化したサラザールという男と多くの亡霊達でした。サラザールはヘンリー以外を殺戮し、ジャックを探しているヘンリーに告げます「もしジャックに逢えたら伝えてくれ、貴様を殺す」と。

  一方狙われたジャックはというと…金庫の中で呑んだくれてベロベロになっていました。ジャックとその仲間達は銀行強盗を決行、しかし銀行強盗は失敗に終わり、仲間達たちからも離れられてしまいます。そんなジャックに接触して来たのは漂流されて、救助されたヘンリー。ヘンリーはジャックに「ポセイドンの槍がないとサラザールに殺されるぞ」とジャックに協力させます。そんなヘンリーは同じくポセイドンの槍を求める天文学者の女性カリーナがポセイドンの槍の在り処を示す地図を持ってるという情報を掴んでいました。

  やがて、憲兵に捕まったジャックと魔女と疑われ死刑判決を下されたカリーナも邂逅し、ジャックの元仲間達、ヘンリーの尽力から脱出も完了。ジャック、ヘンリー、カリーナ、船員達はポセイドンの槍を目指し出航します。

 

  7月1日より公開のビッグタイトル「パイレーツ・オブ・カリビアン」の最新作です。なんと前作生命の泉から6年ものブランクがありました。まぁ、うん。設定とか忘れてるよね。物語のメインはウィル・ターナーの呪いを解く物語とジャックと因縁のあるサラザールとの戦いです。まぁなんでウィルが呪われているのかとかなんでジャックのブラックパール号が瓶詰めなのかは旧作を観て知ってろって感じなので100%楽しみたければ事前学習をしておくと良いと思います。しかしその辺りを除けば今作単品でも十分に楽しめる出来栄え。さすがエンタメ作品のビッグタイトル、さすがディズニー。ジャック以外はウィルの"息子"など世代交代したこともあって物語としても原点回帰したのかシンプル且つ第1作を彷彿とさせる雰囲気。メインパーティとか、ジャックが物語の中心に立たない感じとかね。正直パイレーツは1-3は面白かったものの4作目「生命の泉」が面白かった印象があまりなかったため(というかインディ・ジョーンズの3作目そっくりという印象しかない)一抹の不安があったのですが、不安なんてなんのその、十分に楽しめました。パイレーツはこれくらい御都合主義満載なのが面白いですね。僕は物語終盤の本格バトルより前半に展開される憲兵などからの脱出戦が大好きなので今作でもその部分がたっぷりだったのは非常に嬉しかったです。

  また、本作の見どころとして、ガーディアンズを彷彿とさせるおじさんのカッコよさがキラリと光ってるのも良い感じ。かっこいいおっさん最高です。今作のかっこいいおっさんは一作目の仇バルボッサです。

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  今作では海域を支配しているバルボッサ。やがてサラザールに子分の船が破壊されていると知り動き出すのですが…終盤見せてくれる漢なバルボッサの姿がシビれます!

 

  まさに夏休み映画!な大迫力かつ盛り上がり間違いなしの作品。楽しかったです。

  

それは一生の価値になる

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「GIVEN: ボクが見た世界」(原題 GIVEN) 監督 ジェス・ビアンキ

 

   物語の視点となる"ボク"の名前はギブン・グッドウィン。カウアイ島に住む6歳の少年です。ギブンの家族は伝説のサーファーである両親デイズ・グッドウィンとアーミオン・グッドウィン、そして生まれたばかりの妹トゥルー・グッドウィンです。

  この物語はそんなグッドウィンの家族4人が14ヶ月をかけて旅をした記録をギブンの言葉で紡いだものとなっています。

 

  インタビューなど一切ないドキュメンタリー作品。本当に、ただそのままのグッドウィン一家の姿をありありと描いています。14ヶ月の旅でグッドウィン一家が訪れた国は全部で15カ国。訪れるのはアメリカ、アイスランドアイルランド、タイ、ネパール、イスラエル、ペルー、マーシャル諸島ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、モロッコセネガル、日本、フィジーと文化も特色も様々な国です。そして、その国々でグッドウィン家は…ギブンはあらゆるものを吸収して、成長して行きます。ギブンに訪れる出会いは本当に様々です。古代の森を探してただただ穴を掘り続ける男、世界で唯一となってしまった昔ながらの方法で塩を作る男、首長族。ギブンは彼らに話を聞くなんてことはしません。まぁ6歳の子どもですし、上手なインタビューなんてされちゃうと違和感が凄いですしね。この作品に"ない"と言ったインタビューというのはグッドウィン一家へ向けてだけではないのです。インタビューがないだけあって、そこに描かれているのは全てが真実では無いかも知れません。描かれているのはあくまで、ギブンの見た世界、ギブンの感じた真実なのです。でもそれでも全然いいと思います。自分の心が感じたままに世界を見るというのは、真実を、正しいことを知るよりよっぽど素敵です。

  そして忘れてはいけないのは映し出される世界の美しさです。これ、美しいのは世界なんです。美しいのは景色では無いんです。景色が雄大で美しさが映える映画はいくつもあるかと思います。例えば「LIFE!」であったり、例えば先日紹介した「アルビオンの世界」や「ロード・オブ・ザ・リング」であったり。しかし、今作においては人や、自然や、人工物、時間、天気。あらゆるものを包括しているこの世界そのものが非常に美しく感じるのです。非常に愛おしく感じるのです。残念ながら、僕のTVでは4Kには対応していないですし、当のNetflixもミドルクラスの会員ですので対応しているらしい4Kの映像で今作を見る事は叶いませんでした。悔しいです。ギブンの大好きな「お母さんがサーフィンをしている姿」のシーンとか是非4Kで見てみたかったです。

  本記事のタイトルはグッドウィン家がいったことでもなんでもありません。ただ僕がそう感じました。ギブンは決してこの旅を忘れないでしょう。トゥルーはどうでしょうか?そもそも忘れる忘れない以前の問題かも知れないです。赤ん坊ですし。でもトゥルーにとっても心の中に暖かく残り続ける、そんな気がします。

少女は知らない世界の救世主になった

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アルビオンの世界」(原題 ALBION:THE ENCHANTED STALLION) 主演 エイブリー・アレンズ

 

  足の不自由な父に代わり、お金持ちの家の馬の世話係として生活費を稼いでいる少女エヴィ。あるクリスマスの日、彼女は厩舎の外で飼主の見当たらない立派な黒い馬に出会います。黒馬はエヴィをじっと見つめ、エヴィに乗って欲しそうにしています。エヴィが馬に乗ると、馬は走り出しました。エヴィと馬が走りたどり着いた先は見たこともない世界です。

  エヴィがたどり着いた世界はアルビオンという名前の世界。エヴィはアルビオンでミレシアン族という種族に滅ぼされかけているダナン族を救うために呼ばれたというのです。そんなことを言われてもアルビオンを救う気なんてさらさらなく、さっさと家に帰りたいエヴィはアルビオンで出会った馬の持ち主エリウと共にダナン族の宝具であらゆる問いに答えてくれる「知識の火」を探し、帰り道を訪ねることにします。

  

  自然溢れる美しい世界アルビオンを舞台に繰り広げられるど王道のファンタジー映画である本作。ハリーポッター的ファンタジーというよりロード・オブ・ザ・リングよりのファンタジー作品です。そして同時に低コスト映画なのか、悪く言えば低クオリティ、良く言えばヨシヒコ的クオリティな作品でもあります。手作り感の強い小物や種族、安いCGなんかですね。登場人物なんかが少ないのもおそらくその影響が大きいのでしょう。

  しかし、低コスト作品だからっていって舐めちゃあいけません。しっかりファンタジー世界を形作っています。まず作品を通して何度も見惚れてしまいそうになるその情景。これがもう異世界です。アメリカとブルガリアの作品というだけあって撮影地はブルガリアなのですが、これが本当に美しい!情景の美しさだけならニュージーランド観光映画と名高いロード・オブ・ザ・リングに引けを取りません!

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この作品は戦闘にはそのまで特化しておらず、ダナン族の4つの宝具「真実の杖」「溢れ鍋」「知識の火」「癒しの書」を探し求める旅が中心に描かれます。なので、より一層情景に目を奪われる機会がいかされていますね。因みに、数少ない戦闘シーンも、派手なアクションなどではなく機転を利かせて活路を見出すものになっています。しかしそれがなかなかうまいこと考えられていて、そのおかげで、低クオリティCGの魔法合戦みたいな寒い事態を見事回避しています。魔法がほとんど無いことがプラスに 働くことなんてあるんですね。

  もう1つ、ちょっと独特で面白いなと思ったのはメインパーティの中にケルピーがいる事ですね。エヴィが馬が好きということと、上述の理由同様にCGや装飾が不要というのが理由なのかも知れませんが、ケルピーが出てくる…それもメインで活躍する映画ってなかなか無いように感じます。因みにケルピーってのはイギリスに伝わる想像上の、伝承の生き物で人間を水中に引き摺り込んで食べるというなかなかに怖いヤツです。見た目は馬ということなので今作では普通に馬として登場しております。しかしメインパーティといえばメンバーが黒い馬に赤い髪の女性とイケメンの男ってなかなかにこれまたベタなメンバーですね。

今と未来を守るため、過去を変える

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「ジャンプ」(原題 STASIS) 主演 アンナ・ハー

 

  2067年ー最後の世界大戦を機に約70億もの人類が死滅した世界ーそんな世界で生き残った数少ない人類は世界を変えるため"ジャンプ"という手段を取っていました。主人公は新たに"ジャンプ"を試みる反逆軍エージェント・シアトルという女性。シアトルは恋人のエージェント・ランサーも共にジャンプを行います。"ジャンプ"は意識だけを過去に飛ばし、過去に存在する死亡した人物の意識を乗っ取るというもの。シアトルは2017年に存在したエヴァという不良少女の意識を奪います。新たなエヴァとなるシアトル。一方で自らの死に気づかない元々のエヴァは霊体だけの存在となりシアトル…自分に付きまといます。

  しかし、2067年では陰謀団と呼ばれる軍も動き出していました。彼女達が過去に戻るのは陰謀団が力をつける前の時代で陰謀団を叩き、未来を変えるためでした。果たしてシアトルは未来を…彼女の"今"を変えられるのでしょうか。

 

 本国でも割と公開されて間もないのに関わらずNetflixで視聴可能なSF映画最新作。 北斗の拳な未来を変えるために2017年で奮闘する反逆軍を描きます。

  作品自体は重厚なSFというより、ティーン向け、女子向けのラブロマンスメインのSFという感じ。正直、普段からSFを見ている人からすれば満足は出来ないんじゃないでしょうか?というか、僕が満足出来なかったです。普段は映画のグッドポイントメインで感想を書かせていただいているんですが、今回ばかりはちょっと…気になるところが多すぎる!!

  まずそもそも、なぜ転送先が2017年なのか、2017年で反逆軍は何がしたいのか、よーわかりません。しかもラスト全然解決してないですしね、倒した敵もボスどころか幹部ですらない。しかも1人。その1人に2017年の反逆軍壊滅状態ですからね。状況が悪すぎる。しかも状況解決しない。これ続編やるんでしょうか?ある意味で続編が気になります。