新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

スパイディ:ファースト・デイ 感想

スパイディ:ファースト・デイ (ShoPro Books)

 

 

あらすじ

 ピーター・パーカーの高校時代にさかのぼって、彼の若き日々を覗いてみよう!

 山のような宿題、女の子とのつきあい方、トップクラスの個性的なヴィランたちが巻き起こす終わりなき大騒動の数々。

  我らの愛すべきスパイディはドクター・オクトパスの触手と格闘し、歩く砂浜ことサンドマンに飲み込まれる!お馴染みのキャラクターたちも意外な形で登場!

本誌帯より引用

 

概要

  2016年の2月からマーベルが展開していたシリーズ「スパイディ」が邦訳されました!今作は上記の通り"高校時代にさかのぼった"ピーターを描いた作品。そう、"さかのぼって"いるのです。

  ピーター・パーカーというと高校生のイメージが強いのですが、実はコミックスではピーターはもう20代後半の青年、自分の写真をデイリー・ビューグルに売って生活費を稼いでいたのも昔の話。今ではパーカー・インダストリーの代表取締役という立派な肩書きを持っているのです。まぁ、軽い感じは変わってないですけれどね。アニメ版は比較的高校生なピーターが描かれることが多い印象ですよね。アンドリュー・ガーフィールドアメイジングスパイダーマンは大学生でした。トビー・マグワイアのは…最初高校生でしたっけ?学校でフラッシュ・トンプソンと戦っていた覚えがあります。

 

新生!スパイダーマン入門書!

  それはともかく、実は僕この作品が非常に気になっていました。高校生であることに対してもそうなんですけれど、一際目を引いたのがやっぱりタイトルロゴなんですよ!ポップなSPIDEYの文字が踊っているのがなんとも可愛らしいしスパイダーマンっぽい!ずっと読みたかったんですよ!

  そして遂に読めたその感想は予想通り最高でした!まず、過去最高に誰でも読める出来栄えなのが素晴らしい、毎回オリジンが海外ドラマのオープニングのように挿入されているため非常に入り込みやすく。

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                       「Marvel Unlimitedより引用」

  そしてストーリーも高校生ならではの青くささとベッタベタなヴィランとの戦闘が1話に纏まっているコンパクトさで非常に読みやすいです。高校生活とヒーローのバランスを保つためにフラッシュからのいじめを甘んじて受け入れたり

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                       「Marvel Unlimitedより引用」

グウェンをどうやってパーティに誘おうか練習したり

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                          「Marvel Unlimitedより引用」

まさに青春の毎日!敵もグリーン・ゴブリンやリザードサンドマンにヴァルチャーとまさにスパイダーマンを彩っているヴィラン達!あまりにも読みやすかったため、7話以降もアンリミテッドで読もうと思っていますよ!

 

 

 

 

スパイディ:ファースト・デイ (ShoPro Books)

スパイディ:ファースト・デイ (ShoPro Books)

 

 

「インフィニティⅠ」感想

インフィニティ I (MARVEL)

 

 

あらすじ

 世界の崩壊を招く多重宇宙の衝突「インカージョン」。生命の創造。司る超宇宙的存在「ビルダーズ」の到来。桁外れの能力を秘めた新たなる超人「スターブランドとナイトマスク」の誕生。地球を揺るがす危機的状況の連続に翻弄されるアベンジャーズ。だが、彼らは知らなかった。真の危機はこれから訪れるのだという事をー。

アベンジャーズ』『ニューアベンジャーズ』から連なるジョナサン・ヒックマン入魂のクロスオーバー大作、ここにスタート!

コミックス帯より引用

 

概要

  「アベンジャーズ:アベンジャーズ・ワールド」から始まり「ニューアベンジャーズ:エブリシング・ダイ」「アベンジャーズ:ラスト・ホワイト・イベント」と続いてきたシリーズが遂に1つのクロスオーバーイベントに集約した本誌「インフィニティ」。6月末の発売と7月末の発売を勘違いしていて読み始めが遅れましたがとりあえずパート1を読了しました。ということで感想いってみましょー

 

  難しいしあんま刺さんねーなー

 

 これがアベンジャーズ・ワールドやエブリシング・ダイ、ラスト・ホワイト・イベントを読んでいた時の僕の正直な感想でした。AvXを持ってひと段落したシビル・ウォーであったりシークレット・インベーションなどのシリーズと比べれば"内部抗争"が無い分気持ち的に読みやすかったものの、代償として展開されたのは沢山の馴染みのないキャラクターや専門用語の数々により"置いていかれている感"でした。ビルダーズや機械言語、ホワイト・イベントにブラックスワンの語る奇怪な呪文などがその最たる例でしょう。そして一冊が頭に入らないと次の一冊も頭に入らないものです。結果どんどん置いていかれるのです。

 

  そんな状態のまま読み始めたインフィニティ、本誌にはそれまでの3部作のシーンもちらほらと挿入されていました結果、全然なんの話か全くわからない状態になってしまいました。そこで、僕は一度読むのをやめました。

 

  そして本日、再び本誌に挑むことにしました。今度は前回のようには行くまい、僕はそう考え

 

アベンジャーズ:アベンジャーズ・ワールド」…つまり1からぶっ通しで読むことにしました。

 

壮大な物語に心を奪われる

 実は、アメコミはその性質上2回目は1回目より大幅に時間を短縮して読むことができます。というのも、アメコミはそれぞれのキャラクターの歴史が非常に深く、キャラクター数が非常に多いため、キャラクターの背景やエピソードを100%把握しているひとはまずいません。よってアメコミ内で分からない単語やエピソードに触れられた際は自分で調べるものとなっています。しかしまだまだ邦訳されたデータが少ないのがアメコミの現状。そこで、大抵の邦訳本には解説冊子が入っているのです。解説冊子は意外と細かいところまで触れられているため、それらに目を通さないといけない1回目は時間がかかるというわけなのです。

 

  話は戻って1から読み直した僕。やがてインフィニティにたどり着き、読み終わりました。そうして思ったこと、それは…

 

 

なんだこれめちゃくちゃ面白いなぁ!

 

  読んでわかりました、これはそういうものなんです。一本の大長編として捉えて読むものなのです。いや、分かってはいるつもりだったんですけど、理解したというか、感じる感想の違いに衝撃を受けすぎました。てか、他の3冊も連続して読むとめちゃくちゃ面白かったです。その完成度はすごいです。物語が集約し、敵として立ちはだかったエクス・ニヒロやアビス、驚異だったため臭い物に蓋をしている状態だったスターブランドにナイトマスクらが仲間に加わった時の熱さ!分かるというだけで1コマ1コマ、1ページ1ページが面白いのなんの!そしてやがて接近してくるビルダーズに対抗すべく地球を離れるアベンジャーズの面々、その隙を突いてきたのはそう、本誌のタイトル「インフィニティ」からも分かる奴、サノス!そしてその配下のブラック・オーダー!もう面白くないわけがないです!もう次の巻が気になって仕方がないです!最高でした!

 

 

 

 

インフィニティ I (MARVEL)

インフィニティ I (MARVEL)

  • 作者: ジョナサン・ヒックマン,マイク・デオダート,ステファノ・カセッリ,ジム・チャン,秋友克也
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2017/06/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログ (3件) を見る
 

 

その絵は芸術なのか犯罪なのか

Saving Banksy [DVD]

「セービング・バンクシー」(原題 SAVING BANKSY) 監督コリン・デイ

 

 

概要

社会風刺に満ちたグラフィティ・アーティストとして有名なバンクシーの作品を無断で売り、巨額の不当利得を享受するアートディーラーらに迫るドキュメンタリー。

Netflix紹介文より引用

 

 バンクシーとは?

  皆さんはバンクシーなる人物をご存知でしょうか?上記紹介文から、グラフィティ・アーティストで社会風刺をテーマにした作品が特徴的なのはお分かりでしょう、しかし、バンクシーを知るためにはその情報だけじゃあ少ないです。バンクシーとはイギリスのロンドンを中心に活動する服面芸術家。その正体は謎に包まれています。そんな彼のキャンバスは街の壁、壁、壁。そう、僕らが普段街で見かける落書き、ああいったものを手がけているアーティストなのです。

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バンクシーの作品の数々

  

 

バンクシー作品を巡る主張

  今作で描かれるのはそんなバンクシーを巡って繰り広げられる3視点での主張です。彼らの主張とは何かというと…

主張①  他のストリートアーティストの主張"作品は描かれた場所にあるべき。たとえ上から別の絵が描かれても" 

 

  主張②  バンクシーの作品を愛した者と一部のストリートアーティストの主張"バンクシーの作品を保護し、美術館等一般の人の目に触れられる場所に展示すべき。

 

  主張③  アートディーラーの主張"私がバンクシーの作品をPRしてやっているんだからバンクシーは感謝すべき。元々違法の作品なんだから本人の承諾なんて必要ない"

 

というものです。いやー主張③の汚らしさですね。しかしバンクシーの作品が違法だというのもまた事実。それ故に主張②も上手くいかなかったりします。どういうことかというと、"美術館に展示するには本人の作品である証明、署名が必要。しかし証明をする=罪を認めるということなのでバンクシーの証明は得られないのです。

 

まとめ

 それにしても、バンクシーの作品、すごいですね。これが10分やそこらで描かれたというのだからびっくりです。みなさんは街の落書きに嫌悪感を抱きますか?それとも関心しますか?僕はどうにも関心してしまうのでこの作品は非常に楽しめました。日本の街の落書きもなかなかすごいですよね、絵やグラフィティの上手さもさることながらどうやってそこに描いたんだって場所にありますよね。

絶望も、哀しみも背負って

LOGAN/ローガン (字幕版)

 「ローガン」(原題 LOGAN) 主演 ヒュー・ジャックマン 

 

 

あらすじ

  2029年。新しいミュータントが生まれなくなって久しい世界。ある日、かつてウルヴァリンと呼ばれた男とチャールズは"新しいミュータント"である少女ローラと出会う。ウルヴァリンの遺伝子を継いだ少女ローラを守るため、最後の戦いが幕を開ける。

 

概要

  遂に公開されました、ヒュー・ジャックマンウルヴァリンを演じる最後の作品「ローガン」。依然紹介したコミックス「オールドマン・ローガン」の世界観を基に作られた作品です。登場するメインメンバーはローガン、90代の老人となった…しかしながら若かりし頃より髪があるチャールズ・エグゼビア。コミックスに比べてはるかに小さく…幼く…ちびっこになったX-23ことローラ・キニーです。世界観の影響もあるのか、一般的なヒーロー映画と比べ遥かにシビアな世界を描いています。

 

そこにあるのは、決してヒーローの姿ではない

  ヒーロー映画であってヒーロー映画とは大違いな今作。描写されるのはこちらの気が休まらない程に現実的な"逃亡者たち"の姿です。"シビアな現実"…この映画の魅力はその部分にあります。

 

死にゆく肉体。限界の中に生きる

 ヒーロー映画におけるヒーローとはその名の通り”ヒーロー”です。ピンチに駆け付け、悪を討つ。そこに至るまでに悩みや苦しみを抱えたりするけれどそれでも自分を犠牲にして、人々の平和を守るんです。その方程式があったからこそ、それとは外れた”シビル・ウォー”が衝撃作だったんですよね。

 今作のヒーローたるローガンもまた、それとは”外れた”存在です。自己犠牲って点では同じかもしれません、ヒーリングファクターを失い、自身も死に向かって歩んでいるなか、それでも恩師たるエグゼビアを守ろうとしているのですから。しかしその他は本当に外れた存在。人々の希望ではないのです。まぁ、ウルヴァリンらしいっちゃあらしいのですけどね。

 

敵もまた、強力

 今作は敵であるトランジェン研究所のメンバーはかなり高い精度でローガン達を追い詰めます。その精度の高さを分かりやすくいうと…「この映画には笑える部分はほとんどないし、安息も僅かしかない」といったレベルです。それほどまでに容赦がないです。容赦のなさはそれだけじゃあありません。作中、ローラが小さい女の子だからって容赦されることはありません、平然と出血します(ヒーリング・ファクター持ちですが)。作中、登場人物の命はあっけなく散ります。フィクションならではのしぶとさや奇跡なんてのは皆無です。しかしそんな世界だからこそ、生にしがみつくミュータントの姿は美しく、また、自分の犯した殺人の罪(それがたとえ正義であっても)の重さや絶望の苦しさがビシビシと伝わってくるのです。

 

まとめ

  クズリは最後に何を残すのか、是非、劇場に足を運んでみてください。

 

 

 

スーペリア・スパイダーマン:トラブル・マインド 感想

スーペリア・スパイダーマン:トラブル・マインド (MARVEL)

 

 

概要

  発売したばかりの「スーペリア・スパイダーマン」の邦訳コミックス第2弾です。前作でピーターの肉体を奪ったDr.オクトパス。しかし彼の初めの思惑とは裏腹に、ドックオクはスパイダーマンの意思を継ぎ、より優れた…スーペリアなスパイダーマンを目指すことになります。今作で描かれるのはそんなスーペリアスパイダーマンの活動と、思念となったピーターがドックオクから肉体を取り戻そうと奮闘する姿です。

 

 スーペリア・スパイダーマンヴィランなのか?

 今作ではヴィランとヒーローの関係ではなく、2つのヒーローとしてのあり方が描かれます。スーペリアスパイダーマンは正義を執行するため、より効率的に、より非情になることが出来るヒーローです。ヴィランの活動を阻む為なら相手に重傷を与えることも良しとするスーペリアスパイダーマンのあり方は、ピーターをスパイダーマンを知る人からは渋い顔をされます。メリージェーンやアベンジャーズなどからですね。一方でニューヨーク市長となったJJJや警察からは高い評価を受けています。JJJがスパイダーマンを評価している図ってなかなかになかなかですね。そしてスーペリアスパイダーマンだから出来た非情な決断が悪を拒んでいるのもまた事実なのです。

 

ピーター・パーカーを知る

  では、ピーターの生きてきたスパイダーマンはどうでしょうか?"親愛なる隣人"として愛されようと生きてきたスパイダーマン。人々やヒーロー仲間から信頼を得られるのはスパイダーマンでしょう。それに、上手くいっていたかは別として人々の希望の象徴になる存在は間違いなくスパイダーマンです。しかし悪を罰しきれない甘さが新たな悲劇の連鎖を生んでいたこともまた事実なのです。

  ピーターの作り上げてきた信頼や絆が描かれている部分で、今作の最大の見どころ、精神世界でのドックオクvsピーターというものがあります。ピーターの残留思念に気づいたドックオクは、ピーターとしての記憶ごとピーターの思念を消し去ろうと試みます。しかし抵抗するピーター。そこでドックオクは自らも精神世界に入り、直接ピーターを打ち破ろうとするのです。しかし精神世界にも関わらず、ピーターの周りには人が集まります。

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                      「Marvel Unlimitedより引用」

  ベン叔父さん、メイおばさん、グウェン、ステーシー警部、MJ、フラッシュ、ハリー…中にはヒーローやヴィランになった人もいますが、ピーターの周りに集まったのはピーターが愛したスーパーヒーローではない人々です。あんなにピーターを嫌っていたJJJすらいます。皆が必死にドックオクにくらいつきます。これ、何気に凄いことだと思うんです。他のヒーローじゃあ、こんなにスーパーヒーローではない人々の助けを得られないと思います。ミュータント仲間だったり、スーパーヒーロー仲間は来るかも知れないですけど。他のヒーローと人々の関係は守る人と守られる人なんですよね。でもピーターは、スパイダーマンは読者にもマーベルユニバースの市民にも自分の弱いところをさらけ出して、情けない姿を見せて、それでも人々を守り、人々とともに在ろうとするんですよ。だからスパイダーマンは愛されるんです。そんなスパイダーマンの良いところがギュギュッと詰まった1ページだと思うわけです。

 

  果たしてピーターは復活出来るのかドックオクとの戦いの行方はいかに!是非、手にとってみてください。

 

スーペリア・スパイダーマン:トラブル・マインド (MARVEL)

スーペリア・スパイダーマン:トラブル・マインド (MARVEL)

 

 

 

ウルヴァリン:オールドマン・ローガン 感想

ウルヴァリン:オールドマン・ローガン (MARVEL)

 

 

概要

  ヒュー・ジャックマンウルヴァリンを演じる最後の作品と言われている映画「ローガン」の公開が迫って来ており、恐らくそれに合わせて「ローガン」の原案である「ウルヴァリン:オールドマン・ローガン」の日本語訳版が発売されました。

 

荒廃した世界で何を見るか

  物語は別アースであるアース807128が舞台。遠い未来、荒廃したアメリカではヒーローが死に絶え、ヴィランが世界を統治しています。そんな世界で妻と二人の子どもと共に農夫を営む男、彼こそかつてウルヴァリンを名乗っていた男、そしてウルヴァリンの名を捨てた男、ローガンです。ヒーリング・ファクターも衰え、老いた見た目になったローガンは爪を封印し、家賃の取り立てに来たハルク・ギャングにも無抵抗で殴られるような男になっていました。ある日、そんなローガンの元に旧友で全盲となったホークアイが訪れます。

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                         「Marvel Unlimitedより引用」

「ある物を運ぶためにナビをしてほしい」そう依頼して来たホークアイ。怪しすぎる依頼ではありましたが、家賃の滞納をしていたローガンは高い報酬のため、彼に着いて行くことにします。道中明かされて行くヒーローが死亡した事件の真相、戦いを辞めたローガンの過去、そして衝撃のラストとは…

 

 遥か未来のハードな世界!

  映画の原案とはいえ、あくまで世界観のみが一緒というだけのようで、年老いたエグゼビアもちっさいX-23もおっきいX-23も登場しない本作。それどころか同行者はホークアイですしラスボスも◯◯◯と間違いなく映画とは全然ストーリーが違うんだろうなと痛感できるものとなっています。しかしそれでも面白いのが凄いところ!まず、見た目などは以前から知っていましたが、それでもカッコいい老ローガン!理想の年の取り方をしています。ホークアイの年の取り方も中々良いです。全盲でも百発百中ってのが良いですね。そしてそんな彼の過去というのがまたえっぐいです。こんなんトラウマなりますよ、こんなん爪封印しますよ、短い語りでありながら明かされるその過去は読者に強烈なショックを与えます。

  そして想像を掻き立てられる痕跡がまた凄い。巨大化したであろうロキの遺骨だったり、同じく巨大なピム博士の遺骨、ラシュモア山に新たに追加されたレッドスカルの顔やソーが死んでから誰も持ち上げられず放置されたムジョルニアなど、その当時の戦いを是非見てみたくようなものばかりなのです!

 

  ウルヴァリンの…いえ、ローガンの渋さやカッコ良さがたっぷりの一冊です!

 

 

ウルヴァリン:オールドマン・ローガン (MARVEL)

ウルヴァリン:オールドマン・ローガン (MARVEL)

 

 

 

 

これは、仲間が家族になる物語

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス (字幕版)

ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー:リミックス」(原題 Guardians of the galaxy vol.2) 主演 クリス・プラット

 

 軽いネタバレ?

 

 

あらすじ

  ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーの前にピーターの父親エゴが現れる。迫り来るソブリン人やラヴェジャーとの死闘を繰り広げる中、本当の家族の物語がここにある。

 

概要

  MCU作品最新作、「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」の続編となる今作が5月12日よりついに公開されました。vol.2では前作からのメンバーのスター・ロード、ドラックス、ガモーラ、ロケット、グルートに加え、前作ガーディアンズの前に立ちはだかったネビュラにヨンドゥ、そして完全新規のキャラクターマンティスも参加。ボリューム満点かつ前作の楽しいノリも100%引き継いだ極上エンターテイメントとなっています。

 

 

ヨンドゥさん、あんた最高だよ!

 

  間違いなく今作のMVPはヨンドゥです。その漢気、興奮間違いなしの戦闘シーン…ヨンドゥ株爆上がりです!本当にかっこいい!今回、ヨンドゥがかっこいいのは、前回の半ヴィラン的ポジションから大きく変わり、親父になったこと。おっさんって意味じゃないです、おっさんだけど。不器用な父親という意味で、最高の親父になったのです。

【ムービー・マスターピース】 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』1/6スケールフィギュア ヨンドゥ

 

もちろん、他のキャラクター達が活躍していないわけではありません、それどころか全員に見せ場がありますよ!変わらずアニマル浜口なドラックス、今作ではジェットパックを背に宙を自在に飛び回り大活躍なロケット、ガモーラとネビュラは姉妹として互いに思いをぶつけ合い、クイル(スター・ロード)はついにその出自が判明します。そしてグルートはパワー&おとぼけ要因だった前作とは打って変わってバカワイイ系マスコットベビーグルートとして癒しと笑いを与えてくれます!

メタコレ マーベル グルート 約78mm ダイキャスト製 塗装済み 可動フィギュア

 

ベビーグルートと言えば、今作もタイトルシーンのこだわりがとても素敵です。前作はクイルのダンスがタイトルシーンを彩りましたが、今作ではベビーグルートがそれを担当しています。前作からそうなんですけど、このタイトルシーン、すごい好きです。

 

数々の小ネタ

  そしてそして、今作は小ネタも充実しまくりです!スタン・リーはもちろん、前作にも登場したハワード

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                        「Marvel Unlimitedより引用」

ウオッチャー

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                        「Marvel Unlimitedより引用」

コスモなど

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                        「Marvel Unlimitedより引用」

これでもかと言うほどゲストキャラクターが揃い踏みです!

 

まとめ

今回、偶然にもIMAX3Dで観たのですが、それも大正解でした。大迫力に次ぐ大迫力!物語だけでも心をグワっと掴まれるのに、映像でも心を掴まれる正にエンターテインメントの塊でした!