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新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

総統、出現

映画レビュー 風刺映画

やっと…やっと!リアルタイムな映画レビューが出来る!

「帰ってきたヒトラー」見てきました!

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「帰ってきたヒトラー」(原題 Er ist wieder da)は、2012年に発売された風刺小説の映画化、オリヴァー・マスッチがヒトラー役として主演を務めました。

 

娯楽映画と思うなかれ

CMを見たことがある方はこの映画がコメディ映画だと思ってるんじゃないでしょうか、特に一番流れてる(気がする)15秒バージョンしか見たことがないとそう感じやすい気がします。

  

30秒以上のトレーラーはそうでも無いですけどね。

 

娯楽映画と思うなかれと言いましたが予告のテンションの通りコメディパートもあります、初めは現代に馴染めなさすぎるヒトラーおじさんですしね笑

ヒトラーおじさん、観光客とツーショット撮られまくったりそこらへんの奥様に防犯スプレーかけられたりしちゃいます、まぁそらそうだ笑

しかし売れるネタを探すテレビ局の男、ザヴァツキと出会ってからがこの映画の本番、この頃にはヒトラーは新聞を通してドイツの現状を把握し始めており、2人はドイツ中を巡ってドイツ国民の声を集めます。

そしてヒトラーのそっくりさん(と思われてるヒトラー)はどんどん有名になりテレビにも引っ張りだこになっていきます。

 

この映画、見どころはヒトラーがドイツに抱いた純粋な感想だと僕は思います。

現代というものを全く知らず、なおかつドイツの未来を見据えてた男だからこそ、彼は現代ドイツを許す事が出来ず、物申します。政党や難民問題、本編でも言われていましたがヒトラーのテレビでの演説は現代とのギャップがあり笑えます。でも笑えないのです、だって図星だから。ヒトラーはドイツの問題をオブラートに包まずドイツ国民に突きつけるのです。

そして僕が驚いたのはガンガン踏み抜く地雷!人種ネタ、しっかりやります。ヒトラーのユダヤ人への考え方もしっかり描きます。ユダヤ人の怒りの声も映します。もちろんヒトラーへ否定的な人もいます。でもそこがまた、この映画があらゆることから目を逸らしてないんだな、と思わせてくれます。

さて、帰ってきたヒトラー、こんな感じの感想を書いてきましたが映画としての面白さ、物語としての面白さももちろんあります。映画でしか表せないなぁ、と感じたのは映像の雰囲気でしょうか、ドキュメンタリー風であったりメイキング映像っぽかったりと印象がくるくる変わって面白いです。物語としても素晴らしい出来で、予想外のラストに少しヒヤッとさせられました!

 

いやしかし、上映館少ないし上映時間も遅い映画でしたが観れてよかったです。たしかに全国数多くの映画館で上映するには人を選ぶ映画だな、とは思いましたが、別に頭良くて政治に詳しくないと楽しめない訳ではないと思います。事実僕も頭良くて政治に詳しい訳ではないです。むしろこの映画をきっかけにヒトラーやドイツの政党の事をちょっと調べてみようかな?って気になることが出来ました。そう思ったのも、著者、そして映画製作陣の国への熱い思いがあるからなのでしょうか!

 

 

あ、そういえば見てて思ったんですけどヒトラーへの挨拶の手を伸ばすポーズ、学校であれをドイツの街中でやると危ないって言われた記憶があるんですけど映画では若者が割としてて「そんなもんなのかなー」とか思いました。

実際はどうなんでしょう