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新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

キビシイ頑固親父、チームのために!

映画レビュー 青春映画

「コーチ・カーター」という映画を観ました。

1・2・3リッチモンドッ!

 

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 「コーチ・カーター」(原題 Coach Carter)

主演はサミュエル・L・ジャクソン。実話を基にした映画です。

 

主人公の名前はケン・カーター、物語は彼が母校リッチモンド高校のバスケチームのコーチを任されるところから始まります。

リッチモンド高校は卒業できる生徒が50%、大学に行けるのは6%という問題アリな高校、その上バスケチームも弱小チームです。そこにコーチとして現れたカーターは生徒を勝利に導く代わりに生徒たちとある契約を結びます。

契約の内容は

・授業は必ず出席し、一番前の席につくこと

・2.3(C+くらい)の成績をとる事

・試合前には必ず正装すること

というもの。

血気盛んなチームメンバーはもちろん反抗、その場で去るものもいます。ですが多くは残ったのでそのメンバーで練習開始、カーターの練習は超スパルタ、少しでも反抗しようものなら何百回もダッシュに腕立ての罰が待ってます。ですがカーターに従ううちにリッチモンド高校は勝利を重ねていき、生徒たちはどんどん自信をつけていきます。

しかしある日事件が、実は生徒たちは授業には全然出ておらず成績も最悪だったのです。怒ったカーターは練習も試合も中止します。するとリッチモンド高校に期待してた街の人々や父兄が怒り抗議し始め街ぐるみの問題になっていきます。はたしてカーターはどう切り抜けるのか…

 

サミュエル・L・ジャクソン!フューリー!メイス・ウィンドウ!

こんなノリで見始めましたが面白かったです。

 

ありがちな青春モノかなぁーと思ってましたが思ったほどの超王道展開ではなく楽しめました。

 

ここが違うぞコーチ・カーター!

まず何よりカーター超頑固

いやー本当頑固なんですよ。カーター先生。とにかくルールは絶対。意見は曲げない。相手が親や校長先生でも御構い無しにズバズバ言う。

 

そして次に生徒の心の動き

なかなか読めないです、彼らの心情。先生と生徒の青春モノのイメージって僕の中では先生が生徒のために本気で頑張る→生徒が改心して先生を慕うっていう流れなんですよね。でもコーチ・カーターはそんな感じじゃないです。気づいたら慕ってるような感じがしたと思ったら契約破ってたり、反抗したと思ったら頼ってきたり。

でも思うんですよね、それが普通だよなぁって。先生と生徒の絆が深まったからといってそこから完全いい子ちゃんになる生徒なんてリアルじゃないですよね。「こんくらい大丈夫だべー」って生徒が思っても先生からしたら許せないってこともありますし。

 

そして最後に先生の在り方。

これはごめんなさい、最後は完全僕のイメージとの差です。

コーチ・カーターはあらすじに書いた通り、後半で親や街vsカーターの構図になるんですけど、親が街が生徒のことを見えてない分からず屋の大人じゃないんですよね。

大人は言います、「彼らが唯一、一生に一度輝ける機会を失わせるな」と、「バスケの才能があるんだからバスケをさせろ」と。理解の無い大人が理不尽を押し付けるんじゃなくて生徒のことを考えて生徒の側に寄り添った意見を述べるんです。

しかしカーターは生徒の将来を考えているのです。作中でカーターは「アフリカ系アメリカ人の33%が刑務所に行っている」と言い、その流れを断ち切りたいと言います。カーターはいわゆる第2の武器を持たせようとしてるんですよね。バスケで輝けなくても輝くための道を作ろうとして、大人達と闘うんです。やり方下手ですけど。

 

最後に、映画の最後のシーンでみんなが幸せそうにしてるとこっちも顔がほころんじゃうんですよね。どういう基準でほころんじゃうか自分でも分からないんですけどそういう終わり方してると凄く気分がいいんです。コーチ・カーターも最後はそうなれたので「なんか…いいなぁ」って思いながら終われました。