新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

戦慄!孤独で静寂な死闘!

物語前半からいい意味で裏切られる!

 

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Netflixて視聴。「サイレンス」(原題 HUSH) 主演 ケイト・シーゲル

 

   人里離れた場所で小説を書きながら生活する耳の聞こえない女性「マディー」の元に突然現れた謎のマスクの殺人鬼との死闘を描いたサスペンスホラー。僕たち視聴者には「耳の聞こえない状態」と「普通に映画を見ている状態」の2つのサイド情報が与えられるため、非常に見ごたえがあります。

  この映画、「耳の聞こえない」という状況が他のサスペンス映画と一線を画した面白さを生み出しています。例えば「先に襲われた友人がマディーの家の窓を全力で叩くが気づけない」「殺人鬼の目を逸らしても足音などから帰ってくるタイミングが分からない」など普通気づけることが気づけないのです。そのことで他のサスペンス映画では起き得ないハラハラ感が味わえます。「あ〜なんで気づかないの!」というもどかしさも聞こえないという特性から生み出されてゆくものなので、もどかしさを感じているうちにどんどん感情移入してしまいます!

 

  そして衝撃なのが「殺人鬼」、なんとあのマスク(画像参照)を結構早々に外すんです笑

びっくりしましたよ!殺人鬼正体こそがこの映画の大きなテーマだと思っていましたからね!殺人鬼にはマスクの見た目的にも悪質なストーカーだったり粘着質で陰湿なイメージを持っていましたので、あっさり正体がバレる上、その後はホラーよりもサスペンス色の強い生きるか死ぬかの戦いになったのでかなり驚かされました。でもご安心を、正体を明かしたからといっても映画は俄然面白いままですから!

 

  そして凄いのがマディー役のケイト・シーゲルの演技力!ほとんど喋ることのない彼女ですがその表情や動きから彼女の恐怖心や決意がしっかり伝わってきます。物語の大半がマディーと殺人鬼だけの登場の今作、さらに殺人鬼の行動はマディーを通してしか見られないので、僕たちが一番目にするのはマディーです。そのためマディーの表情や動きは非常に重要…というか目に付きます。なのでケイト・シーゲルの演技力がこの映画のホラーやサスペンスとしての質の高さに大きく影響します。しかし前述の通りマディーの感情はしっかり伝わってくる、いえ、それ以上に僕たちを映画の世界に引き込むほどの演技を見せてくれるので、ハラハラドキドキ感が尋常じゃないんです!

 

実は今年公開のこの映画、1時間30分程度の短さではありますがその見ごたえは折り紙付きです!これ、ほんとオススメです!