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新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

最後まで味方でいてくれるのは家族

小さくて大きな冒険映画

 

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Netflixで視聴。「天才スピヴェット」(原題 L'extravagant voyage du jeune et prodigieux T.S. Spivet) 主演 カイル・キャトレット

 

  アメリカのど田舎に住み、天才的な頭脳を持ちながらも周りに全く理解されないスピヴェット少年が、弟の死をきっかけに1人家出をしてスミソニアン協会を目指す映画。アメリカを舞台としてますが、フランス・カナダの映画だったりします。

    映画後半と前半では印象にかなり大きな差があるこの映画。後半の見どころを紹介する前に是非、前半で注目してほしいのがアメリカの美しい景色。モンタナからワシントンD.C.までの列車の旅はアメリカの雄大な光景や都会の景色。スピヴェット君の独特な視点も相まって凄く見ごたえがあります。またモンタナでの物語もウェスタンなBGMと雰囲気が最高で、ディズニーランドのウェスタンランドエリアに行きたくなったりします。そして個人的に好きなのがスピヴェット君の周りに時々出てきたりするエフェクト、これも後半は減っていくのですが、スピヴェット君が思っていることや感じたことなどが画面に出てきたりするのがおかしかったり可愛らしかったりでなかなか素敵なのです。なのでその点も是非、注目してほしいです。

  そして映画後半はびっくりするくらい毛色が変わります!

 

  映画後半のテーマは「家族愛」

  スミソニアン協会の人々はスピヴェット君の類稀なる才能を理解出来る人々です。そのためモンタナの家族や学校の先生のように彼を変人を見るような目で見ません。それにスピヴェット君がスピーチで話した弟の死についての彼の心境はスミソニアンの、いえ、アメリカの大人たちの目には美談でウケの良い話として捉えられ、彼は時の人となります。

  ではスピヴェット君の話を馬鹿にせず、真剣に取り合ってくれる大人たちとスピヴェット君の親。どちらがスピヴェット君を愛しているのでしょうか?そもそも、家族愛とはなんなのでしょうか?そういったことがこの映画後半のテーマとなっています。

  スゴいのはスピヴェット君の目に映る科学者やマスコミの大人たちが本当に不気味でイヤな感じに表現されていること。特になにかエフェクトをかけている感じはしないのですが、大人たちの「スピヴェットの頭」への興味、「スピヴェット君の持つ売れるポテンシャル」への興味が透けて見えるのです。大人たちの役を果たした人々の演技力なのかはたまた大人たちの写し方なのかは定かではありませんが、見事なまでに「イヤな感じ」を描いています。

  そしてここにきて判明する弟レイトンの死に対する家族の姿。あからさまに暗くならずそれでいてセツないという見事な表現で家族の死や愛について描かれてます。個人的には愛犬タピオカと姉のグレーシーの山の話が凄く好きです。

  そしてどのようなエンディングが待っているのか。エンディングの幸せな感じがまた素敵で良いなぁってなります。

 

大切な人と是非見てほしい「家族を理解する」ことと「家族を愛すること」。そしてアメリカの魅力がたっぷり詰まった「天才スピヴェット」

 

オススメです!