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新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

大切なことは目に見えないのだ

 実家に帰っており更新ができませんでした!

そのかわりカテゴリーを整理したので見つけやすくなっているかと思います!!

 

さて、本日の一本ですが、かなりよかったです

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「リトルプリンス 星の王子さまと私」(原題 Le Petit Prince) 主演 マッケンジー・フォイ(声での出演)

 

 星の王子さまのその後を描いた今作、星の王子さま本編をストップモーションのアニメーション、通常のストーリーをCGアニメーションで描いております。

 

  この映画、アニメーション映画ではありますがとりあえず大人に見て欲しい一本となっています。この映画は大切なものを見失った人の心に深く突き刺さる一本なのです。さらに素晴らしいことに、星の王子さまのその後を描いてはいるものの、星の王子さまを読んだことがなくても分からないなんてことはないので安心して見ることができます!僕も昔一度読んだものの、ほとんど覚えておりませんでしたが、全く問題なく観ることができました!

 

  この映画は9歳の女の子「私」が大人の考える「幸せ」を掴むため母親が決めた通りの生活を送っていたところ、隣に住む自由な老人との交流をすることで大切なことを見つける物語となっています。

 

  さて、突然ですがあなたにとって大人になるとはどういう意味を持っていますか?大人になってどのような人生を送っていますか?他人からの評価を得ることに縛られている人生。仕事に縛られている人生。子どもの頃持っていた自然を楽しみ、人生を楽しむ余裕を忘れていませんでしょうか?夢見ることを覚えているでしょうか?

この物語の中の「私」は始め、まさにそんなつまらない大人と同じような考え方を送っています。母親の敷いたレールに乗って生きることに疑問を持たず、正しいことだけを信じ、ひたすらに現実的です。隣の老人の送ってきた「星の王子さま」と「ぼく」のサハラ砂漠での出会いのシーンは「子どもが1人でサハラ砂漠にいるなんて現実的じゃない、生きていけるわけがない!」と一蹴します。

 このセリフ、子どもが言うと凄い威力があります。大人が同じセリフを言っても「夢がないなぁ」とか、「これはファンタジーだから…」といった反応で済みますが、子どもが「現実的じゃない」って言葉を言うのはとても悲しいことです。物語を信じることが出来ない子どもの姿なんて見ていられないです。それだけじゃありません。「現実的」って言葉は人の可能性を縛ります。出来ることができなくなります。本来は大人も言うべきではない言葉です。「現実的に考える」というのは物事をやる前から諦めるための理由になる便利な言葉になってしまっています。

  しかしこの映画では「私」の人生は「老人」と出会うことにより一変し、「現実的」から抜け出します。人を愛し、日々を愛します。当然、「私」はいままでの生活よりこの生活の方が好きになります。

 

  この映画の凄いところはもう思いっきり今の大人の姿が悪だと断定して描いているところです。大人の生きる世界はモノトーンで、角ばって映ります。大人達も猫背で、暗く、笑顔など一切ありません。物語終盤の巨悪的存在も大人の世界に生きる者です。しかし一方で「老人」の家の庭は明るく、色彩豊かで、鮮やかです。「老人」は毎日を楽しそうに、笑顔で生きています。もう、見るからにこちらの方が幸せなのです。

 

  自分の人生を見直すために、つまらない大人にならないために、人生を、毎日を豊かにするこの一本、是非見てみてください!

 

あ、あと作中でてくるMR.フォックスという狐のぬいぐるみがやたら可愛いです。ちょっと本気で売ってたら買いたくなるレベルで可愛いです。見れば見るほど可愛いです(しつこい)

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