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新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

超危険家族、大暴走!

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「マラヴィータ」(原題 MALAVITA) 主演 ロバート・デ・ニーロ

 

  やることなすこと常識外のぶっとびギャングコメディである本作。証人保護プログラムによりFBIから監視、保護されている元マフィアの大物フレッド、フレッドの妻マギー、2人の子どもベルとウォレンが転々と動きながら暮らす中で住み始めたフランス、ノルマンディーを舞台に引き起こすドタバタを描いています。

 

  とにかくぶっ飛んでる!だから楽しい!

  そもそも上記の4人の名前すら証人保護プログラムにより発行された偽名だったりするこの一家。初めは息子ウォレンの汚い言葉遣いに母マギーが嗜めるといったいかにも平和的な一幕が繰り広げられていますがそんなのは一瞬、ノルマンディーでの生活が始まった途端それぞれがそれぞれのやり方で暴れ始めます。というか初めに至ってはフレッドが一番おとなしいです笑

  まずマギー、スーパーに買い物に行きます。ピーナッツバターを買いたかったのですがノルマンディーにはそんなもの無いそうです。店員は突っぱねるだけでなく、地元の客と「ピーナッツバターを買いたいなんて…これだからアメリカ人は…」とヒソヒソ。ピーナッツバター美味しいですけどね、フランス人分かんないです。あえて英語喋らないとか言われる国民性ですし自国のものに対するコダワリが強いんでしょうか。まぁそれはそうと陰口を目の前で言われて黙っているマギーではありません。マギー、スーパーごと爆破します。どう考えてもやりすぎです。しかも転居の度にやってるらしいです。もはや爆弾魔ですよマギー。

  一方ベル、初日から学校のチャラいやつらにナンパされます。適当にあしらっていたものの道に迷ってしまい、彼らに家まで送ってもらうことに。しかし正直に家まで届けてあげるようなヤツらじゃありません。チャラ男どもはベルを乗せてレジャーへ、怒ったベル、テニスラケットでチャラ男をボッコボコにします。テニスラケットが折れるくらいまで。正直なんで問題にならないか分からないです。

  ウォレンはウォレンで学校のジョック的なヤツらに目をつけられます。しかも生意気言ったせいでリンチされます。あれ?ウォレンは弱い…?安心してください、そんなことありません。ウォレンは裏で動き回って学校のボス的なポジションまで登りつめます

 

  繋がらなくても、繋がっている。

  物語後半、めちゃくちゃアホな方法でフレッド達の居場所がバレ、マフィアがノルマンディーにやってくるのですが(アホな方法は是非ご自分の目で見てください、ありえねーって感じですよ!)そこで僕が感じたのは家族の繋がり。

  その時、それぞれがそれぞれ思い悩み、それぞれの事情を誰も知らないまま家族は離れ離れになりそうになっているのですが(フレッドだけは上機嫌でしたけど)。マフィアを前に4人はそれぞれ動きだします、電話は運悪く繋がりません。ですがそんな時でも4人はなにも言わず家に戻ります。死にたいほど悩んでいても、街を出ようと考えていても、家族のピンチには全力を尽くす。この家族の場合ピンチが桁外れですが、その姿は僕たちが見習うべき…いえ、そんな教訓めいたことではなく、いいなぁという羨望が生まれるような姿でした。

 

  陰口や格差といったモヤっとする日常をぶっ飛ばしてくれる痛快コメディ。面白かったです。