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新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

秋色に彩られた景色とともに

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「オータム・イン・ニューヨーク」( 原題 Autumn in New York) 主演 リチャード・ギア

 

  秋のニューヨークを舞台に繰り広げられるラブロマンス。48歳のプレイボーイウィルと22歳のうら若き女性でありながら難病に苦しむシャーロットとの悲恋を描きます。

  シャーロットが難病に直面していながらも、その姿を一切見せないのが凄くいいなぁ…と感じた今作。難病を前面に押し出さないことで、あくまでメインは「恋愛」であることが伝わるだけでなく、明るい彼女も家では涙し、苦しんでいるのではないだろうかと想像が膨らみます。

 

  この映画、難病、年の差、プレイボーイが本当の恋愛を知るといったいかにも「感動」させようとしているのが見え見え、でもそういういかにもでばっちり王道の方が泣けるものです。では今作はどうだったのか?

 

正直、あの設定はいらなかったんじゃないかなぁ…

 

 これが僕の感想。では「あの設定」とはなんなのか?それは……シャーロットの母親もまた、ウィルと恋をし、そしてウィルに裏切られているということ。 しかもウィルは当時シャーロットの友人と関係を持った挙句妊娠させたらしいです。そんなやつとシャーロットが付き合い始めたってのにシャーロットの祖母でウィルの友人のドリーは特になにも言わず。うーん、違和感。

  そしてもうひとつ、途中ウィルが一夜だけ他の女性と関係を持ってしまうというシーンがあるのですが、これも無くて良かったんじゃ…と思ってしまいました。その数日後、ウィルが謝りに行って2人は無事再び付き合い始めるものの、「一夜関係を持ったくらいなんだ」とウィルが言い張った後なので、謝罪のシーンがいかにもダメ男とダメンズ好きの女性みたいな構図になってます。それに、約半分の上映時間をかけて視聴者に「あ、ウィルは本当の愛を見つけたんだ」という印象を与えたのに、このシーンだけで全てが台無しになり、後半はウィルがどこまで本気なのか分からなくなってしまいました。

  終盤には、シャーロットのために自分の時間を費やしてまで、彼女の難病を解決できる人を探し回っているので、流石にウィルの本気さは伝わるのですが、先ほど申し上げだ浮気やシャーロットの母親との関係性が無くてもこれらのシーンは充分に成り立つので、むしろ無い方が避けられない悲劇に対して全力を尽くす哀しさか伝わったのではないかと思います。

  

  ニューヨークのセントラルパークの秋の景色の美しさに目を奪われること請け合いの今作。秋の恋らしく、落ち着いた雰囲気なのも素敵でした。

  ちょっと窓を開けて、コーヒーでも飲みながら、そして友人や家族とゆったり話しながら流してみるのもいいかもしれません!