新米の一歩目

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ヤング・アベンジャーズ:スタイル>サブスタンス

ヤング・アベンジャーズ:スタイル>サブスタンス (MARVEL)

 

 

あらすじ

 仲間を喪った悲しみに、活動休止を決意した若きヒーローチーム、ヤング・アベンジャーズ

 己の価値を実証すべく、独り、次元を旅する若きスーパーヒロイン、ミス・アメリカ。

 故郷を遠く離れた異郷の地で、進むべき道に迷うマーベルボーイ。

 悪名高い邪神の生まれ変わりという身の上に常に悩まされ続けてきたキッド・ロキ、

 悪戯な運命の女神が彼らを巡り合わせた時、新たな英雄譚が幕を開ける。

 十代の若きヒーロー達を、極めて現代的な視点でビビッドに描き出す新感覚のヒーローストーリー、ここに登場!

 

本書より引用

 

概要

  2006年に休刊になって以来、ちょくちょくのスポット登場しかなかったヤング・アベンジャーズが2012年から始まったマーベル・ナウ!をきっかけに復活したのが今作の「ヤング・アベンジャーズ:スタイル>サブスタンス」。前回紹介した「ヒーローズ・フォー・ハイヤー:シビル・ウォー」

 

ほどではありませんが、日本ではあまり知名度が無いヤング・アベンジャーズの面々とシージでの死亡から復活したキッド・ロキの活躍が描かれています。

  元々オリジナルのアベンジャーズに寄せた見た目や能力を持って登場したヤング・アベンジャーズですか、今作ではメンバーも少し変更し、スカーレット・ウィッチとヴィジョンの子どもの魂が転生した「ウィッカン」、スクラルとクリーのキャプテン・マーベルとの間の子どもである「ハルクリング」、ホークアイ(クリント)に憧れる少女、今では2代目「ホークアイ(ケイト・ビショップ)」、並行世界のクリー人のヒーローでゴキブリの遺伝子を持つ「マーベル・ボーイ(ノォ=ヴァア)、異次元世界の出身で怪力と飛行能力で戦う「ミス・アメリカ」というメンバーになりました。

 

コミックは時代を映す鏡

  ナチスと戦うキャプテン・アメリカや9.11テロ発生にDr.ドゥームが涙したように、常に時代を写してきたアメリカン・コミックス。マーベル・コミックスは特に移りゆく時代に柔軟に対応しており、黒人ヒーローの登場やヒスパニック系アメリカ人マイルズ・モラレスのアルティメット・スパイダーマンとしての活躍など固定観念にとらわれない成長を果たして来ました。

  そしてその柔軟性は今作のヤング・アベンジャーズでも存分に発揮されております。それは何かと言うと同性愛。ウィッカンとハルクリングは両想いで付き合っている仲として描かれているのです。

  そんはヤング・アベンジャーズが戦う相手が親というのがまた素晴らしいです。親といってもウィッカンが呼び寄せてしまった宇宙の寄生生物らしいのですが、それでも若造達の戦う相手が親というのは青臭さが出ていてとても素敵でした。

 

若いが爆発

  しかしそれよりなにより僕が本誌で気に入ったのはヴァリアントカバー!表紙も楽しそうですが、その他にも

プリクラ撮ったり

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                        「Marvel Unlimitedより引用」

ちょっとカートゥーン風だったり

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                       「Marvel Unlimitedより引用」

僕が大好きなスコッティ・ヤングの絵もあったり

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                         「Marvel Unlimitedより引用」

 

と見ていてすごくいい印象を受けるヴァリアントでした!ヤング・アベンジャーズ、ストーリーご面白いのはもちろんですが、ヴァリアントも良くて2500円程度なので、まだ買っていない方、オススメですっ!

 

 

ヤング・アベンジャーズ:スタイル>サブスタンス (MARVEL)

ヤング・アベンジャーズ:スタイル>サブスタンス (MARVEL)

  • 作者: キーロン・ギレン,ジェイミー・マクケルビー,御代しおり
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2016/08/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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