新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

それはごく簡単な仕事…そのはずだった…

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 「記憶探偵と鍵のかかった少女」(原題 MindScape) 主演 マーク・ストロング

 

  記憶を探ることで真実を追求する能力をもった記憶探偵がいる世界観を舞台にしたサスペンス映画。記憶探偵として職場復帰したばかりの主人公ジョンはハンガーストライキをしている少女アナにご飯を食べさせるという任務を受け、豪邸グリーン家へ訪れます。

 

  スパイ映画などで見られる難しそうな任務を「簡単な仕事だぜ」と言って視聴者に知らせる的な簡単な仕事ではなく「少女のハンストを止めさせる」という本当に簡単そうな仕事から始まるのが珍しく感じた本作。いきなり殺人事件とか誘拐事件ではないというのが、「職場復帰したばかり」と「探偵の仕事」であることにフィクションの中のリアルさを生み出しています。そして、その簡単な仕事から「アナの無罪の主張」や、「アナの過去に眠る黒い疑惑」への移り変わりが巧みに描かれています。

 

  この映画の見どころは「真実と嘘」。記憶探偵の能力で記憶を探れるといっても記憶は偽装する事が可能らしく、そのため真実がはぐらかされます。一応、改変した記憶には「時計が動かない」等の異変が起きるそうなので気づくことは可能らしいのですが、元々壊れている時計だった可能性等もあるので100%見抜ける訳ではないそうです。加えて、アナは非常に高い知能を持っているため、どこまでが真実なのかはより上手く隠されます。

  存在しないと言われた学生を探すため、アナに卒業アルバム貸してもらった後、実際そのアルバムを見るまでの時間が開きすぎていて「え、見てなかったの?」と思ってしまったことや、真実へたどり着くきっかけが筆跡なのはいいものの、その筆跡への違和感が結構気付きやすく、視聴者が割と早めに気づいてしまう(僕も気づいてしまいました)といったすこし荒削り…というか詰めが甘い部分があったものの、最後の10分から受ける衝撃はスゴいです!「衝撃」の種類としてはよくある感じなんですけど全く考えていなかったため、見事に騙されました…なんか悔しいです。最後の衝撃が凄かったからか、上記の詰めの甘さが尚更残念だったなぁというのもありますね。

    

  SFな要素はあったものの、超王道サスペンスを見て「やっぱりサスペンスは面白い!」と改めて思え、「ユージュアル・サスペクツ」や「メメント」を初めて見た時の衝撃を思い出しました!サスペンス映画は最高に楽しめるのが1回目だけなのが残念ですよね!あぁ…記憶を消したい…