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新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

小さなミスが、あなたを引き寄せた

Netflix 映画レビュー

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「めぐり逢わせのお弁当」(原題  Dabba) 主演 イルファン・カーン

 

  久々のインド映画です。夫を愛してはいるものの彼は冷たく、さらに夫は浮気をしているかもしれないという状況に置かれているイラと何年も前に妻を亡くし、孤独の中早期退職を控えている初老の男サージャン。この2人が繋がったのはお弁当の誤配達。以来2人はお弁当を通して文通を始め、恋が芽生え始めます。

 

  そもそも、弁当の誤配達とはどういうことなのかというと、インドにある「ダッバー・ワーラー」というシステムが関係しています。ダッバーとはインド式のお弁当、筒状の段々の弁当箱です(下図)。

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  これを回収し、それぞれの人の所へ運ぶのが「ダッバー・ワーラー」の仕事です。従業員が各家庭に弁当箱を取りに来て、それを一ヶ所に纏め、一斉に運んでいくのです。独身の人用に弁当屋さんに頼んでいる人もいるそうです。ダッバー・ワーラーに契約している人は17万人以上いるらしいので、毎日17万を越える弁当箱がダッバー・ワーラーの手によって運ばれているそうです!さらにすごいのがダッバー・ワーラーのシステム!簡単な記号やアルファベットで位置が分かるダッバー・ワーラーのシステムによる誤配達の確率は約600万個に1個の割合とのこと、ミスが少なく、しかも朝作るお弁当より温かいとなると100年以上愛されているのも納得です!

 

 「めぐり逢わせのお弁当」はそんなダッバー・ワーラーのミスにより繋がった2人の物語ですが、流石というかなんというか、ただの恋愛映画じゃないのが凄くいい!以前紹介した「マダム・イン・ニューヨーク」でも

 

主人公は馬鹿にしてくる夫や娘から離れるのではなく、いい関係になった男性と結ばれることもなく、あくまで夫と人生を共にすることを選びました。この映画もそうなるのか…はたまたサージャンと結ばれるのか…どういう終わりになるのだろう?と思って見ておりましたが、その終わり方はあまりにも予想外、その幕開けを目にした時は言葉が出なくなりました。

  そもそも、サージャンとイラは全然出会わないんです!あくまで手紙とお弁当の関係。どれくらい会わないのかはネタバレになるため言えませんがびっくりするくらい会わない!見たら絶対いつ会うのかとやきもきしますよ!

 

  美味しそうなインド料理の数々に加えインドの電車や交通事情に彩られたラブ・ロマンス、是非一度!見てみてはいかがですか?あ、踊りませんよ!