新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

本気と狂気、そして…

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「セッション」(原題 Whiplash) 主演 マイルズ・テラー

 

  ずっと気になっていた「セッション」がNetflixに来た!!

 

  ということで本日は「セッション」の感想を。

  「セッション」は有名な音楽学校、シェイファー音楽院に通う青年ニーマンが、フレッチャー率いる学内最高のバンド「スタジオ・バンド」にスカウトされるという物語。フレッチャーの異常すぎる音楽指導とそれについていこうともがき苦しむニーマンの姿を映します。

 

  見どころはなんといってもとにかくやばいフレッチャーの指導体罰、罵詈雑言、精神攻撃は当たり前のその練習風景、果てには出血すらします。しかしそれでもフレッチャーのバンドに食い下がろうとするニーマンをはじめとするバンドチームの面々を見ていると、なんというか、今まで…本気出したことあるって言えるかなぁ…俺…って気分になってきます。これ、あれと一緒です、トヨタの「イチローが嫌いだ」ってCM見た時の感覚(一応動画貼っておきます)

 

 

 

ま、トヨタのCMは置いておいて…

とにかく、フレッチャーの指導の異常性には、その場に身を置くニーマンの性格にもどんどん影響を与えていきます。というのも、ニーマンは始め内向的なキャラクターとして描かれています。しかし、フレッチャーのバンドに所属してからは、主奏者になるために飢え、性格もどんどん貪欲になっていきます。性格が変わり始めてからは、暴言を吐き、ドラムに集中したいからと彼女と別れます。彼女との別れのシーンでは、「将来が決まっていない私と一緒にいるのは邪魔ってことなの!?」という質問に対し「その通りだ」と答えるほどです。

 

  そしてもう一つ山と谷の激しさに是非注目していただきたいです。というのも、フレッチャーの指導は山と谷の差が激しく、スタジオの外でニーマンに優しく接していたと思ったら練習が始まった途端厳しく罵倒したり…というシーンが随所に差し込まれます。そしてこの山と谷の最大のものが最後の最後に控えているのです!これ、谷が酷すぎて「うわぁ…」って呟いてしまうほどの深い谷だったりします。

 

  TUTAYAなどで並んでいる時からなんとなく気になりつつも見ていなかった「セッション」ですが、流石アカデミー賞受賞作品なだけあってその完成度、緊迫感、迫力。全てにおいて他の音楽映画を置き去りにしていきました。最近見た作品の中ではかなり良かったです。オススメです!!