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新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

情熱の雫はボトルの中にある

映画レビュー Netflix

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「ボトル・ドリーム カリフォルニアワインの奇跡」(原題 Bottle Shock) 主演 アラン・リックマン

 

  フランスのワインこそが至高とされた時代に起きたカリフォルニアワインを世に広めたある事件を元にした映画、ワインに関わる人間の情熱が伝わって来る作品です。

 

  カリフォルニアワインとは、アメリカ西海岸のその気温の高さからの影響もあり、一般的に酸味が少なく、糖度が高いと言われているワインです。なかでも、カリフォルニア州ナパ郡のワインは非常に人気があり、著名で高級なワイナリーもあります。

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  そんなカリフォルニアワインが世に認められるようになったと呼ばれる事件が「パリ・テイスティング事件」この事件は、アメリカ独立200周年にワイン・スクールを経営するイギリス人男性スティーブン・スパリュアによって開かれた日米ワインブラインド・テイスティング会で起きました。 テイスティング大会の試飲者はフランスワインの重鎮たち、そんな彼らの投票で、赤白共にカリフォルニアワインが優勝するという結果になったのです。フランスワインこそが最高で唯一と考えられていたこの時代にカリフォルニア勢の勝利は非常に衝撃的なものでした。この勝利はワイン会の歴史的重要性があるとされ、優勝ボトルはスミソニアン博物館に保管されているといえば、その衝撃の大きさは少しは伝わりますでしょうか?

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  さらに30年後に開かれたリベンジマッチでも再びカリフォルニアワインが勝利するという結果も残しております。

 

  そして、この映画で描かれるのは、上記で紹介したワインスクール経営者のスティーブン・スパリュアがナパを訪れ、ナパのワイナリーに大会出場を承諾させるまでと、優勝ワインシャトー・モンテレーナをつくったワイナリーの親子の姿です。

 

  この映画、とても清々しい気分になることができます!まず凄くいいのがみんながワインに対し真剣であること。基本的にワイナリー経営者のジムやその他のワインを作る人々、そしてスティーブンがワインに対し真剣なのは普通に描かれるのですが、主人公のボー(ワイナリーの息子)は一見ワインに対し特になにも思うところはないように見えます。遊びたい年齢ですし、普段からヒッピーの友人と遊んでばかりいます。しかし、やっぱり最後はワインに対し本気を出す一面を見ることができるのです。最後に、ノンフィクションの作品によくあるモデルの人物の「その後」が描かれているのですが、そこを見ると「あぁ、やっぱボーも本気なんだなぁ」とより伝わってきます。

 

  カリフォルニアの陽気な雰囲気が心地よいワイン・ムービー!とても良かったです。