新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

クリスマスにみよう!その9

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「天使になったサラ」(原題 How Sarah got her wings) 主演 リンジー・ゴート

 

  クリスマスムービー9作目はヒューマンドラマです、正直、こんなに続けられると思ってなかったです。

  ボランティアに参加し、善行を行ってきたサラはクリスマスの12日前に犬を助けた事により交通事故で死んでしまいます。しかしなんとサラの名前は天国行きリストに載っておらず天国へ行けない事に。サラはハーフエンジェルとして元彼のジョーダンとその彼女アマンダを幸せにする試練に立ち向かい、無事天国へ行くことを目指します。

  死後の世界で弾かれて人間界で奉仕をするというどっかの不良を思い出す展開な今作。

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前半はジョーダン、後半はアマンダの前にのみ現れ、半人前天使のパワーと彼(彼女)への助言を駆使してあれやこれやと動き回ります。

  天界で天使達が普通にタブレットを使っていたり、ジョーダンへの奉仕はあっさりと失敗したりするという意外な展開やアイデアが出てくる本作。サラ本人が人間界に未練がないのもキャラ付けとして非常に面白いです。90分という短い作品をさらにジョーダン編、アマンダ編と2分割したのは重要な決断でしょう。2分割し、さらに時間もジョーダン編、アマンダ編で1年明けたことで1つの冬の物語を2つの視点から見るという手法も封じているため、2人の悩める男女を深く深く描かず、テンポよく物語が進んでいる印象を受けます。しかしそれでもしっかり描かれるのはクリスマス映画に欠かせないある要素、それは「無償の愛」です。今まで紹介してきたクリスマス映画にも数多く描かれるこの無償の愛というテーマ。今作では、このテーマの大切さ、気づくことの意味が全面に押し出されていますが、他の映画で登場した際には、主人公達だけではなく、周りの人たちが主人公に分け与えてくるパターンとしても登場します。損得を省みず、他人の幸せのためだけに喜んで行動するその姿は、まさにクリスマス・スピリットです。

  実は「クリスマスにみよう」シリーズはどうしても見て欲しいある映画があり、それを紹介したいがために始めたのですが(まだ紹介していないですよ)その映画も、自らの損得を投げ打って人のために行動し続けた男の話なのです。その映画は非常に古い映画なのですが、その時から無償の愛がテーマとして描かれており、いかにアメリカ文化に根付いているものなのかがよくわかります。