新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

偶然の出会いが大混乱!犯罪者協奏曲!

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 「フライペーパー! 史上最低の銀行強盗」(原題 Flypaper) 主演 パトリック・デンプシー

 

  同じ銀行に乱入した2組の強盗が鉢合わせしてしまうところから始まる今作。2組の強盗、居合わせた変人の銀行利用客トリップ、銀行員たちを巻き込んでいくうちに、不穏な影が…

 

  2組の銀行強盗が鉢合わせするという事件の発端のアホっぽさや、日本語版タイトルがどうみてもあの二日酔い映画を意識していることからおバカコメディっぽい印象を受けますが、実際はコメディ色のあるサスペンス作品で、笑いと謎のバランスが絶妙です。

  まず、コメディ要素ですが、押し入った銀行強盗の2組のうち片方のピーナッツ&ジェリーチーム(偽名)のポンコツ加減とトリップの変人っぷりがなかなか面白いです。ピーナッツ&ジェリーは強盗ではあるものの、殺しはしないしマスクもつけないし身体の特徴(特徴的なタトゥー)も隠しません。もう片方の強盗チームの男たちに「ありえねぇよ!」と言われても何がありえないか分かってなさそうな感じ。なんか終始お気楽な感じです。そしてトリップ。今作ではトリップが探偵的ポジションで動き回るのですが、その自由さが凄いです。例えば、始めに強盗達が鉢合わせ、銃撃戦が始まると館内放送で強盗達を落ち着かせるだけでなく「君たちは金庫目的、そして君たちはATMなんだろ?なんでケンカしてるの?」とか言っちゃいます。他にも「動くな」の指示をガン無視するだけでなく指示を出した奴の前に普通に出てきたりもするので銀行強盗達もタジタジです。まぁそりゃそうですよね、今までの銀行強盗時の人質は怯えてただけでしょうし。

  そしてサスペンス要素、これも非常に上手くできていました。というのも、上述した物語序盤の銃撃戦で1人の銀行利用者が流れ弾に当たるのですが、そこから実はもう1つ計画が隠されており、それがだんだんと明かされてゆくのです。ラストにはどんでん返しも待っているので、見応えバッチリです!

 

  それにしても、冒頭でも書きましたが邦題があの映画そっくりなせいでかなり損している気がします。どうしてもB級映画感が強くなっている上、完全おバカ系に思われてしまいますよね…というか、邦題の史上最低って何を指して史上最低なんですかね笑

  ただまあ、ハングオーバー(結局言う)を見てハマった人とが手を取るきっかけにもなるかもしれないから悪であるとも言い切れないですよね。