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新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

ハッキングもイタズラも、なんだってお手もの、そうiBoyならね

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「iBOY」(原題 iBOY) 主演 ビル・ミルナー

 

 

  イギリスに住むトムはルーシーという女の子に恋をする普通の少年。ある日トムはルーシーの家にお呼ばれします。しかしいざルーシーの家に行くとそこにはギャング達がルーシーに暴行を加えている姿が、とっさに逃げるトム。しかしトムはギャングに撃たれてしまいます。トムが病院で目覚めると医者に伝えられたのはトムのスマホのパーツが脳に入ってしまったという衝撃の事実。しかし同時にトムは超能力を身につけるのでした。トムの復讐劇が幕を開けます。

 

  UBIソフトのゲーム「ウォッチドッグス」をそのまま超能力にしたような映画である今作。なので「ウォッチドッグス」の一作目の時に作られたドッキリCMを貼っておきますね。トムの能力がなんとなく分かると思います。

 

  とまあ上の動画では信号やATMの操作だけでしたがこれのさらに上位版といえるのがトムの身につけた能力。携帯の盗聴やハッキング、車のセキュリティの解除、特定の人物の携帯の動いたルートの検索、格闘術を検索しての戦闘…と本当に幅広くなんでも出来るのです。

  映画自体はとてもありがちなヒーロー映画感が非常に出ています。事故が原因でスーパーパワーを身につけ、ヒーロー(ビジランテ)として活動するも誰にも正体を明かせないことに苦悩しつつさらにヒロインとの約束も忙しさに守れなくなり…とベターなヒーロー像(というかスパイダーマン感?)を出してくれます。ま、ベタだからこそ良いんですよね!これぞ、ヒーロー!しかし流石はNetflixオリジナル。ヒーロー映画戦国時代のこのご時世に最後までベタベタなんて事はしません。後半には話の流れが変わって行きます。敵のギャングから逃げるためだったとはいえ、人に銃を撃ったことに深く傷つくヒロインのルーシーや「金」という人を惑わすアイテムに裏切る友人(裏切りはありがちなようですが、この裏切らせ方というのが妙にリアルなのです)、ヒロインの受けた性的暴行を撮影された動画に残された最後の疑問…こういった問題達がねちっこく後味の悪い不気味な雰囲気で迫ってくるのです。iBOYは全編通して影がある 作品ではありますが、後半に我々に残してくる影は全編通して感じられるものとはまた違った影なのです。最後のトムとルーシーが感じる「後悔」はまさにヒーロー映画に一石を投じているといっても過言ではないかもしれません。だからこそ、この部分をもっと出して欲しくもありました。