新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

愛と夢は切なく甘い。その全てが芸術に包まれる

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 「ラ・ラ・ランド」(原題 LA LA LAND) 主演 ライアン・ゴズリング エマ・ストーン

 

   ロサンゼルスでジャズの店を持つことを夢見る男セブ、そして女優になることを夢見る女性ミア。偶然の出会いが2人の恋を燃え上がらせます…

 

  本日公開の話題作「ラ・ラ・ランド」を観てきました。以前紹介したジャズへの尋常じゃない執着を描きた「セッション」と同じ監督の作品です。しかしこの作品の話題作たる所以はやはりなんと言ってもアカデミー賞にあります。なんとこの作品、14ノミネートされるという衝撃の記録を持っているのです。あのタイタニックと並ぶ記録だから物凄いってことで日本でも何度も紹介されておりますから知っている方も多いかも知れないですね。

 

  そして肝心の内容ですが、娯楽やエンターテイメントというより芸術面が非常に強いものとなっています。「古き良き映画」のスピリットを受け継いだ感じ。まず何よりも印象的なのがその色使い。「色」というものに専門的な知識があるわけではない僕でさえも、その色使いに並々ならぬこだわりが込められているのはひしひしと伝わってきます。特にミアサイドの時は、ミアはセブと違ってカラフルな衣装を着ていることも相俟って良く分かります。

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色彩豊かなので観てるだけですごい楽しいです。

そしてジャズ」。流石「セッション」を作り上げただけあり作品内のジャズシーンは視覚、サウンド共にその完成度にうっとりします。あと、フレッチャー先生出てくるんですよ(セッションのメインのめっちゃ怖い先生)

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未だに怖い、もちろん別役なんですけどね…ちなみにこの映画、正直な話ミュージカル映画という括りではないです。いや、ミュージカルシーンはもちろんあるのでミュージカル映画ではあるんですが、ミュージカルがメインというよりあくまで「LA LA LAND」を際立たせるための存在なんです。

 

   上記で強く表現されている映画の「芸術面」に着いて書きましたが、もちろんエンターテイメントとして面白くないわけではありません。冒頭いきなり始まる車上ダンスにワクワクは最高潮になりますし、ミアとセブのタップダンスはかなり素敵。背景の夕暮れの美しさもあり素晴らしいシーンに仕上がっています。ストーリーは言わずもがなですしね。王道のラブストーリー。しかしラブストーリーだけではなく、「セッション」から続く「夢を追うことの苦悩」が描かれています。そして最後のセブの演奏と共に映し出される2人のもう1つの可能性がもう切ないのです!

 

  視覚に聴覚に、最大限に楽しめる話題作、楽しかったです。