世界最強のヒーロー達、再び
「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」(原題 Avengers : Age Of Ultron) 主演 ロバート・ダウニー・Jr
あらすじ
アイアンマンことトニー・スタークが世界を守る為に作り上げたプログラム"ウルトロン"。しかしウルトロンが世界平和の為にすべき事を思考し、生み出した答えは人類の滅亡でした。自分たちが生み出してしまった新たな脅威を倒すため、アベンジャーズが再び集結します。
概要
自分達のミスを自分たちで処理している今作は地球最強でありながら、完璧ではないヒーロー像が描かれています。なので、チョロい神ことロキさんと戦った1と比べて、チームとしての能力が格段に進歩している上、始めっから仲間というアドバンテージがある一方、それぞれがそれぞれの主張をぶつけ合うシーンがよく見られます。また、コミックスを読んでいない人が抱いていたであろう「かっこいいヒーローのアイアンマン」というイメージが、「あれ?スタークって勝手に色々やからしてるし割と黒くね?」という印象に変わる作品でもあるのでしょうか。ちなみに、コミックスを読んでる人からすればむしろこっちのスタークが通常営業です。
宿敵ウルトロン!
今作のヴィランであるウルトロンは、コミックスでは初代アントマンことハンク・ピム博士が作ったロボットです。MCUのデザインは基本的に素晴らしいですが、ウルトロンに関してはコミックスの方がかっこいいですね。
ピム博士は精神的に問題があり妻のワスプにDVなどを振るってしまう人物、なんなら一時期は人格が変わっていました。そんなピム博士の人格データを移したからなのか敵として君臨してしまったのがコミックスのウルトロンです。ちなみにMCUにおけるピム博士はこの頃後のラングを探しているかラングのトレーニングをしているかって感じですかね?どっちにしろスターク嫌いのおじいちゃんやってます。
新キャラクター
デザインといえばスーパーややこしいクイックシルバーダブりが発生したのも今作。結局スカーレット・ウィッチはMCUに、クイックシルバーはX-MENにという割り振りで落ち着いたみたいですけどね。まぁエヴァン・ピーターズのクイックシルバーが最高過ぎたので正しい判断なのでしょう。アベンジャーズのクイックシルバーも正にヒロイズムという言葉にぴったりな最後を迎えられていますし良かったかと思います。今復活してもJLAの実写化も控えていることから高速キャラ渋滞しますしね。
XとカールスJrのコラボCM大好きでした。この頃日本には来ていなかったのでYouTubeで見てましたけど。
そして今作最大の見どころはやはり何と言っても現在のMCUの基礎が詰まっていることでしょうか。ソコヴィアの事件はジモの誕生に繋がりますし、以降活躍するスカーット・ウィッチやマインド・ストーンを保持するヴィジョンの登場、アベンジャーズの顔ぶれが大きく変化し、基地の場所も変化。ソーはアスガルドへ帰ったことでラグナロクへと繋がります。
まとめ
規模も格好良さも格段にアップグレートしたアベンジャーズ!やっぱり面白いです。そういえばホークアイがかっこよくなり始めるのもこの辺りから。
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