新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

世界中を騙すつもりだったのに…

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「ムーン・ウォーカーズ」(原題 Moon Walkers)主演 ルパート・グリント

 

  ベトナム戦争での体験のフラッシュバックに苦しむCIA諜報員キッドマンはある日上司からある命令を下されます。それはスタンリー・キューブリックのマネージャーに出会ってキューブリックに月面着陸の映像を撮ってもらうこと。アメリカはアポロ11号の着陸の成功率の低さを危惧し、月面着陸の映像のねつ造をしようとしているのでした。キッドマンはロンドンに渡りキューブリックのマネージャーであるデレクの事務所へ行き、そこにいた男と契約。任務は無事終了します。しかし実はその男はデレクのいとこで借金に苦しむ売れないバンドマネージャーのジョニー、彼は金に目が眩みキッドマンを騙したのでした。それを知ったキッドマンは激怒、すぐにジョニーの元に乗り込み、ジョニーを脅して月面着陸映像を作らせることにします。その結果は果たして…

 

 1969年7月16日、世界中の人がある映像に釘付けになりました。それはアポロ11号の月面着陸映像。アームストロング船長とオルドリン操縦士が月に足を踏み入れ、「ひとりの人間にとっては小さな1歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」と言葉を残したのは非常に有名です。

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  しかしある時からその映像に疑惑の声が上がるようになりました。本当にアメリカは月面着陸に成功したのか?その言葉は都市伝説でありながらも様々な方法で検証されています。そしてその映像が嘘だとした場合、それを撮ったとされているのがスタンリー・キューブリック。「2001年宇宙の旅」という映画をアポロ11号の着陸以前に作り上げています。今作で描かれているのはそんな月面着陸の映像を作ろうとした人間たちの物語です。

  ここまで描いてきて「お、ちょっとそういうの好きなんだよね、見てみようかな?」と思った方、ごめんなさい。この映画、そんな始まり方をしたのに思いっきりしょうもないコメディです。いやー本当に騙されました。Netflixのジャンルはアクションだし、まさかこんなくっだらないコメディになるなんて思いもよりませんよ。こんな真面目な内容なのにどうやってコメディになるかと言いますと、まぁもちろんジョニー達が映画を作ることになったからでして。ジョニーをはじめとする映画製作に携わるやつらは基本麻薬に溺れてるどーしようもない奴らばっかなのです。なんなら事の重大さなんてさっぱりなのです。麻薬に溺れるわ、月面着陸の映像に謎のクラゲやらカラフルな惑星を入れたがるわでキッドマンが可哀想になってくるのです。まぁもちろん、それが面白いんですけどね。

  はじめ思っていた作品とは大違いだったものの、非常に楽しめました。