新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

溺れろ、抜け出せ、平穏に暮らしてみせろ

f:id:shoindy:20170412222458j:image

トレインスポッティング」(現代 Trainspotting) 主演ユアン・マクレガー

 

  ヘロインに溺れる毎日を送る青年レントン。仲間のシック・ボーイ、トミー、ベグビー、スパッド達と共に盗みや強盗を働きドラッグを吸う堕落しきった生活に浸っていた彼ですが、ある日更生を決意、何度も失敗しながらもついに社会に復帰します。しかし彼に近づくのは過去の仲間達…

 

 

  20年の時を経て4月8日に公開された続編「T2 トレインスポッティング」。今作はその前作です。上記にもある画像は非常に有名ですが今までずっと見たことはありませんでした。というのもドラッグ映画ってそこまで「観たいっっ!」ってならないんですよね。でもまぁ公開が始まったし良い機会だ!ということでついに手を出しました。

  正直、初めは全然意味が分からない今作。意味が分からないというかストーリーらしいストーリーが全然無いんですよね。ひたすらドラッグ使ってラリってみたいな感じなので。ただ、ストーリー不明パートが長い分登場人物がしっかり掘り起こされますけどね。しかしこのパートはおしゃれさが凄いです。汚いし憧れないしカッコよくないんですけどなんかオシャレ。なんか凄いです。感覚に訴えかけてくる感じですかね?特に、ヘロインを失った禁断症状が出ているときは不気味さや恐怖感、混沌さがよく表されていて不思議な感覚に陥ります。

  一方で後半、レントンが就職してからはストーリーらしいストーリーが芽生え始めてきます。やっとの事でドラッグを断ち、職を手にし、安定した生活に目覚め始めたレントンの家に転がり込んでくる手配中のベグビーと働かないシック・ボーイに嫌気が刺すレントン。さらに2人のせいによりクビになり、麻薬の売買を持ちかけられるのです。そこからは再び麻薬に染まってしまう残念感やラストのヒヤヒヤのあるシーンなどエンターテイメント要素がとても高いです。

 

  ドラッグ映画でありながらドラッグの危険性を訴えたり、社会復帰の厳しさを伝えたりといった内容ではなく、ドラッグを通して描かれるレントンの青春やオシャレな映画の表現を楽しむことが出来ます!ラストの展開からしても、20年後が描かれているT2が楽しみな人が多いのも納得でした。