読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

「13の理由」最終話 感想

f:id:shoindy:20170509103202j:image

最終話「カセット7:A面」

 

  「最後にもう一度だけ生きる努力をしてみる」そんなハンナのナレーションとともに映るのはザック、彼は証言録取を受けています。カメラの前でハンナについて語るザック、そしてマーカス。ふたりとも"危害を与えたかもしれない"と答えました。

  3度も連絡なしにいなくなったクレイに(前話の後普通に帰ってきた模様)流石に怒りの声を滲ませる父親。そこへトニーがやってきます。クレイはトニーを自室へ連れて行き彼に語ります。「7つ目のカセットのB面は空だったよな、僕が録音した」カセットにはハンナと同じように青いマニキュアで書かれた"14"の文字が。クレイがそれを再生すると流れたのはブライスがレイプを認めた証言の声です。クレイはトニーにテープのダビングを頼みます。「俺にはこれが正しいか分からない」とトニーは渋りますがクレイは世界をぶっ飛ばさないといけないと意見を述べます。

  証言録取はコートニーのターン。ハンナとは顔見知り程度で友人ではないとはっきりと言うコートニーですが彼女の前にキスの写真が差し出され言葉に詰まります。さらに証言録取にはキャットも登場。「もし私が転校せず、ジャスティンとのデートを止められていれば、こんな事にはならなかったかも知れない」と思いの丈を証言します。

  クレイはトニーと別れあとモネでジェシカに会います。クレイはジェシカの前にテープを差し出します。「僕はこのテープを燃やすつもりだ、でももし君がブライスに責任を取らせたいなら、これが証拠になる」そうジェシカへ伝えますが、ジェシカは世間に自分の過去を知られたくないと消極的です。しかしテープはまだ燃やさないでほしいとクレイに伝えます。

  モネを出たジェシカを待っていたのはジャスティンでした。尾けてくるジャスティンに怒るジェシカ、そんなジェシカにジャスティンは自分の悲惨さやジェシカを忘れられないことを伝えますがジェシカは最後まで冷たい態度を貫き通します。

 

  ハンナは1-12のストーリーを語り終えると何かが変わったように感じました。何かが覆せるかもしれない。そう思ったハンナは最後にチャンスを得ようと試みました。しかしその為には誰かの助けを得る必要がある、そう考えました。

  最低な男のはずのブライスが学校ではヒーロー扱いされているのを見て、ハンナはもうこの学校には居られないと確信しました。そんな彼女にとって唯一の希望がクレイでした。

  彼女はクレイと軽い会話をしたあとポーター先生の事務室へ、ポーター先生に「何もかもを話しに来た」と告げます。ハンナはポーター先生に思いを話し始めました"何もかもがどうでもよくなってしまったこと""空っぽになってしまったこと"そんなハンナにポーター先生は「友人達もどうでもいいのか?」と聞きます。ポーター先生が出す名前、ジェシカ、アレックス、コートニー…ハンナは「友達じゃありません」と答えます。「ならクレイは?」ポーター先生がそう聞くとハンナはこう答えます「クレイは私を嫌っています」

 

  現代ではハンナとポーター先生の会話とリンクするかのようにクレイもまたポーター先生の事務室に来ていました。クレイはパーティの夜にあったことなど含めて全てを語ります。ポーター先生はそんなクレイを慰めるように「自殺を選んだのはハンナ自身だ、原因は誰にも分からない」と説きます。しかしクレイは反論「分かるとしたら?」

  みんなもっと何か出来たはずとクレイが訴えるも"完璧な人間などいない、何かを見落とす"とポーター先生に返されます。そんなポーター先生にクレイは「ハンナが先生を訪ねたのは彼女が自殺した日だ」と答えます。

  

  「クレイが誰かを嫌うタイプとは思えないがね」場面は再びハンナとポーター先生へ。ハンナはポーター先生との面談を録音していました。「今必要だけど足りないものは?」尋ねるポーター先生にハンナは「何もかも終わりにしたい、人生も」と泣きながら答えます。ハンナは詳しく事情を話し始めます。パーティの夜の事も。「お酒は?」「ドラッグは?」「やめてと言った?」1つ1つの質問に答えるハンナ。そしてレイプ犯の名前を聞かれます。「名前を言えばそいつは刑務所に入って、もうそいつの顔を見なくて済む?」ハンナはそう聞き返しますが「約束はできない、でも君を守る努力はする」と返され、ハンナは名前を言えなくなってしまいます。名前を言えないハンナにポーター先生が告げた解決策は"諦めて前に進むしかない"というものでした。「4年生ならもうすぐ卒業だな」とも言いました。

 

  「詳しい事情を聞いたはずだ」クレイはポーター先生にそう告げます。「ハンナが自殺するとは思わなかった」そう答えるポーター先生。クレイはポーター先生にブライスがレイプ犯である事やハンナを信用しきらなかった事を責めます。そしてハンナがその後どうしたかを語ります。

 

  諦めろと言われたハンナはポーター先生の事務室を出ました。ポーター先生が止めに来るのを少し待って、来る気配のないポーター先生に落胆して、もう誰も止めてくれないと核心して、ハンナは決意します。

  家へ帰り、身辺整理をして、映画館の制服を返し-その時クレイはいましたが、彼に何も告げず-テープの1つをトニーの家の玄関へ、1つを郵送し。再び家へ帰り、浴室へ、朝両親の働く店で調達したカミソリを手に、服を着たまま浴槽へ入り、そして手首を切って…両親が帰って来た時、ハンナは既に亡くなっていました。

 

  「少なくとも13人が彼女の死を止められました」そう伝えるクレイ。「まさか彼女がそんな思いでここに来ていたとは」そう落胆するポーター先生に…13番目の人物であるポーター先生に、クレイはテープを渡します。

  事務室を出たクレイはスカイに声をかけます。「今度一緒にどこかへ行こう、なんなら今からでも」。クレイとスカイは散歩に行きます。

  タイラーが受け取っていたのはやはり銃でした。彼は銃を部屋に隠します。

  裁判が近づきハンナの両親が準備を進めています。そんな両親の元にトニーが現れます。「今まで言えなくてすいません。ハンナと約束してしまったのです。秘密にと。でも共有した方がいい」そう言って音声のMP3データを渡します。

  タイラーの証言録取が始まります。そこにはハンナの両親もいます。自分の受けたいじめを語るタイラー。ハンナの評判も伝えます。そして…「テープがある」そう言います。「今はクレイがもっているかと」その言葉に驚くクレイの母。オリヴィアはMP3データを握りしめます。次はジェシカの番。ハンナと絶交したことを語りますがテープは知らないと証言します。

  ジャスティンはブライスと一緒にいました。ブライスに奢ってもらったウォッカを飲みながらテープの話をするジャスティン。彼はテープなんて誰も信じないと鷹を括るブライスにもう会わないと伝え、どこかへ行きます。

  帰宅したジェシカは親に自身に起きた事を語ります。

  ポーター先生がテープを聴いていると、他の職員が現れます。「アレックスが自分の頭を撃った」。前話で救急搬送されていたのはアレックスでした。

 

  「これからどうなるのかな」「さあ、どうにかなるよ」トニー、クレイ、スカイ、ブラッドを乗せた車が走り去ります…

 

 

  これにて完結「13の理由」。分かってはいた事ですが、完全な決着にはならなかったですね。決着がつくことなんて永遠に無いんでしょう。コートニー、マーカスが痛い目を見なかったのは腹立たしいですが、そういう奴がずっとのうのうと生きる事なんて出来ないでしょう。まぁ、ハンナの両親が音声をゲットしましたしね。

  この作品、一体誰が悪かったんですかね。完全な悪も居れば自覚のない悪もいました。ハンナも過剰じゃない?と思うシーンもありました。ただクレイが言ったように、止めるチャンスは数多くありました。1人でもいいから周囲の噂に流されず、1人の人間として彼女に接して居られれば悲劇は起こらなかったのかもしれません。あなたの周りにそういう人はいないですか?自分も一緒になって手を差し伸べる事を諦めていませんか?一緒になった時点でくだらない人間の仲間入りです。その人が何をしたのか本当に周りが言う通りの人なのか?曇った目を一度閉じて、シンプルに相手を見て、もう一度接してみてください。