新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

本物のヒーロー

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「マインドホーン」(原題 MIND HORN) 主演ジュリアン・バラッド

 

  ソ連に捕まり改造され、真実を見抜く義眼を手にした刑事マインドホーン!…がテレビドラマで活躍したのは昔の話、今ではマインドホーンを演じたリチャードはハゲて太った売れない俳優です。そんな彼に何故が警察から依頼が来ます。というのも、マインドホーンが実在すると思い込んでいるイカれた殺人鬼がマインドホーンとしか対話しないと言い張っているのです。ドラマの刑事が実際の事件を解決したとなれば再ブレーク間違いなし!リチャードは再起をかけて再びマインドホーンになります…

 

   あらゆるギャップが見どころかつ笑いどころの本作。初めは犯人の逮捕に全力をかけている警察とあくまで俳優であり、ことの重要性が分かっていないリチャードのギャップ。犯人からの電話に出るのに発声練習をしたり電話に出るポーズを練習したりして警察を呆れさせます。しかも、いざ犯人と対面するとビビりまくりなのも笑えます。

  そして昔の成功した仕事仲間と落ちぶれたリチャードのギャップもまた面白いです。リチャードは体裁を保ちたくて売れっ子俳優のフリをしますが、本当に売れている彼らの前では滑稽も滑稽です。しかも、過去の関係者達に失礼な発言をしていた事もあり、リチャードは恥と屈辱を味わってしまいます。ただそれでも会うたび体裁を取り繕うのが面白いです。

  しかし、そんなギャップの面白さの中に、途中から事件の真相が現れます。事件の真相を知っているのはリチャードだけなので、彼は再び動き出すのですが、ここまで来てもやっぱり自分のため、名前を売るために動いており、なおかつこの時点では展開上"リチャードは頭がおかしくなってしまった"扱いされているので味方が全くいない状況なのです。さらにさらに、本人は全く望んでいないにも関わらず、リチャードは途中からマインドホーンの様に改造されてしまい、当時のマインドホーンの見た目に固定されてしまいます。ズラや義眼を接着剤でくっつけられるのです。この取り返しのつかない感、コメディ映画のど定番ですよねぇ。

  そして最後には真犯人と対面!ついに自分のためでなく、大切なものを守るために立ち上がるリチャード…いえ、マインドホーン!今までが今までなだけあり、このシーンもアツいです!ちなみに、リチャードが動き出す時はいちいち80年代のドラマっぽい音楽が鳴ります笑