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新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

ウルヴァリン:オールドマン・ローガン 感想

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  ヒュー・ジャックマンウルヴァリンを演じる最後の作品と言われている映画「ローガン」の公開が迫って来ており、恐らくそれに合わせて「ローガン」の原案である「ウルヴァリン:オールドマン・ローガン」の日本語訳版が発売されました。

  物語は別アースであるアース807128が舞台。遠い未来、荒廃したアメリカではヒーローが死に絶え、ヴィランが世界を統治しています。そんな世界で妻と二人の子どもと共に農夫を営む男、彼こそかつてウルヴァリンを名乗っていた男、そしてウルヴァリンの名を捨てた男、ローガンです。ヒーリング・ファクターも衰え、老いた見た目になったローガンは爪を封印し、家賃の取り立てに来たハルク・ギャングにも無抵抗で殴られるような男になっていました。ある日、そんなローガンの元に旧友で全盲となったホークアイが訪れます。

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「ある物を運ぶためにナビをしてほしい」そう依頼して来たホークアイ。怪しすぎる依頼ではありましたが、家賃の滞納をしていたローガンは高い報酬のため、彼に着いて行くことにします。道中明かされて行くヒーローが死亡した事件の真相、戦いを辞めたローガンの過去、そして衝撃のラストとは…

 

 

  映画の原案とはいえ、あくまで世界観のみが一緒というだけのようで、年老いたエグゼビアもちっさいX-23もおっきいX-23も登場しない本作。それどころか同行者はホークアイですしラスボスも◯◯◯と間違いなく映画とは全然ストーリーが違うんだろうなと痛感できるものとなっています。しかしそれでも面白いのが凄いところ!まず、見た目などは以前から知っていましたが、それでもカッコいい老ローガン!理想の年の取り方をしています。ホークアイの年の取り方も中々良いです。全盲でも百発百中ってのが良いですね。そしてそんな彼の過去というのがまたえっぐいです。こんなんトラウマなりますよ、こんなん爪封印しますよ、短い語りでありながら明かされるその過去は読者に強烈なショックを与えます。

  そして想像を掻き立てられる痕跡がまた凄い。巨大化したであろうロキの遺骨だったり、同じく巨大なピム博士の遺骨、ラシュモア山に新たに追加されたレッドスカルの顔やソーが死んでから誰も持ち上げられず放置されたムジョルニアなど、その当時の戦いを是非見てみたくようなものばかりなのです!

 

  ウルヴァリンの…いえ、ローガンの渋さやカッコ良さがたっぷりの一冊です!