新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

アンという名の少女 第3話 感想

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第3話「若さとは強情なもの」

 

   アンがアン・シャーリー・カスバードになり、新しい生活が始まりました。アンは自分の赤毛やソバカスにコンプレックスを感じ、不安な気持ちになりながらも学校へ通うことになります。自己紹介の練習をしながら登校すると、クラスにはダイアナがいました。ダイアナにクラスの仲間を紹介してもらうものの、既に親の姿を見て、町の噂を耳にしているクラスメイト達からは孤児であることを憐れまれたり、からかわれたりします。ダイアナは学校のルールを公式な物だけではなく、女子の中にあるルールを教えてくれますが、アンは既に"私は嫌われている"と思い始めており、ダイアナの言葉が入って来ません。さらに、低学年が習っている割り算を自分が知らなかったことで、彼女の不安はどんどん膨れ上がってゆきます。また、授業が始まっても、中々学校のルールに馴染めず、先生に窘められてしまいます。そしてダイアナとの学校案内中、クラスメイトのプリシーが先生と密会していたのを目撃したことでランチ時に仲間に入れてもらえますが、アンは色々な家を転々としていたため、耳年増になっており、彼女の話は女の子引かれてしまい、とうとうアンの周りにはダイアナだけになってしまいます。

  一方カスバード家にはベル夫人とアンドリュース夫人がマリラを訪ねに来ました。彼女達はPMSC-進歩的な母親の会-にマリラを誘うために来たのでした。マリラは"親としての心構え"を学ぼうと参加を決意します。

 

  翌日、今度こそうまくやろうとアンは意気込みます。しかし、登校中、プリシーの兄ビリーが"妹を侮辱したとアンに詰め寄り、酷い目に合わせようとします。しかしその時、前日休んでいたギルバートというクラスメイトが偶然助けてくれました。お礼もおざなりにその場を後にするアン、行き先が同じなのでギルバートも着いてきます。しかしそれが良くありませんでした。クラスメイトの女の子達はアンがギルバートと一緒に登校してきたと勘違い、ギルバートは人気者だったため、女の子達は嫉妬に狂ってしまいます。そして詩の授業ではアンが大好きな分野だったため、彼女は全力で朗読します。しかしそれはさらに笑われるきっかけになってしまいます。しかもギルバートはアンに積極的にアプローチをかけて来ており、女の子達から"ギルバートと話すな"と釘をさされたアンはどんどん苦境に立たされます。

  また、マシューとマリラが買い物をしていると、ベル夫人に出会います。マリラが次回の会合も楽しみだとベル夫人に伝えると、「もう来ない方がいい」と返されてしまい、マシューとマリラはアンに何かがあったことを知ります。マシューは居ても立っても居られず、噂好きのレイチェルから事の顛末を聞かされます。それを聞いたマリラはアンが下品な話をした事に憤りましたが、マシューはアンがそんな事を知ってしまっている環境にいた事に悲しみを覚えます。そんなマシューの姿を見て、マリラはプリシーの親のアンドリュース夫人の元へ出向きました。家に入れてもらえないマリラ、それどころかアンドリュース夫人はアンを"アバズレ"と呼びました。その言葉にマリラは怒り、アンのいた環境を考えないPMSCを真っ向から非難しました。

 

  アンに限界が訪れました。授業中、アンにアプローチを仕掛けるギルバート。アンはずっと無視していましたが、ギルバートは近づいて来て彼女の髪を引っ張りました。「話しかけないでっ!!」思わずアンはノートサイズの黒板でギルバートを引っ叩きます。それに激怒したのは先生でした。先生はギルバートの弁明も聞かず、アンを教壇に立たせました。クスクス笑う生徒、先生もアンを野蛮人のように扱います。アンは逃げ出しました。

  逃げ出してアンはマリラに飛びつきました。「もう学校へは行かない」そう強く訴えるアンにマリラは励ますことしか出来ませんでした。

 

  ついに解決しない終わりを迎えたアン。今も昔も子どもにとって学校という小さな社会は世界全てで、その世界に馴染めないというのは世界から見放されたと感じてしまいます。さらに、同じ世界に浸っていて、仲間であるはずの友人やクラスメイトというのは、自分や自分が認めた友人以外には若さゆえの残酷さで異端な存在を排除しにかかります。それゆえ、一人一人が"浮かないこと""同調すること"に過敏なまでに反応するのです。まぁぶっちゃけ、学校の狭さを知り、他人と違うことを許容するなんていうのは成長するにつれ次第に学んで行き、如何に小さい事で悩んでいたのかを知る事になるのですが、学生のうちはそうはいきませんよね…"人と違う"事に関しては大人になってまで大人気なく認められない人も居ますけどね、そんな人が無視できるようになるのも成長してからなんですよね…