新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

緻密な復讐

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 「マスター・プラン」(原題 JÖNSSONLIGAN  DEN PERFEKTA STÖTEN) 主演シーモン・J・ベリエル

 

  冷静で頭のキレるチャールズとラルフは自動車泥棒のプロフェッショナル。チャールズの立てる完璧な計画により、あらゆる高級車を次々と盗み出します。ある日のこと、2人が仕事をしていると前から新型のジャガーが通ります。思わず欲に目が昏みジャガーを盗むラルフ。しかしそれが悲劇の始まりでした。ジャガーに置いてあったPCは銀行の女社長アナのものでした。しかしその女社長は裏で資金洗浄などを繰り返していたのです。その証拠が見つかってはマズイと女社長は汚職刑事を利用してラルフを殺害します。

  チャールズは怒りました。激しく怒りました。彼は復讐を誓いました。手始めにあらゆる分野のプロフェッショナルを仲間にしました。鍵開けのプロの女ロッキー。変装と詐欺のプロラグナー。爆弾のプロハリー。4人は計画を進めるうちに、どんどんと深い絆で結ばれてゆきます。

 

  実は映画大国なスウェーデン発のクライム・サスペンス映画。最近言われている"ハリウッド化しつつあるスウェーデン映画"を体現しているかのようなストーリー構成です。割と何処かで見たことある感のある今作。僕が思い出したのは伊坂幸太郎の「陽気なギャングが地球を回す」ですかね。もう随分前に読んだのでストーリーは全然覚えていないのですが、それぞれのプロフェッショナルが協力するあたりがね(というかそこだけですが)。

   今作で魅力的なのは主人公チャールズ!というかロッキーもラグナーもハリーも超いいキャラしていて見ていて本当に楽しそうで良い感じなんですがチャールズのキャラが最高なんです!見た目の冷ややかな感じ、キレる頭脳と緻密な計画を立てることからチャールズは一見すごく人間味の薄いキャラクターなのです。しかし、要所要所でそんなチャールズの人間臭い一面が描かれます。例えば、実は元恋人でもあるロッキーに嫉妬しちゃったり、ふとした折にラルフを思い出して涙を流したり…ですね。その視聴者の想像よりはるかに正直に自分の感情を出すチャールズを見ているとどんどんと好感度が高くなって行くのです!

  そして、ラスボスは予想通り…というか予告通り?アナではあるものの流石はスウェーデン映画、サスペンスに強いだけあり視聴者をびっくりさせる仕掛けも用意されており見応え十分でした!!