新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

短すぎる"俺"でいられる時間

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 「アノマリー」(原題 ANOMALY) 主演ノエル・クラーク

 

  ライアンが目覚めるとそこは暗闇でした。目前には鎖で繋がれた子どもがいます。すぐに助け出すライアン。子どもは赤い覆面の男に攫われたと主張します。共に逃げる2人、しかしライアンの懐から赤い覆面が出て来て…ライアンの意識が飛びます。

  それから幾度となく目覚めを繰り返すライアン。ある時はどこかの研究所にいたり、ある時は男の尋問をする場に立ち会ったり…目覚めの度に時間が経過しており、さらに目覚めていない間にはテロリストとして凶悪な計画を練っている事が判明します。ライアンが意識を保っていられるのはわずか9分47秒…ライアン与えられたは短すぎる自由を頼りに自らを操っているものを突き止めようと尽力します。

 

  詳しくは語られませんが未来の世界を舞台にした作品である今作。コード認証式の銃やガラス板のようなスマホなど所々で未来を感じるようになっています。まあ、9分47秒を除いては操られ続けるって時点でかなりSFですからね。今作の見どころは2つ。1つ目はやはり何と言っても制限時間ですね。9分47秒しかないと言ってもライアンは時計を見ている暇なんてないですし、映画なのでもちろん視聴者が自分の時計を見ても分からないです。なので"いつ時間切れが来てしまうのか"というハラハラがあります。また、一度だけ制限時間が分かる"9分47秒"があるのですが、それはそれで別種のハラハラが待っています。ちなみに、毎回9分47秒マックスで動けるかというと実はそうでもなくて、敵のテロリスト仲間(表現方法…)も対策してきており、ライアンに戻った瞬間に眠らされるなんてこともあります。

  そしてもう1つの魅力は肉弾戦です。戦闘でスローになる描写ってのはアクション映画の王道ですよね、今作はそれだけではなく早回しのような描写も加えて描いてきます。しかし、動きが早くなったからといって何が起きたか分からなくなる…なんてことはなく、しっかりどういう動きで戦闘が繰り広げられているのかが分かりやすい辺り相当にこだわっているんだなというのがよくわかります。

  1つ分からなかったのが最後の最後、ライアンがラジオの音にニヤッと笑うシーンがあるのですがそれの意味がよく分かんなかったですね、なんやったんや。