新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

灯を消してはならない

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「ライト/オフ」(原題 lights out) 主演 テリーサ・パーマー

 

  ダイアナという見えない友人と話す母ソフィーを持つ異父姉弟のレベッカとマーティン。レベッカは気の狂った母について行けず1人暮らししています。ある夜、マーティンの父であるポールは謎の存在に殺害されます。謎の存在は光の下では見えず、害もありませんが、光が無くなると姿を現し襲い掛かります。

  ポールの死後、マーティンは不眠が続き授業中に何度も寝てしまい、保護者を呼ばれてしまいます。しかしソフィーは来ず、代わりにレベッカが呼ばれます。レベッカはマーティンを自分の家へ連れて帰りますが、これによってレベッカは再び母と関わることになります。さらにレベッカの元にも謎の存在が襲い掛かります。

  謎の存在の正体は母の見えない友人ダイアナでした。ダイアナはソフィーが精神病院に通院していた時代に友達だった少女。特殊な皮膚の病気でした。しかし彼女は幼い頃に亡くなったハズでした。しかしダイアナは戻ってきました。ソフィーに固執し、ソフィーとの仲を邪魔する者には容赦のないダイアナ。果たしてレベッカとマーティンの命運は…

 

  原題と同タイトルのショートフィルム「lights out」を映画化した本作。

 

 

  ショートフィルムでは相手がダイアナでこそありませんがどういった存在なのかはわかるハズです。

  暗闇が訪れると現れる存在ダイアナ。本作はダイアナの戦闘力により海外ホラーの"命を脅かす恐怖"と明かりがつくと姿が消えて次にどこから現れるか分からないという日本ホラー的な"精神を脅かす恐怖"の2種類の恐怖が見事なバランスで描かれています。また、ダイアナの正体に関する資料の音声ファイルや写真の古臭い感じや、ダイアナの襲撃なんかは昔ながらのホラーを描いており安定のゾクゾク感・パニック感を味わえます。

  そしてこの作品の良い所は"ヤバイ感"これに尽きます。例えば、他のホラーで描かれる突然の襲撃、確かに怖いです。それにもしかしたら不気味なBGMが流れてきたら「あ、ヤバイかも」なんて思うかもしれないですね。しかしこの作品の場合はもっと分かりやすく「あ、ヤバイかも」が描かれます。まぁつまりは電気が切れるんです。電気が切れると登場人物が焦るのは勿論なのですが、釣られてこちらまで「ヤバイ、ヤバイって!早く明かりつけて!」って気分にさせられます。その共感性が非常に気持ちいいです!