新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

大切なものを守るためなら何度でも

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 「僕だけがいない街」主演 藤原竜也

 

 売れない漫画家藤沼悟はピザ屋のバイトで生活費を繋ぐ日々。そんな彼には不思議な力がありました。それは"リバイバル"と呼ばれる能力。何か事件が起きるとその直前まで自分だけが戻され、解決するまで繰り返すというリバイバル能力。そんなある日、遊びに来ていた母と買い物をしていると、リバイバルが発生。それによって母は悟の幼少期に起きた小学生の連続誘拐殺人事件の真犯人を察します。しかしそれによって事件は解決しませんでした。翌日、悟の母は真犯人によって刺殺されてしまったのです。さらに犯人の策略により濡れ衣を着せられる悟。悟は強く念じます「リバイバルよ、起きてくれ」直後、本当にリバイバルが発生。悟は母が殺される直前…ではなく、なんと小学生の頃に戻されてしまいます。

  悟がリバイバルによって戻ったのは、小学生連続誘拐殺人事件の被害者雛月加代が亡くなる直前でした。加代を救えば母が死ぬことも無くなる。悟は加代に積極的に接して彼女を救おうとします。果たして、悟は加代を、母を救えるのか。守れるのか…

 

  原作は三部けいによる同名コミックス。今作の実写版だけでなくアニメ化もされました。

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 僕はアニメも観ていなければ今作の実写版も初めて見るのですが、実はコミックスは全巻持っています。しかも話題になる前から持っていたこともありちょこっと優越感だったりする作品です。ストーリー上小学生時代が長いため、実写版するという話を聞いた時は「主演 藤原竜也」って言っても大人パート少ないじゃないかって思ってたんですが、モノローグは藤原竜也の声だったりとしっかり主演をしていました。そして1番好印象なのが違和感のなさ。まず、映画の内容がコミックスを大幅に改変していないです。漫画の展開をしっかりとリスペクトされていて、それでいてしっかりと2時間という短さに纏められています。もちろん、"纏める"という難しさの中削られたシーンもありますが(悟のクラスメイトの女の子に似た男の子の友達が云々とか)全く違和感なく仕上がっています。ま、まぁオチはオリジナルになっておりなかなかにびっくりだったのですが。思わずオリジナルってどんなんだっけ?と調べてしまいましたよ。なぜちょっとバッドエンド気味にしちゃったんでしょうか。そしてなんとコミックスの絵も使われさらにびっくり、悟の漫画家のしての作品として原作の絵が使われています。ちなみに悟が描いた漫画はリバイバル後の世界線でアイリが勇気付けられる漫画として描かれています。

  コミックスでも映画でも変わりませんが、今作の中で起きる事件といわれるものは虐待であったり小学生の連続誘拐殺人であったりと、現実味を帯びておりなおかつ気持ちのいいものではないものが描かれています。もちろん、コミックスでも胸糞悪いんですが、それが映画となるとより一層いやーな感じに仕上がっています。もちろんいい意味で。なんていうか、雛月の家とか、1回目の失敗で捨てられた雛月の衣類だとかなかなかくるものがあります。だからこそ成功した時はかなりスッとします。

 

  リバイバルというファンタジー要素があるものの、それ以外は都合のいい展開だとかファンタジーだとか一切ない本格ミステリーです!コミックスを読んだことある人も十分に楽しめます!!