新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

ノック、ノック、復讐の時間だよ

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 「ドント・ノック・トワイス」(原題 Don't Knock Twice)  主演 ケイティー・サッコフ

 

  麻薬により長年引き離されていた母娘ジェスとクロエ。母娘での再スタートを求めるジェスとは反対に、離れ離れでいる間にクロエの心は冷え切ってしまい、母を許せなくなっていました。

  ある日、クロエとそのボーイフレンドのダニーは近所の魔女屋敷の都市伝説を耳にします。ボロボロで古めかしい魔女屋敷、そこに隠された都市伝説とは

 

"屋敷のドアをノックしてはいけない。1回目のノックでそれは目覚め、2回目のノックで死から蘇る"

 

というものでした。噂を信じずノックするクロエとダニー、しかし噂はやはり噂でしか無かったのか、ノックしても何も起きませんでした。その夜、ダニーの部屋にノックの音が響きます。

 

"コン、コン"

 

覗き穴から廊下を確認するダニー、そこには誰もいません。しかし突如現れる黒い影、ダニーはそのまま何者かに飲み込まれてしまいます。

  一方、ダニーから連絡のないことに違和感を覚えるクロエにもそれはやってきます。日に日に幻覚を目にするクロエ。彼女は怯え、母に助けを求めます…

 

  とある民話の魔女をテーマにしたホラームービーです。タイトルが「ドント・ノック・トワイス」なのですが、ノックの度に出てくるというわけではなく、ノックがスイッチになりターゲットにされるというものなので主要人物がノックする機会はあまりないです。しかしながらノックの音は多めとなっています。というのも物語前半は魔女さんがクロエやダニーをビビらせるため、律儀にノックをしてくれるのです。

  ホラールーキーで歴の浅い僕ですが今作が一味違ったなと感じたのは、主人公サイドが完全巻き込まれ型の被害者じゃないこと。というのも、なんとクロエは今作の化け物である魔女と過去に因縁があるのです。魔女との因縁って…って思ってしまいますが実はそうではありません。魔女の生まれるきっかけ…つまり魔女屋敷に住んでいた老婆と関係があるのです。しかも割とクロエも悪くね?って思ってしまう関係ですね。何となくですけどホラーなどでは主人公は理不尽な被害者というイメージがあるので主人公サイドにも原因があるってのは新鮮でした。

  そして今作でホラーと同時に描かれるのが母娘の再起の物語。冒頭であれだけツンツンしていたクロエちゃんは割とあっさりジェスに頼りきりになります。元々ジェスがクロエとの再起を望んでいたため、再起が成功しているじゃんと思いがちですが実はそうでもありません。というのもクロエはジェスの過去のせいでなかなかあと一歩が踏み出せず、ジェスもまた魔女によって幻覚を見せられたクロエの狂言を100%信じきれずにいます。その微妙な間合いがゆっくりと迫ってゆくのがなかなかに見応えがあります。

  そしてやはり何と言ってもラスト!ある意味で超超衝撃のオチなのです!この作品、サスペンス要素も混じっておりまして、犯人がすごい意外なんですが、それ以上にそのオチが強すぎてなんか色々頭から飛んで行ってしまうのです!この感情を表すと…

 

なんだこれ!どうしてくれるんだこのモヤモヤ感!この要素ホラーにいるか!?面白いけどさぁ!…そんな感じです。多分この要素がマイナスに響く人も多いんじゃないでしょうか。