新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

お前がいれば、ハンディキャップなんて無いさ。

f:id:shoindy:20170809104300j:image

見ざる聞かざる目撃者」(原題 SEE NO EVIL,HEAR NO EVIL)  主演 リチャード・プライヤー ジーン・ワイルダー

 

  耳の不自由なデイヴと目の不自由なウォーリー。ある日ウォーリーが仕事を得ようとデイヴの働くキオスクにやって来たことで2人は出会い、意気投合します。

  2人が仕事を始めて数日、事件が起きてしまいます。ウォーリーが外で新聞の配達を待っている間、デイヴの目を盗んで店の前にいた男を絶世の美女が射殺したのです!現場には即座に警察が到着、2人は殺人犯の容疑をかけられてしまいます。

  一方で男を殺した美女は、男が持っていたコインを手に入れるため、殺人に手を染めていました。しかしそのコインは男がこっそりとキオスクの支払い箱に入れており、その後警察官に拘束される際にウォーリーが回収していたのです。

  そこで美女とその仲間の男はデイヴとウォーリーを釈放しようと決意、弁護士として2人の前に現れます。しかしウォーリーはその美女の香水の匂い、デイヴは美女の美しい脚に覚えがあり、彼女こそが犯人だと確信します。

  はたして、2人は無事容疑を晴らせるのでしょうか…

 

 

  今じゃ絶対作る事が出来ないであろう目の不自由な男と耳の不自由な男が繰り広げるドタバタコメディ映画。今作ったらやれ可哀想だとか配慮が足りないだとか言われそうな一本です。

  しかしこれが面白いのなんの!作り方が非常に上手くて最高に楽しむ事が出来る作品です!

  

  この作品の面白さはもう言わずもがなの2人のシチュエーション。お互いに状況を把握する手段が一つ足りないというシチュエーションがただでさえ上質なコメディをより楽しめるものに昇華させています。ちなみに、デイヴは読唇術を持っているという設定なので、正面からであれば伝わるという状態であり、それもまた面白いです。

 

  今作では、終始この設定で笑いを取るこいう事が徹底されています。そこに対する尋常じゃないこだわりも素晴らしいのですが、毎回毎回2人のハンディキャップが笑いにつながるという事が分かりきっているのに毎回毎回しっかり笑っちゃうんですよ!

  例えば前半、2人は警察に捕まってしまうパート、ここでは互いにチグハグなことを言うせいで警察官が混乱するのですが、中でもこのシーンが最高に面白い!

 

 

これ、警察官はデイヴが正面を向いた写真を撮りたいので、ウォーリーに頼んでデイヴに正面を向くよう伝えてもらうのです。正面を向いたら今度はじっとしているよう伝えてもらおうとするのですが…

 

  これを見て面白いと思ったあなた!もう絶対オススメですよ!こんな感じの笑いが大量に詰まっていますから!

  ちなみに物語が進むにつれてデイヴとウォーリーは警察署を脱走、美女らサザランド一味と対決というようにシチュエーションが変わって来るのですが、どこまで言っても全然危機感がないのがまた笑えます。

 

  最後に今回のタイトル、実は「お前がいれば、ハンディキャップなんてなんのその」ってつけたかったのですが、デイヴとウォーリーは"ハンディキャップ"だなんて思ってないので"無いさ"に変えました。最後のシーンを見ていただければその気持ちも分かるかと。