新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

俺がこの町とおふくろを守りますよ

f:id:shoindy:20170819192946j:image

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」 主演 山崎賢人

 

 M県S市杜王町、ベッドタウンとして急成長し、住みたい町としての評価を受ける一方で異常な量の行方不明者数を抱える町。その町に越してきた少年広瀬康一は同い年の少年と出会う。少年の名は東方仗助、今時珍しいリーゼント姿の高校2年生だ。そして、康一と仗助の邂逅から全てが始まったのだ。パワーを持ったヴィジョ"スタンド"を駆使した戦いが今、始まるー

 

  観に行くべきか観に行くまいか悩みに悩んで観に行った今作。原作は現在第8部「ジョジョリオン」をウルトラジャンプで連載している荒木飛呂彦の作品の第4部です。割と最近アニメ化をした事もあり存じている方も非常に多いでしょう。僕はブログの記事タイトルにセリフやサブタイを採用させていただいているほどファンですので観にいってがっかりしない様に観に行かなかったのですが、結局行っちゃいました。それでは感想です。あ、ちなみにどこまでがネタバレか全然わからんのでガンガン書きます。隠さないよ。

 

思っていたほど酷くは無かった

 

細かい事を語る前に全体の感想を書くとこの言葉につきます。思っていたほど酷くは無かった。原作はコアなファンが数多い事もあり、下手な改変やアレンジは命取りな作品、しかし「まぁ、映画だし仕方ないよね」で済ませることの出来るレベルでの改変でした。

 

良い点から話して行きましょう。まず全体的にキャラクター達。思っていたより全然素晴らしい。特に素晴らしかったのが由花子と虹村兄弟。

f:id:shoindy:20170819194609j:image

 由花子こと山岸由花子は康一に恋をするキャラクターです。映画では小松菜奈が演じています。恐らく連載当時には珍しかった"異常愛"を持った女性で、髪の毛を自在に操るラブ・デラックスというスタンドを使います。ブラフォードでも無ければラブラブの方でも無いです。

  映画では主要メンバーが高校2年生と1学年上がっている状態で登場、由花子は転校してきた 康一のお世話係として登場し、スタンドに覚醒していない冴えない康一君に対しても非常にエグ味の強い接し方をしています。いやー、ヤバさに関してはコミックスに引けを取らないですよ。爪のシーンはやばい。怖い。

 

f:id:shoindy:20170819195854j:image

虹村兄弟。虹村形兆虹村億泰、後に仗助の親友となる男億泰を新田真剣佑が演じました。真剣佑さんの億泰はキャラクターを研究しているのが良く分かる出来栄えで、ジョジョのゲームASBでこれ以上ないくらいぴったりだった高木渉さんの作り上げた"皆が描いている億泰像"にしっかり寄せてきているのが分かりました。そして億泰の兄形兆、ジョジョ界三大兄貴の1人である形兆を岡田将生が演じました。形兆の素晴らしいポイントは2つです。1つはその演技力。僕は存じていなかったのですが、ドラマ「小さな巨人」でも演技力の高さが話題になった程らしく、今作でも素晴らしい好演を見せてくれました。特に虹村父にキレるところなんかは真に迫っていましたね!そして2つ目はバッド・カンパニー。形兆のスタンドバッド・カンパニーは今作で1番報われたのでは無いでしょうか?バッド・カンパニーは小さな軍隊スタンド。

f:id:shoindy:20170819224257p:image

小さいながらも一体一体のパワーは強く、強力なスタンドです。コミックスやアニメですとバッド・カンパニートイストーリーのアーミー達が動けるようになったってイメージでした。しかし映画はそうではありません。映画のバッド・カンパニーは正に軍隊。その軍隊らしさにバッド・カンパニーの凶悪性と格好良さがビシビシと伝わって来ました!

 

  そして意外に良かった部門として紹介しておきたいのが我らが空条承太郎です。

f:id:shoindy:20170819224807j:image

第3部で主人公を務めた承太郎。恐らくジョジョという作品で1番顔の知られているキャラクターであり、指折りの人気キャラクターでもあります。そのため、恐らく誰が演じてもファンは納得しないであろうこのキャラクターを伊勢谷友介が演じました。正直、見る前の1番の不安は承太郎でした。ヒョロいし、イメージより歳とってるし。しかし、承太郎にはファンと原作へのリスペクトがしっかりと詰まっていました!

伊勢谷友介さん、アニメやコミックスで勉強したのでしょうか?オラオララッシュの迫力は期待以上でした。そして承太郎のトレードマークともいえる帽子と髪の毛の融合した姿も見事再現、そして何より承太郎のセリフはコミックスからそのまま利用されている率が異常に高かったです。すげー勢いでコミックス通り。これは嬉しいです。

  そして最後に残念な部分。コミックスとストーリーが違う!なんてのは残念な部分とは言いません。そういう改変は起きないと映画化なんて不可能ですから、チリペッパーのポジションにシアハが出るのも仕方がないと思います。残念だったのはそこではなく…仗助です。

  山崎賢人、あんまりジョジョに興味なかったんでしょうか?たしかトニオさんの名前をスタンド名だと間違えたとか自分の演じた仗助の読み方を間違えたとかのニュース記事もあったし本当にそうなのかも知れないですね…とにかく仗助の感情の起伏の薄さが残念でした。仗助といえば自慢のリーゼントを貶されたら鬼のようにキレるけれど普段は明るく元気な心優しいキャラクターです。実写の仗助、常に謎の冷静さを持っていました。リーゼントをバカにされてもあんまりキレてる感じはしないです。いや、一応怒ってるしクレイジー・D叩き込むんですけどね?康一が矢で射抜かれても反応するのは最初だけで全然焦ってる様子がないです。仗助は常にそんな感じ、気持ち悪いくらい冷静です。コミカルさのカケラもない。結果、全然愛着の湧かないキャラクターになってしまっていました。主演なのにね。

 

しかしまあ総評は意外と良かった本作。なんとか第2章につなげてほしいものです。