新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

情けない僕だけど、友のためなら

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「マーダー・オブ・キャット」(原題 MURDER OF A CAT) 主演フラン・クランツ

 

  身体はすっかり大人でも精神は未だ子どものまま、ママと共に実家暮らしのニートクリントンの唯一の親友は猫のマウサーでした。

  ある日、クリントンに悲劇が訪れます。なんと猫のマウサーが殺されてしまったのです。マウサーには矢が刺さっていたので他殺だったのは誰が見ても明らか、そしてマウサーの死はクリントンにとってこの上ない悲しみでした。

  クリントンは決意します。マウサー殺しの犯人はこの手で見つけてやると、決して許さないと。しかし犯人を探しているうちに、クリントンの知らないマウサーの姿が明かされてゆきます。マウサーの2つの顔、なんとマウサーは老人ホームに住む若い女性グレタにも飼われていたのでした!マウサーの死を知ったグレタと共に調査を進めるクリントン、やがて物語は唯の猫殺しでは済まないキナ臭い話に…はたして、クリントンは猫殺しの犯人を見つけられるのでしょうか。

 

  コメディサスペンス映画な本作、猫殺しの犯人を見つけるという笑えばいいのかしんみりすればいいのか微妙なくだらなさから始まるものの、物語が進んで行くうちに謎が謎を呼ぶという割と本格的なサスペンスを楽しむことができます。犯人は本当にギリギリまで分からないです。

 

  この物語の見どころは上述した本格的なサスペンス要素に対するクリントンの子どもっぽさです。短絡的、空気を読まない、考えが浅い…まさに"見た目は大人、頭脳は子ども"であるクリントンは見ていてこちらがイラっとしてくるほどです。それほどまでにフラン・クランツの演技が素晴らしいって事でしょうけどね!

  クリントンは中身が子どもなこともあって、何かマウサーに関わる情報があるとすぐに「犯人だ!」と言い張ります、証拠もあると言いますがそれも証拠たらしめてないですしね。それに対して嫌々付き合わされる周りの大人たち、それがまた面白いんです。クリントンが変人だと言うことも影響しているんでしょうね。しかし探偵…ごっこですが、調査力、行動力は割と高いため、ダメダメな傍で次々と手がかりを見つけているのもギャップで面白いですね。

  そして探偵業と同時に展開されるのはクリントンの精神的な成長、グレタとの出会いやホイル保安官との関係性によってクリントンが最後どこまで成長できるのか、ぜひ確認してほしいです!