新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

夢の国には秘密がある…それと闇も

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エスケイプ・フロム・トゥモロー」(原題 Escape from tomorw) 主演 ロイ・エイブラムソン

 

  休暇先でクビを言い渡された男ジム。彼が休暇で訪れているのは世界的にも有名なテーマパークです。

  テーマパークの中ではジムと息子エリオット、ジムと娘のサラと言ったように妻と持ち回りでチーム分けして別行動で楽しむ家族4人。しかしジムがフランス人の女の子2人を狙っている事が妻のエミリーにバレたり、時折見るアトラクションの人形たちが不気味に笑う幻覚などにより、2人の関係は徐々に悪化してゆき、やがて家族の絆は分裂してしまいます。そしてジムに恐怖がにじりよってきます…

 

  テーマパークといいましたが、ポスターにも分かる通りディズニーです。冒頭で「この作品はディズニーとは一切関係ありません」という文言がありますが撮影をディズニーランド内でしているため思いっきりディズニーです。なんなら放送にディズニーって言ってますし登場人物が「バズに乗りたい!」とか「プーさんかわいい!」とか普通に言います。

 

  物語を一言で言えば詰め込みすぎ感これにつきます。この映画、見どころや注目ポイントは全てディズニー非公認の元、園内の撮影が許されているという逆手をとって撮影されたという部分一点に集中しています。なかなか勇気がありますね。しかし製作者側にとっても勇気がいる事で、なおかつ見せたい場面なのか園内パートがめちゃくちゃ長いです。なーんにも起きない園内パートが全体の2/3くらいを占めています。なげぇ。

 

  ムッツリなおっさんが女の子たちに目を奪われるシーンがやたら多い本作、実は全編モノクロで撮影されています。その為、楽しいハズのディズニーランドの光景がどうにも不気味に映っており、色と音の偉大さに気付かされます。そしてやがてホラーっぽい要素が描かれ始めます。それはディズニーランドの地下で繰り広げられている謎の機関の壮大な計画だったり、女の子が連れ去られる話だったり…もう、お気づきでしょうが、いわゆる都市伝説がテーになっています。日本にもありますよね、ディズニーの都市伝説。ホーンテッド・マンションに本物の幽霊がいるとかね。これはかなり上手いテーマだと思います。ディズニーで撮影を敢行した上その場所の都市伝説をそのまま映像にする。もっと丁寧に作っていればかなり面白かったのではないでしょうか。しかし今作は…ちょっと駆け足すぎでしたね。一個一個のホラー要素からの解決までが早すぎます。しかもその一個一個には繋がりとかは無いんですよね、だから駆け足気味だったのが非常に残念でした。それ以外は楽しいですよ!