新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

人生はなかなか上手くいかない。

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 「ハッピーサンキューモアプリーズ ニューヨークの恋人たち」(原題 HAPPYTHANKYOUMOREPLEASE) 主演 ジョシュ・ラドナー

 

 短編小説で生活費を稼ぐ男サム。ある日彼は長編小説の連載をもらうため、出版社に面接に行きます。出版社に向かう道中の地下鉄、サムの目に止まったのは1人の少年。少年は母親らしき人を追いかけて電車を降りようとしたところ、人の波に飲まれて降り逃してしまいます。見兼ねたサムは彼を母親の元へ帰そうとしますが少年は母親の元へ帰るのを嫌がります。曰く本当のお母さんじゃないとのこと。

  初めは少年…ラシーンをなんとか里親の元へ帰そうと試みていたサムですが、次第に2人は絆を育むようになります。

 

 

  ニューヨークが舞台のラブロマンス映画です。ラシーンとサムの絆がメインの様な物語ですが、実はラブロマンスが超メインで、しかもサムとヒロインのミシシッピとの恋だけではなく、アニーとメアリーの恋も踏まえた三者三様の物語を描いています。

  ニューヨークを舞台に繰り広げられられる3人の物語。主人公は一応サムであるため、サムはミシシッピの恋とラシーンとの関係という2つのストーリーが用意されています。ラシーンとの物語に関しては、サムは家に泊めている間なにもしていなかった(申請等。一応警察には行ったもののラシーンが嫌がった)ことがやがて問題になって…って感じのストーリーで、よくある"親としての責任"だとか"軽い気持ちで引き取ってはいけない"だとかそういった物はテーマになりませんでした。ミシシッピとの恋は…まぁ、よくあるラブロマンスですね。サムの謎理論が最後に輝いていましたが。

 そしてアニーのストーリー、こちらはアニーにいいよるハンサムとは言えない弁護士サム2のアプローチにウンザリしているアニーが、サム2を無視しながらも自らの恋を探す物語です。まぁこの時点で分かるかと思いますし、作中でもなんとなく予想がつきそうなのでいってしまいますが、アニーがサム2の魅力に気づくまでの物語ですね。実は映画タイトルのハッピーサンキューモアプリーズの考えはアニーの物だったりします。素敵な考え方なのでもっと根幹を担っても良かったんじゃないかと思いますが、思ったほどフィーチャーされてなくて残念でした。

  そしてメアリーのストーリー、メアリーの場合は恋に繋がる話ではなく、彼氏が突然ロスに住みたいと言い出して…という話です。ロス大好きな僕からすればロスに行きたくないというメアリーのロスに対するマイナスイメージは不思議でした。しかし一方でロスを拒否するメアリーの故郷を捨てたくないという気持ちはよく分かります。それにしてもニューヨークってそんなに魅力的なんですかね?行ってみたいなぁ。

 

ラシーンの存在があるからなのか、作品全体が明るく、暖かい作品です。悪いことを考えている人が全然登場しないのも素晴らしいですね。サムに対して強い言葉を言う人もサムを愛しているからというのが伝わってきます。ライトな気持ちで観れる素敵なラブロマンスです。