プラネット・ハルク:天の巻 感想
あらすじ
変身後もブルース・バナーの知性を手に入れたハルク。その無双の怪力は人類に恩恵をもたらすはずだった。しかし、ガンマ爆弾の爆発が引き金となったハルクの暴走で、改めてその危険性を痛感した秘密結社イルミナティは、人類全体の利益のためにハルクの地球外追放を決定する。
国際テロ組織ハイドラの宇宙兵器の始末を任されたハルクは宇宙に出たが、それはイルミナティの罠だった。彼らはハルクの乗ったシャトルを急発進させ、知的生物のいない平和な星へとその進路を取った。
こうしてハルクの脅威は永遠に去った……はずだった。航法装置に異常が発生するまでは……。
故郷を追放され、弱肉強食の惑星サカーに流れ着いたハルクの闘争と抵抗の日々が今、明らかになる!
本誌より引用
概要
シビル・ウォー時に不在だったハルク。やがてハルクはシビル・ウォー終了後にウォーバウンドと呼ばれる仲間たちと共に地球へ飛来し、イルミナティを始めとしたヒーロー達を蹂躙します。しかし、なぜそこに至ったのか、ハルクが怒りの頂点に達したその出来事は今まで邦訳されていませんでした。それこそが本誌プラネット・ハルク、今月発売の天の巻、来月発売の地の巻の2部構成です。100%原案ではないですが、11月公開の「ソー バトルロイヤル」の元ネタにもなっている作品でもあり、トレーラでも確認出来、かつマブカプのコスチュームにも採用された剣闘士ハルクも今作で登場します。
「Marvel Unlimited より引用」
ちなみに 、このシーンでハルクが戦っているのは剣闘士シルバーサーファー。シルバーサーファーが登場するとは思わなくてびっくりしました。意外と剣闘士コスが似合っている。
「Marvel Unlimitedより引用」
アイアンマンやDr.ストレンジ、ブラックボルトにチャールズ・エグゼビア、ネイモア、ブラックパンサーで構成される優秀なリーダー集団(笑)イルミナティにより地球外追放されたハルクが辿り着いたのは惑星サカー。そこでハルクは奴隷となり、行動を制限されます。しかしハルクはやがて剣闘士して名を上げてゆき、グリーンスカーとして支配されている市民の支持を集めてゆくのです。
見方が変わってゆく
サカーから帰還したハルクがヒーローをフルボッコにするコミックス「ワールド・ウォー・ハルク」(以下WWH)。これだけを読んでいるとハルクと醜い怪物たちが脅威に見え、ヴィランとは言えないまでも"敵"として認識します。もちろん、WWHを読むにあたってプラネット・ハルクのストーリーを調べて読んだりしますが、それでもやはりそう見えてしまうのです。
しかし、プラネット・ハルクを読んでいると、だんだんと見方が変わってゆきます。最も大きいのはウォーバウンドに愛着が湧いてくる事ですね。ウォーバウンドのメンバーは
コーグ
ミーク
ブルード
「上記3点 Marvel Unlimitedより引用」
WWHを読む限りもう少し増えそうですが、とりあえず天の巻ではこの3人です。ハルクは独りになる事を望んでいるため割とシビアな関係なウォーバウンド、しかし、だんだんと彼らの絆は強く、硬くなってゆきます。
まとめ
地の巻へと繋がる引きもかなり気になるものになっており、非常に楽しみです!終わったらWWH読み直そう。