新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

俺らって…何してるんだっけ?

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「となりのテロリスト」(原題 FE DE ETARRAS) 主演 ハビエル・カマラ

 

  1992年…テロリスト組織ETAのメンバーが食事をしていた。たわいのない話を繰り広げていると、外からなにか物音が…メンバーの1人がこっそり様子を伺うと警察が来ていた。メンバーは慌てふためくも逃げ場はない、次々とメンバーが捕まってゆくなか、メンバーの1人…1番頼りにならなそうな男マルティンは窓から逃走した…

  15年後…マルティンは未だETAに所属していた。15年前と同じように、組織の上部からの連絡が来るまで待機する任務…しかしマルティンはリーダーとなっていた。マルティンの元に集まったのは3人の若者。恋人同士のアレックスとアイナラ、そしてペルナンド…集まった4人は上部の命令がくるまで待ち続ける…ただひたすらに待ち続ける…待ち続ける…

 

  新作のNetflixオリジナルムービー「となりのテロリスト」です。ただひたすら、上部からの連絡を待ち続け、暇を持て余すテロリスト4人を描いたシュールなコメディ作品です。

  今作を見るに当たって、知っていた方が良い知識がひとつ。それはETAの存在です。彼らが所属する組織ETAは実在する組織"バスク国民と自由"という組織です。1959年から続くこの組織の目的はスペインからバスク地方の分離独立をすること。つまり、スペインとは敵対していることになります。ちなみに、バスク民族とは、スペインの北東エリア"バスク地方"に居住している民族で、独自の言語"バスク語"を駆使する民族です。

 

  そんなバスク民族の彼らがひたすらに待機し続けているのはW杯に盛り上がるスペインの街、そう、つまりは敵地の最中にいるわけです。そんな敵地にいる以上、彼らの緊張は計り知れない訳です…まぁ周囲からしたらただの越して来た人な訳ですが。そりゃそうです、別にテロをしているわけでも無いですし。

  今作で笑いになっているのはその部分が多かったりします。彼らからすれば敵だらけの場所に居を構えているため、皆周囲との交流を極端に避けようとします。しかしまぁ完全に周囲との交流を断つなんてのは無理な話、気づけば彼らはリフォーム業者として仕事を依頼されたり、憎っくきスペインのW杯の試合をご近所さんと応援したりするハメになってゆくわけです。なんていうか…皆生きるのが下手すぎる…いや、いつまでたっても連絡が無く、疲れちゃうってのは分かるんですよ。分かるけどもさ、リフォームも試合観戦も割と序盤に引き受けてるんですよね。その場しのぎで話すから…

 

  そして今作…オチがかなりびっくり。いや、予想出来ないですよ。予想できない上にそれでいいのかお前たち!もうびっくりですよ。まぁ、ある意味似合っている…のか?