グウェンプール:こっちの世界にオジャマしま〜す 感想
あらすじ
私立探偵ハワード・ザ・ダックに奇妙な依頼が舞い込んだ。
怪盗ブラックキャットが、自分から盗みを働いた謎の小娘を捜し出して欲しいというのだ。
イヤイヤながらに捜査に乗り出したハワードは、マーベル史上、稀に見る奇天烈なヒロインと出会う事になる……?銃も格闘技もからっきしのくせに、コミックブックのオタ知識だけは満載の超次元ヒロイン、その名はグウェンプール!
本書あらすじより引用
概要
月末の恒例だったハズのアメコミ感想シリーズ、まぁなんやかんやで遅れに遅れてしまいました。勘弁してくださいね。
今回紹介するのはマーベル新世代ヒロインシリーズの第2弾グウェンプール。ちなみに第1弾はカマラちゃんです。
新生キャラクターは珍しい出自
さて、グウェンプール。実は彼女は中々に珍しいキャラクターだったりします。まず、グウェンプールの説明をする前にスパイダーグウェンというキャラクターの存在があります。
スパイダーグウェンの存在
「Marvel Unlimitedより引用」
2015年に展開されたイベント「スパイダーバース」あらゆる並行世界に属するスパイダーマン達が集合して戦ったこのイベントでは、並行世界毎に特徴的なスパイダーマンが登場し、活躍しました。スパイダーグウェンもその1人で、僕たちが良く知るアース-616では死亡しているグウェン・ステイシーがスパイダーマンになった世界からやってきました。そしてスパイダーグウェンは見事に人気キャラになりました。
そして、そんな人気をそのまま放っておくマーベルではありません。マーベルはその人気を利用し、ある企画を展開しました。それがグウェンのヴァリアントシリーズ。スパイダーグウェンの単独誌で行われたこのキャンペーンでは、グウェンは色々なヒーローを扮して登場しました。
「Marvel Unlimitedより引用」
そんな中で異常に人気を博したのがグウェンプール。彼女はあまりの人気からコミック化したのです。
ぶっとんでるぞグウェンプール
名前から分かる通りデッドプールのグウェンバージョンのキャラクターがグウェンプール。しかしデッドプールとはキャラクター設定が大きく異なります。特筆すべきはグウェンプールの出身地、彼女は現実世界(正確には僕たちの世界と非常に良く似た世界)から来たキャラクターであるということ。なので、彼女にとってマーベルユニバースはコミックスの中の世界、よってやりたい放題好き放題しまくるのです。ちなみに、グウェンプールはアメコミオタクでもあるためマーベルキャラクターの秘密などもめちゃくちゃ知っています。まぁそれが原因でややこしい事になるんですけど…
「彼女の本名、本名本名…ナタリー・ポートマンがやってた…ほらアレ…」
因みにこの後本名を叫ばれたソー(ジェーン)はブチ切れ。グウェンのユニバースにもナタリー・ポートマンはいるようですね。
「Marvel Unlimitedより引用」
ちなみに、表紙を描いているグリヒルは本編でも作画を担当、日本人アーティストでKAWAIIな絵柄がグウェンの魅力を最大限に高めています。
グリヒルカマラも登場、とってもキュート
「Marvel Unlimitedより引用」
まとめ
絵柄も可愛くて最近の注目キャラクターグウェンプール!まさに新世代ヒロインな彼女に今後も期待です。
グウェンプール:こっちの世界にオジャマしま~す (MARVEL)
- 作者: クリス・ヘイスティング,グリヒル,ダニーロ・ベイルーチ,御代しおり
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2017/10/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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