【アメコミ感想】インフィニティ・ガントレット
あらすじ
土星の惑星タイタンで生まれた魔人サノスは、ついに6つのインフィニティ・ジェムを手中に収め、所有者に無限の力を与えるインフィニティ・ガントレットを作り上げた……。
多元宇宙における最強の存在と化した彼は、愛する"デス"の心を射止めるため、全宇宙に死と破壊をもたらし始める。
その暴挙を止めるため、全てのマーベル・ヒーローたちがその力を結集、サノスに立ち向かう!
本書解説より引用
概要
マーベルコミックスにおける伝説的イベント、これを読まずしてマーベルを語るなかれな一冊インフィニティ・ガントレットです。 1991年に刊行され、その昔は日本語版もありましたが、長い時を経て再び翻訳版の発売です。なぜ、今再び翻訳されたのか、正直語るまでもありませんが…そう、来年公開の映画「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー」の存在。MCUにとうとう降り立つサノスとの戦いを描いた壮大な一作であるアベンジャーズの第3弾、その物語のベースになったのがこの作品インフィニティ・ガントレットなのです。また、作品が1991年ということもあって絵柄は古め、普段アメコミを見慣れている人からすれば古臭く、慣れていない人からすればファッショングッズとかで見かけるTheアメコミなアメコミが楽しめます。
圧倒的な強さサノス!
さて、では本題。本作インフィニティ・ガントレットで描かれるのは超強大な敵サノスとそれに立ち向かう数々のマーベル・ヒーローズの激突。サノスといえばの"指パッチンで全宇宙の半分が死滅した"とか"デスが大好きすぎる"とかいったストーリーが収録されているのも本作です。本作では、前作"サノス・クエスト"は未収録であるため、サノスがインフィニティ・ジェムを回収し終わり、無限のパワーを手に入れた後からスタートします。そしてデスちゃんに振り向いてもらうため、あの手この手でアピールするわけです(デスを欺いてインフィニティ・ジェムを集めたため愛想をつかされている)。そのアピールの中に指パッチンデリートがあるんですね。
強大強大と言いますが、サノスの強大さはシャレにならないレベルだったりします。本当に。どれくらい強大かというと、地球産のヒーローはほとんど活躍しないです。立ち向かわなかった訳ではないですよ?立ち向かった上で手も足も出ないのです。準備に準備を整えて挑んだものの、ジェムの特殊能力を切った状態のサノスにボコボコにされます。ちなみにジェムの特殊能力を切ったのもデスに振り向いてもらうため。苦戦したほうが興味を持ってもらえるって家臣のメフィストに唆されたんですね。うーん、恋は盲目。そんでもって目くらまし役にされたヒーローが負けると同時に登場するのが宇宙規模のやべーやつら。ギャラクタスやGotG2でピーターのパパとしても登場したセレスティアル、死の女神デス(裏切った…裏切った?)や時間そのものであるエターニティなどがサノスに襲いかかります。しかしそれでも勝ってしまうサノス、もうどーにもならんわけです。そんな状況でどう勝ち筋をみつけるのか、それは是非コミックスで見ていただきたい。まぁTL;DRとかでも見れますけど。そして映画への期待を高まらせたいものです。まぁ当然同じではないですが、どうアレンジするかを見たり、コミックス読者にはわかる小ネタを見つけられるので見る価値は十分にありますよ。
ガーディアンズも登場
映画の小ネタといえば、GotG2のラストシーンで金ピカおばさんことアイーシャが作り上げていたアダム。
あれはアダム・ウォーロックというキャラクターなのですが、彼が大活躍するのも本作インフィニティ・ガントレット。アダムがどんなキャラクターなのか気になっている方も必見だったりしますね。ネビュラやドラッグス、ガモラも出てきますよ、ネビュラはかなり衝撃的な見た目で登場。
まとめ
サノスの魅力がとことん詰まったインフィニティ・ガントレット!やっぱり傑作は一味違いました。本当に必読の一作、最高でした!!
- 作者: ジム・スターリン,ジョージ・ペレス,ロン・リム,堺三保
- 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
- 発売日: 2017/12/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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