新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

憎しみを燃やせ

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「レヴェナント:蘇えりし者」(原題 The Revenant) 主演 レオナルド・ディカプリオ

 

  1823年、アメリカ北西部、極寒地帯。毛皮のハンター団が帰り支度をしていると、原住民アリカラに襲撃された。命からがら逃げることに成功するも33名の死者を出す大損害だった。船に逃げた一団に対し、グラスは山道を行く道を提案した。グラスは原住民のポーニー族と結婚し、息子のホークとともにハンター達のガイドを務めている男だ。

  しかし、山道を進んでいる最中、グラスはグリズリーに襲われてしまう。ハンター団は負傷したグラスを担架に乗せて運んでいたが、そんな状態で過酷な山越えが出来るわけが、なく、苦渋の決断でグラスを置いていくことにした。これまでのグラスの助けに感謝するため、彼を慕っていたブリジャー、息子のホーク、そして毛皮会社の謝礼金につられた粗暴な男フィッツジェラルドがグラスを看取ることになった。

  山の中残された4人、やがてフィッツジェラルドに限界がきた。なかなかくたばらないグラスに嫌気がさし、彼を殺そうとしたのだ。それを見たホークは彼を止めようとするが返り討ちにあい、殺されてしまう。事情を知らないブリジャーはホークを探したが見つかるはずもない。全てを見ていたのは瀕死のグラスだけだ。

  翌朝、フィッツとブリジャーはアリカラの発する音を耳にする。ブリジャーはグラスを置いていくわけにはいかないと申し出るが、そんなつもりはさらさらないフィッツ。1人ではグラスを運べる訳もなく、2人はグラスを置いて逃げてしまった。

 さらに数時間の時が経ち、グラスはやっと(這うようにではあるが)動けるようになっていた。彼が辿り着いたのは愛する息子の亡骸の側であった。やがて、グラスの心は悲しみの灯火から怒りの業火へと変わっていった。それは自らの肉体が癒されるまでの間、サバイバル生活をしている中でも燻ることは無かった、フィッツへの復讐を遂げるため、グラスは立ち上がる。

 

  レオナルド・ディカプリオが悲願のアカデミー賞を取れたっつって話題になった映画「レヴェナント」です、遂に Netflixに登場。なんかアカデミー賞作品っていうと難しい作品のイメージが強いですが、今作も難しいながらに見応えたっぷりの作品となっています。言うてイメージですしね。  今作で描かれるのはサバイバルと復讐。とりあえず順番に感想をば。

 

  グラスがタイトル「蘇えりし者」になるまでにまず色々起きる今作。アリカラの襲撃がありーの団員めっちゃ死にーの、熊に襲われーの。そんな風に紆余曲折あった末に見捨てられ、やっと蘇えりし者に昇華します。しかし蘇るってことは一度は死の淵に立っていたということ、蘇ったからといって「うぉらフィッツジェラルドこんにゃろう!」とはならんのです。そんな余裕は無い。まずは回復、生き残る事が第1優先。そこで描かれるのが過酷なサバイバル生活。スターウォーズでルークがトーントーンの腹の中であったまっていましたが、アレの馬バージョンなんかも披露してくれます。よりリアル。なんでも実際の撮影でもえげつないくらい過酷で、動物の死骸と一緒に寝たり、生肉を喰らったり、自然光のみを頼りに撮影してたらしいですよ。アカデミーのハードルたっかい。そんな中で描かれるサバイバル生活なんだから正に生きてるっ!って感じがします。

 

  そして復讐パート、今作の悪役はフィッツジェラルドです。まず良かったところがフィッツジェラルドが本当に悪だった事です。本当にムカつきますよ、フィッツジェラルド。正に最低野郎です。だからこそフィッツに情が移ることも無いし、グラスの憎しみも味わう事ができます。いやしかし…そんなフィッツと行動せざるを得なかったブリジャーは本当に可哀想ですよね…

 

  時代考察とかの難しい面もある作品ですが、普通に復讐劇としても楽しめる1本です!ちょっと長いので、休みの日でもどうぞ!