新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

テレビは面白いけど、恐ろしくもある。

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「ジュディーを探して」(原題 The Clapper) 主演 エド・ヘルムズ

 

  ロスに住むエディの仕事はサクラの仕事。つけ髭やかつら、帽子で姿を変えてテレビのガヤとして出演して生活費を稼いでいる。大切なのは目立たないこと、顔を覚えられたらサクラだとバレてしまう。

  しかしある日、エディの生活は一変する。彼の生活を変えたのはあるテレビ番組"スティラーマンショー"だ。ショーはある日突然、どの番組にもいるエディに目をつけ、"拍手男"と名付けた。すると"拍手男"は大反響、一気に注目の的になる。それによりエディはクビになり、周りの人からしきりに拍手を求められ、そしてせっかく出来た彼女すら失った。

  果たしてエディの未来は…

 

 コメディ映画「ジュディーを探して」です。タイトルのジュディーとはエディがやっとの事で口説き落とした恋人の名前。映画の中ではジュディーではなく、ジュディ表記なのでジュディとさせていただきます。

  邦題が「ジュディーを探して」なのは、今作の後半がそういった展開になるから。というのも、後半、エディはジュディを探すためにスティラーマンショーに出演することを決意、ゲストだけでなく街角インタビューでジュディを探す企画を持つことになるのです。

 

  今作で描かれるのはコメディでありながら、あからさまなマスコミやバラエティの批判です。というのも、テレビ局側はエディの都合を気にせず騒ぎ立てて彼をクビに追いやったばかりか、ジュディへもインタビューしに行って彼女の職場もクビにし、エディの親友のクリスの楽屋姿を放送して笑い者にして…そう、笑い者。今作でエディとその関係者はどんどん笑い者にされます。確かに、エディは結果として売れっ子になれました。しかしその代償として失った人間関係は人気やお金より価値のあるものです。さらに、テレビ局は都合が悪くなるとエディをあっさりと切り捨てるのです。 確かに、世の中には優しい番組が沢山あります。しかし一方で人を笑い者にする番組が沢山あるのもまた事実です。日本にも思い当たる番組が沢山ありますよね。作中でそのことについてこう語られています。

「テレビって面白いよね、笑い者でないときは」

 

  笑い者になったとき、テレビは非常に恐ろしく、牙を剥きます。何人の人が見ているか分からないのですから。そして常に笑い者になっている側がいる事も事実です。たまには、笑い者になっている側の事も考えないとな、そう思わせてくれました。

  ちなみに、映画全体の雰囲気は暖かくてほっこりする雰囲気なので見易いですよ!