【アメコミ感想】グウェンプール:イカしたやつらが攻めてきた!
あらすじ
なりゆきでこっちの世界にオジャマしてしまったグウェンプールは、なりゆきでモードックの手下にされたものの、なりゆきで面倒なモードックを宇宙にポイして、なりゆきで一味のリーダーに!
なりゆきで生まれ、なりゆきに生きる、アドリブ上等の破天荒ヒロインが帰って参りました!
本誌紹介文より引用
概要
久々のアメコミ感想です。本日紹介するのはあのグウェンプールの2冊目。「Ms,マーベル」「スクィレルガール」を差し置いて1人だけ続編発売からの彼女の人気っぷりが伺えます。
一巻の感想は上のリンクから見ていただくとして…今回ではモードック(モードックが作ってグウェンプールがリーダーになる事になった傭兵チーム)の面々と共に一巻で戦ったイカ星人との再戦を描きます。
破天荒の被害者たち
前回ではソー(ジェーン)の本名を叫び彼女を怒らせた彼女ですが、今回も変わらず懲りずにヒーローの正体の口を滑らせます。今回の被害者は彼
「Marvel Unlimitedより引用」
アルティメットユニバース出身のスパイダーマンこと、マイルズ・モラレス君です。スパイダーマンといえばアイデンティティ隠してる系ヒーローの代表キャラクター、マイルズ君もピーターと同様、それなりに正体を隠しています。そんなんなのにあっさりバラす(手の形がウェブを打ってる)もんだから、そらこんな顔にもなりますわって話ですね。
ちなみに、マイルズ君と1話丸々絡む割にイカ星人戦にはマイルズ君は全く関係無かったりします。この回はグウェンプールは本題のモードック(チーム名)の仕事を忘れてマイルズと絡んでたって話です。なんやそれ。
VSイカ聖人
さて、本題のイカ星人戦ですが、ゴリゴリの戦闘という感じではありません。モードック(チーム)の雇い主ビンセントの正体の秘密や、イカ星人と組み始めたNYPDとの関係などのシチュエーションを活かしてどう切り抜けていくか…的な展開がメインとなります。ちなみに、イカ星人編でもグウェンプール節は炸裂しまくり。どうせモブだからと善良な市民を殺そうとしてみせたり、警察のうちの1人に名前を聞いて
「もうモブじゃないから大丈夫よ!また会えるわ!」
と言ったりと自由気ままです。ヴィランでありモードックの一員でもあるバトロックがカッコいいからか、グウェンプールの自由さは暴走の一途ですね。節度のあるヴィランとヒーローのはずなのにコミックである事を知ってるせいで禁忌を犯しまくるグウェンプールという対比が見事です。また、ほぼ全編グリヒル絵なのも好印象、グウェンプール普通に可愛いしね。
「Marvel Unlimitedより引用」
モブじゃなくなった巡査
「Marvel Unlimitedより引用」
カッコいいバトロックと可愛いグウェンプール
ある意味おバカシーンプールボーイズ
「Marvel Unlimitedより引用」
まとめ
日本人受けしやすい絵柄で読みやすく、他のコミックとも繋がりが薄いのでこれだけで充分に楽しめるグウェンプールシリーズ、オススメです。
グウェンプール:イカしたやつらが攻めてきた! (MARVEL)
- 作者: クリストファー・ヘイスティングス,アイリーン・ストリークホールスキー,グリヒル,御代しおり
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2018/04/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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