人もブロックも、一人では生きられない
「レゴバットマンザ・ムービー」(原題 The Lego batman movie) 主演 ウィル・アーネット
あらすじ
今日もゴッサムシティを守る孤高のヒーローバットマン。しかし、ゴッサムの街の人から称えられるような存在の彼も、屋敷に帰ってブルース・ウェインになると孤独な寂しい独り身、 そんなある日、ひょんな事から養子になったのは騒がしい少年ディック・グレイソン。ジョーカーが凶悪犯を収監しているファントムゾーンから今までにない悪者たちを引き連れてやってくる中、ゴッサムの平和を守り、ディックと家族になれるのか…
概要
タイトルの通りレゴなバットマンが大活躍する本作。内容も"レゴである"ということをしっかりばっちり活かした作りになっています。レゴの映画っていうとどうしても"子どもっぽい""実写ほど面白くは無さそう"といった印象を受けがちかもしれません。しかしみなさん!レゴをナメちゃあいけません!僕も昔は同じ気持ちでした。そんな印象が変わったのはレゴアベンジャーズのゲームを買ってからです。レゴの作品って…元の作品への愛がすごいんです!だからストーリーは子どもっぽいのにネタはファン向け!そう!ある意味究極の"誰でも楽しめる"系作品なんです!さらに、さらにですよ、今回の作品愛はバットマンだけじゃあ無いんです!
ネタがたっぷり!笑いもたっぷり!
まぁまずバットマン、彼に関するネタと言えばゲーム版レゴバットマンでもお馴染みのあれ
そう!アダム・ウェスト版バットマンです!「ナナナナナナナナバッマーン♪」で有名な事もありしょっちゅうネタにされますししょっちゅう歌います。今回はバットマンvスーパーマンからアダム・ウェスト版までの全てのポスターをパロってもいる気合の入りっぷりです。あ、アダム版はまさかの実写が流れました。めっちゃ陽気に踊ってた。
そしてバットマンだけじゃないってのはどういう事なのか?それはジョーカーの引き連れてきた悪役にあります。それは豪華すぎる面々、ベイン?違います。リドラー?いいえ。もしやJLAのメンバー?そんなもんじゃないです。今回の悪役達は…
そう!ワーナーがやってくれたんです!そのほかにもドラキュラやらゴジラっぽいやつやらと大騒ぎなわけです!こんなお祭り騒ぎ、面白くないわけがない!
まとめ
そしてストーリーは王道かつホロリとくる絆の物語に仕上がっており、これまたとても素敵でした。タイトルの通り、一人で生きるってのは本人が一人で生きているつもりでも、実際は助けられてるってのがしっかり伝わってきます。本当に一人の人なんかいない。三月のライオンの「まわりに心配されているうちは独立したとはいえません」みたいなセリフを思い出します。逆に誰からも心配されなくなる事なんてあるんでしょうかね?人間永久に独立できない疑惑