【アメコミ感想】グウェンプール:第四の壁、破っちゃいました
あらすじ
ようやくお出ましのデッドプールに、車に乗ってるゴーストライダー、黒髪ロングのホークアイ(♀)なんかとバカやってるのも楽しかったけど、やっぱ実家も気になるなぁ…
腹をくくったグウェンプールが実家のベルを押すと、現れたのは…テディ?って、テディって誰だよ!?
グウェンプールの「第四の壁」突破能力の真相と、アレな過去が明かされるファン必読の第4弾!
本書より引用
概要
前作がチームアップ回であるならば、今回はグウェンプール、グウェンプール、グウェンプールなどこもかしこもグウェンプールに染まっている第4巻です。お気楽な今までとは異なりネタバレしないように気をつけないといけないほどしっかりとしたストーリーが展開されます。それもしっかり1巻から繋がったストーリーとして!
軽さと深さの交じり合った本格ストーリー
さて、前巻のラストで”並行世界との繋がり”を認知したグウェンプール、原因としてはアース-616(コミックの基本ユニバース)とアース-TRN565(自分の生まれたユニバース)のNY市長が同じであったことでした。ちなみに僕たちの住むこの世界(アース-1218)の市長も同じですよ。デブラシオ市長ね。
そうしてグウェンプールは
「ということはこっちの世界にも両親がいるのかも?」
と元の世界の実家を訪ねることになったのでした。
そこでグウェンプールが出会ったのは弟のテディ。しかもこっちの世界のテディではなく、アースTRN565のテディでした。テディはグウェンに出会うなり、家の中のゲートを使って”こっちの世界に来る前の時間軸の元の世界”へとグウェンを連れ戻してしまいます。そこで明かされるグウェンの過去とは…
今作の注目は漫画の常識を覆すほどの漫画表現にあります。現実世界に帰ってきたハズのグウェンプール。本来アース-616へと行くはずだった瞬間にテディを見て思いとどまり、妄想へ逃げるのをやめ、映画館でバイトをする生活を送っていたグウェンにのしかかっている悩み。それは”漫画的表現が見えていること”でした。
その違和感はやがて、グウェンと第四の壁の距離をさらに近づけます。結果…それは常識を超えた表現へとつながるのです。さて、それがどういうことかと言うと…
隣のコマを破壊し
認識し
果ては漫画の外に飛び出します。こんなの見たことありますか?デップですらここまでしないのではないでしょうか?全部読んだわけではないのでわからないですけど。あとこの最後のコマのグウェンかわいいよね、マスクかぶらないでええわ。
まとめ
さらに、この物語にはまだ秘密があります。まぁ、これは今冊の大きな秘密になるのでここでは言わないで起きましょう。ですが「なるほど!」と思ってしまうほど複雑かつ考えぬかれた展開となっており、思わず過去3冊を読み返したくなるようなものになっています。本には時系列表がついているので、それを見ながら読み返す楽しみ方もできますよ。ちょこっとだけ登場する成長したスパイダーマン(マイルス)にも注目ですよ!
過去のグウェンプールはこちらからどうぞ!↓
グウェンプール:第四の壁、破っちゃいました (MARVEL)
- 作者: クリストファー・ヘイスティングス,グリヒル,御代しおり
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2018/09/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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