新米の一歩目

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Netflixオリジナルドラマ「パニッシャー」シーズン2感想!

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 こんちは!Shoindyです!さて、ゆっくり時間をかけましたが、遂に「パニッシャーS2」を完走致しました!ストーリー全部のあらすじを記事にしなくなったこともあり、しっかり映像に集中でき、また、見ながら他のことをする余裕が出来ました(集中できてない)!

 さて、それでは感想です。

 

より激しく熾烈に

 今シーズンでは戦闘が大幅にパワーアップ。ニューヨークから離れていた冒頭の時点から、あのフランクがボロボロになりながら戦っているのがかなり印象的でした。ボロボロになる担当のデアデビルさん(失礼)に負けず劣らずの傷だらけ、しかもそのボロボロになるのがフランクだということに意味がありますね。

 正直、いやもう動けんだろ…ってくらいにダメージを受けまくるフランクなのですが、その姿がまたかっこいい。後述しますが、今シーズンからフランクと行動を共にするようになるエミリーという守る対象がいることで、怪我をしながらも守り続ける姿に”覚悟”を感じます。

 さて、そんなフランクに襲い掛かるのは前作からの敵ビリー・ルッソと新ヴィランのジョン・ピルグリムです。

 

ビリー・ルッソ

 今シーズンの(今シーズンでも)メインヴィランを務めあげた”ジグソウ”ことビリー・ルッソ。コミックス通りのズタズタな顔にはならず、傷だらけの顔になって登場です。今シーズンでは”過去の記憶を失った状態”で登場。フランクのドクロベストの悪夢に苦しみながら入院生活を続ける中、後述する新キャラクターである精神科医クリスタと恋仲に落ちます。退院後はフランクの友人カーティスの元に集まっている退役軍人を使って犯罪行為に手を染めます。

 今シーズンで最低な男っぷりが増加しまくったビリー。正にヴィランの様相です。すぐキレるDV男に成り下がりながらも、フランクが自分をこんな目に合わせた事、自分がフランクの家族を殺害したという事を知った上で

「何もここまでしなくても、酷すぎる」

なんて言っちゃいます。どの口が。

 

ジョン・ピルグリム

 そして新ヴィランとして登場したジョン。牧師風の男で敬虔なキリスト教徒として登場します。オルタナ右翼ってやつらしいです。穏やかながらヴィランとしての残忍さを持ち合わせているのですが、正直ビリーがヴィラン過ぎて存在感が薄かったです。(多分)エミリーを出すためのヴィランなので、フランクの過去やビリーとは何のつながりも無いんですよね。

 

新旧注目キャラクター

 さて、そんな「パニッシャー」ですが、今作では女性陣がかなり魅力的なキャラクターとして仕上がっています。それぞれ異なる立場でありながら、強力な個性を放っていますね。

 

エミリー

  公開前は”詐欺師”という紹介をされていた少女エミリー。第一話から登場し、彼女の持っているあるものを求めたピルグリムが襲い掛かっているところにフランクが助け、以降一緒に行動するようになります。初登場時はレイチェルという偽名を名乗っていたせいで

「またレイチェルを守る話見るんか(タイタンズの直後に見始めたため)」

と衝撃を受けました。

 生意気なティーンエージャーなため、最初はフランクとの仲も悪く、フランクも黙らせるために口をテープで塞いでベッドに縛り付けたりしてました。犯罪臭…今更か。

 しかし、物語が進むにつれ、彼女も戦うようになり、フランクにとっても大切な存在になりました。第5話では2人でカード遊びをしてキャッキャしてるのですが、めっちゃ可愛かったです。2人とも。

 

クリスタ

 ビリーの精神科医として登場したクリスタ。彼を庇っているうち愛情が目覚めたのか、やがて恋人同士になるキャラクターとして登場しました。ハーレィ的なね。

 まさにダメ男に貢いじゃう彼女です。あれだけ怒鳴られたり急にキレられたら愛想を尽かしそうなものですが、依存でしょうねぇ…

マダニ

 今回の一番の被害者です。ハイ。かわいそうなくらい人生ボロボロにされてしまう彼女。ビリーがやばいやつだと主張を続け、彼が病院を抜け出した事でフランクをNYに呼び戻しました。しかし、そこからはエミリーに勝手にクレジットカードを使われたり、フランクの味方であることや、任務外なのにビリーを追っていることで疎まれ、立場を無くしてしまいます。そしてラストには…

 

もっと時間をかけても良かったかも

  今作の総評としては、ピルグリム編が不要だったのでは、感が否めませんでした。エミリーとフランクの関係が非常に良かったので、エミリーを出すために必要ではあったのですが、ビリー編とは全くつながりが無いことで、実質2つのメインストーリーになってしまい、どっちつかずになってしまっている印象をうけました。比重的にはビリー編が大きいので、ビリー編だけで良かったですよね。

まとめ

 ディスニー+が始動するためか、デアデビルやルークといったNetflixのマーベルシリーズの続編が中止されている中公開された本作。そのためか収まりのいいラストにしあがっており、気持ちよく終わっておりました。ラストシーンは正に「パニッシャー」の印象通りの終わり方をしておりますので、「海外ドラマは長いから苦手!」って方も気持ち良く見ることが出来ます!是非お試しください!