新米の一歩目

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【アメコミ感想】ワールド・ウォー・ハルク

ワールド・ウォー・ハルク (MARVEL)

 

 

あらすじ

  シビル・ウォー前夜、世界のさらなる安定を願うアイアンマンらイルミナティのメンバーは、人類最大の脅威となり得るハルクの地球外追放を決定する。

 シャトルに乗せられ宇宙に流されたハルクは、蛮族の惑星サカ―に漂着。数奇な運命を経て、サカ―の王となる。后を迎え、新たな人生を歩み始めたハルクだったが、シャトルの不意の爆発により、サカ―は灰燼に帰した。

 今やハルクに残されたのは、彼から后を、全てを奪ったイルミナティへの復讐の念のみ。かくしてハルクの旅が始まった。捨てたはずの故郷への旅が。

 シビル・ウォーに揺れた世界を襲うさらなる激震!怒りに燃えるハルクを前にヒーロー達に勝機はあるのか?マーベルユニバースを引き裂くバトル巨編、ついに邦訳!

 

本書より引用

 

概要

 こんちは!Shoindyです!さて、今回紹介するのは「ワールド・ウォー・ハルク」。実は発売したばかりでもなんでもありません。というのも、いままで僕は発売したばかりのアメコミばかり紹介していました。しかし、そもそもブログを始める前にも多くの名作が邦訳で出ているため、その魅力を伝えないのはもったいないなと感じていたのです。そこでこれからは!再び!しっかり読み返してその感想、魅力を伝えていこうと思います!第一弾は「ワールド・ウォー・ハルク」!ハルクの真髄を見よ!

 

大暴れ!これが、これこそがハルクだ!

 さて、今作「ワールド・ウォー・ハルク」は「プラネット・ハルク」というシリーズの続編にあたる作品です。前述にあるイルミナティの行動によって宇宙に飛ばされたハルク、しかし船内でハルクが暴れたため、生命のいない自然あふれる惑星にたどり着くはずだった船は惑星サカ―に不時着します。そこで展開されたハルクの物語が「プラネット・ハルク」。

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そこでハルクはコーグやミークら異星人と共に、戦いを生き抜き、王となったハルクでしたが、ハルクをサカ―に飛ばした宇宙船が爆発。こうして怒ったハルクの復讐劇、それが本作「ワールド・ウォー・ハルク」です。

 

ハルクの特性

 今作で描かれるのは圧倒的なまでの強さのハルク。それが魅力であり、見ごたえでもあります。ほぼ全編にわたってヒーロー達を圧倒する姿は劇中で語られる”ワールドブレイカー”という称号が見事にマッチしています。さて、ここで一つ皆さんに問いかけたいものがあります。それは…

 

 

 

「ハルクの強さってどれくらいだと思いますか?」

 

 

 

 というもの。どう思いますか?ソーくらい?ハルクバスターには勝てないくらい?……正解は……限界はない、です。ハルクには攻撃上限というものが定められておらず、怒れば怒っただけ強くなるという能力です(最近は不死性も能力といわれていますが)。なので、今回の”愛する妻と国を滅ぼされた”ハルクはそりゃもう強いわけです。しかも、しかもですよ今回は普通に言語を話すレベルには知性があるハルクです。その状態でも半端じゃないくらい強いんですから、もし知性が無かったら…と思うと恐怖しかありません。

 さて、では目に見えてどう強いのか、本作での描写を紹介しましょう。

①vsブラックボルト 

 インヒューマンでアティランの王ブラックボルト。彼の声は異常なまでの破壊力を秘めているため、普段は一切声を出さない生活を送っています。そんな一撃必殺のブラックボルトの攻撃に対し、倒します。しかもこれ、開始数ページでの出来事です。

 

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②vsDr.ストレンジ

 至高の魔術師であり、ブラックボルト同様にイルミナティのメンバーであるDr.ストレンジ。MCUでも強力なキャラクターですが、コミックスでもその強さは健在です。むしろコミックスでは魔術ほど万能なものはないので大抵のクロスオーバーでは無能にされます。そんなストレンジ、今作ではハルクの精神に侵入し、中のバナーを説得しようと試みます。ストレンジの独壇場であり、力が通用しない精神世界…バナーは…普通にハルク化してストレンジを締め上げます。精神世界?関係あります?それ。

 

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③vsセントリー

 当時、マーベルユニバースで絶大な力を誇っていたセントリー。太陽が100万個爆発したパワーと同等の力を備えています。精神を病んでおり、自分の中にヴォイドというヴィランの人格が潜んでいます。そんな彼なので、常に力を制御することを強いられていますが、今回ばかりはと、全力でハルクに対峙します。その迫力は、とにかく唖然とするばかりです。他のヒーローの介入の一切を許さないですからね。数ページに渡るその戦いは、正に伝説の決闘でしょう。

 

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画像元「Marvel Unlimited」

まとめ

 とにかくハルクの迫力、強さが分かる本作。実はシビル・ウォーの直後ということもあり、キャップが死亡し、ヒーローが分断している最中、という背景もあります。そういったバックグラウンド込みでも楽しめますし、今作一作でも十分に楽しむことができます!ハルク好きは是非!!

 

 

ワールド・ウォー・ハルク (MARVEL)

ワールド・ウォー・ハルク (MARVEL)