新米の一歩目

就職をきっかけに本当にやりたいことを見つけた新卒、映画の魅力を人に伝える仕事のために邁進!アメコミ、映画、海外ドラマ、ゲーム、散歩、いろいろ好き。

【アメコミ感想】フラッシュ:邪悪なる閃光(THE NEW 52!)

フラッシュ:邪悪なる閃光(THE NEW 52!) (ShoPro Books THE NEW52!)

 

 

あらすじ

バリー・アレンは、ようやくスピードフォースの可能性を理解しつつあった。この謎の力はフラッシュと結びつき、時間そのものを前に進めているのだ。しかし、何者かがスピードフォースを、フラッシュとは真逆の方向に進める能力を獲得した。暗黒の鏡像とでも呼ぶべきこの男は、時計の針を戻し、歴史を変えるほどの力を集めつつある。フラッシュはみずからの力を奪いとられる前に、リバース・フラッシュから現在を守ることができるのか?

 

本書紹介文より引用

 

概要

  レア回、DCコミックス感想です。フラッシュしか集めてないですからね。

  僕はフラッシュしか集めていないというほどフラッシュが好きなのですが、好きなだけで正直あまり詳しくはないです。CWのドラマは追いかけてますよ?今S2の途中くらい(激遅)。ですがコミックスに関しては正直全然分かってない状態だったりします。まぁ、何が言いたいかと言いますと、解説とか求めないで。という事でシンプルな感想、いきますよー。

 

高速のヒーロー

 My name is barry a…あ、これ違うわドラマだ。

  今作の主人公は言わずもがなフラッシュ、本名バリー・アレンです。これまでの3冊で死んだことになってたりゴリラに襲われたりと大忙しだったバリーも今作で職場復帰、しかしひと息つく間もなくリバース・フラッシュの脅威に迫られます。リバース・フラッシュっていうと黄色いスーツのフラッシュ、イオバード・ソーンのイメージですがNEW52だからかなのか見た目が全然違っていました。それがこちら

f:id:shoindy:20171210193842j:image

                       「DCコミックス.comより引用」

なんていうか…すごい悪魔的。でもカッコいいですね!このリバース・フラッシュは自らのとある過去を改変するために他のスピードフォースと繋がっている人物を殺してまわっています。それを止めるのが今作のストーリー。以前までのストーリー…というか人物が結構絡んではいますが、リバース・フラッシュ戦はここから始まってここで終わるので非常にすっきりと読めました、これは嬉しいですよね!

 

正直…

 逆に残念な点…というかこれはこの一冊に限ったことじゃないんですけど、解説書がペラッペラなのをどうにかしてほしい!いや、そもそも漫画に解説書があるのはおかしいのは知ってるんですけどね?マーベルの分厚さに慣れすぎているというか…

  でも真剣な話、アメコミの解説書は重要だと思うんですよね、アメコミを親しんで長い人でもわざわざ読んでニヤリとできるという楽しみもあるんですから、もっと頑張ってほしいです!

 

 

 

 

フラッシュ:邪悪なる閃光(THE NEW 52!) (ShoPro Books THE NEW52!)

フラッシュ:邪悪なる閃光(THE NEW 52!) (ShoPro Books THE NEW52!)

 

 

【アメコミ感想】絶対無敵スクイレルガール:けものがフレンド

絶対無敵スクイレルガール:けものがフレンド

 

 

あらすじ

Dr.ドゥームもサノスも、デッドプール だってまとめてたたんでゴミ箱にポイ!

絶対無敵なマーベル最強ヒロインもいよいよ女子大生!

寮に入ったのはいいけれど、カーテン開けたら即事件!

リスなヤツはだいたい友達、元祖けもの娘スクイレルガール、いよいよ日本上陸!

本書紹介文より引用

 

概要

 新世代マーベルヒロインシリーズの最終巻スクイレルガールです。カマラよりぶっ飛んでてグウェンプールよりは落ち着いてる彼女のコミックス、ここだけ聞くとパッとしないイメージですが、むしろ3作品の中で一番"楽しいコミックス"を体現しています。因みに、コミックス表紙は3作品とも日本人アーティストが担当していますが、中身とのギャップが最高にかけ離れているのも今作。中身は画像右下のヤツですよ。まぁ今回の表紙はマーベル×美少女のフィギュアのデザインとかも手掛けている方なので仕方がないっちゃあ仕方がないのかな。というかスクイレルガールはパズクエでも表紙とのギャップが話題になりましたね。こんなんばっかりか。

f:id:shoindy:20171209133015p:image f:id:shoindy:20171209133027p:image

問題の画像。こちらは表紙がグリヒルだったが故に起きた悲劇。

                                                                      「2枚ともにMarvel Puzzle Questより引用」

あ、というかこの画像でもうスクイレルガールの説明いらないですね。こりゃ楽。

  

リスっぽいだけの大学生と思うなかれ

  今作は単独紙となったスクイレルガールと初登場回を収録。単独紙では大学生となったドリーン(スクイレルガールのこと)が入学早々にギャラクタスと戦うというぶっ飛んだ展開が描かれます。

  今作で面白いのはギャグキャラクター故にできる無茶苦茶な展開。全身リススーツなんてふざけた展開はまだまだ序の口。月に行くためにアイアンマンのアーマーを盗んだり、超大量の読者コーナーがあったり、ほぼ全ページにわたってページ下に小ネタが仕込まれていたり…どこを見ても楽しめます。そして何より凄いのがギャラクタ戦、ギャラクタと向かい合って…行くぞっ!ってシーンの次のページ、読者コーナーがあって…さらにめくると

f:id:shoindy:20171209134232j:image

                         「Marvel Unlimitedより引用」

やられてるううううう                        

 

ええ、こんな作品なんです。どうやって戦うのか気になってたらびっくりですよ!や、まぁこの後読者コーナー挟んで何があったか説明はありますけどね。(「読者コーナー多くね?」って思いました?読んでても思うわ)

 

  と、こんな感じの作品ですがコミックスとしては魅力たっぷりで非常に楽しめました!!

 

 

絶対無敵スクイレルガール:けものがフレンド

絶対無敵スクイレルガール:けものがフレンド

 

 

東京コミコン行ってきましたよ 2017

タイトルの通りです。昨年2016年から始まった東京コミコン、最終日のみですが遊びに行ってきました。

  はてなアプリの不具合か画像が載せられないので、とりあえず文面だけの感想。貼れるようになったら更新します。

 

  今年は入場料が3500円とややお高め。それでも大盛況でした。2日目が一番すごかったらしいですけどね。

  あとでっかいビニルの袋がリュック型になってるリュック(説明下手か)が全員に配布されました。僕個人としてはこんなバッグは初めてでしたが中々良い。大きいので元々背負ってきたリュックもそのまますっぽり入って、なおかつ背負えるので手が埋まらないのは嬉しかったです。ワーナーブースでも配布していたっぽく、全員に貰える笑顔のおじさん柄ではなくCW柄(アロー、フラッシュ、スーパーガール、レジェンドオブトゥモロー)を背負っている人もちらほら、ピンバッチ付きだったので是非ともゲットしたかったのですがワーナーブースに来た頃には配布が終わっていたのか見つけられませんでした。

 

 そして入るとまず銀河帝国軍と反乱軍の方々がライトセーバーを持った撮影会をしておりワイワイガヤガヤ、去年ウーキーにライトセーバーを持たせてもらったので今年は参加しませんでしたがすごい人でした。段ボール製のAT-STが凄かった。

  完全余談ですがAT-STをチキン・ウォーカーって呼ぶのは世代で別れてるのかしら。父親がチキン・ウォーカー呼びなんですよね。AT-ATはAT-ATなのにね。

 

  ブースはそれはもうたくさん。モンスタージャパンのようなよくお世話になるところから知らないところまで。人が凄かったのはTシャツがうず高く積み上げられていたブース。まぁ、あれは欲しいよね…僕もトッド・マクファーレンスパイダーマン柄とGotG vol.2でクィルがインナーとして来ていたシャツ柄のTシャツを漁ったのですがMサイズか見当たらず断念しました。

  もう一つ凄かったのはジェダイ・チャレンジのブースですね!結局整理券ゲットできなかったです。PSVRで出てくれれば買うのに。あ、そういやマーベルユナイテッドも無かったですね。代わりと言ってはアレですが近くで行われていたスフィロのBB-8体験会は参加して遊びました。意外と難しかった。スフィロはあれが欲しいんですよね、ライトニング・マックイィーン。

 

  コスプレはやっぱり今年もデップとスパイダーマン人気が…いや、デップ人気が凄かった。何処にでもいるなってくらいデッドプール祭りでした。意外とトルーパーは少なかった?でっかいウーキーがいました。マジで大きい。コスプレも楽しそうですよね。一回でいいからやってみたかったり。バットマンダークナイトのスーツ展示の前で佇んでいたのには笑いました。すっごい人の輪出来てたし。立ってるだけなのにね!

 

  後初めてああいうイベントの飲食ブース行きましたよ。なんか地方活性化なのかみしまコロッケとかほうとうとか各地の食べ物が集まってて楽しかった。牛タンホットドッグとぜんざい頂きました。

 

  スターと会えたりなんだりの券は買ってないので分からないですがそれでも十分に楽しめました!なによりアレよね、みんなそういうのが好きって空気がいいよね。来年も行われるなら是非とも参加したいです。

 

 

  そういえば、マーベルのグッズが展示されていたブースにあった、スパイダーマンのシルエットが横向いててシルエットに文字が書かれているトート(ここでも説明下手)。あれ売ってました?欲しかったのですが見当たらず…どっかで買えるのかなぁ…

グウェンプール:こっちの世界にオジャマしま〜す 感想

グウェンプール:こっちの世界にオジャマしま~す (MARVEL)

 

 

あらすじ

私立探偵ハワード・ザ・ダックに奇妙な依頼が舞い込んだ。

怪盗ブラックキャットが、自分から盗みを働いた謎の小娘を捜し出して欲しいというのだ。

イヤイヤながらに捜査に乗り出したハワードは、マーベル史上、稀に見る奇天烈なヒロインと出会う事になる……?銃も格闘技もからっきしのくせに、コミックブックのオタ知識だけは満載の超次元ヒロイン、その名はグウェンプール!

本書あらすじより引用

 

 概要

 月末の恒例だったハズのアメコミ感想シリーズ、まぁなんやかんやで遅れに遅れてしまいました。勘弁してくださいね。

 今回紹介するのはマーベル新世代ヒロインシリーズの第2弾グウェンプール。ちなみに第1弾はカマラちゃんです。

 

新生キャラクターは珍しい出自

  さて、グウェンプール。実は彼女は中々に珍しいキャラクターだったりします。まず、グウェンプールの説明をする前にスパイダーグウェンというキャラクターの存在があります。

スパイダーグウェンの存在

f:id:shoindy:20171110193440j:image

                         「Marvel Unlimitedより引用」

2015年に展開されたイベント「スパイダーバース」あらゆる並行世界に属するスパイダーマン達が集合して戦ったこのイベントでは、並行世界毎に特徴的なスパイダーマンが登場し、活躍しました。スパイダーグウェンもその1人で、僕たちが良く知るアース-616では死亡しているグウェン・ステイシーがスパイダーマンになった世界からやってきました。そしてスパイダーグウェンは見事に人気キャラになりました。

  そして、そんな人気をそのまま放っておくマーベルではありません。マーベルはその人気を利用し、ある企画を展開しました。それがグウェンのヴァリアントシリーズ。スパイダーグウェンの単独誌で行われたこのキャンペーンでは、グウェンは色々なヒーローを扮して登場しました。

f:id:shoindy:20171110200133j:image

f:id:shoindy:20171110200228j:image

f:id:shoindy:20171110200435j:image

                       「Marvel Unlimitedより引用」

 そんな中で異常に人気を博したのがグウェンプール。彼女はあまりの人気からコミック化したのです。

 

ぶっとんでるぞグウェンプール

   名前から分かる通りデッドプールのグウェンバージョンのキャラクターがグウェンプール。しかしデッドプールとはキャラクター設定が大きく異なります。特筆すべきはグウェンプールの出身地、彼女は現実世界(正確には僕たちの世界と非常に良く似た世界)から来たキャラクターであるということ。なので、彼女にとってマーベルユニバースはコミックスの中の世界、よってやりたい放題好き放題しまくるのです。ちなみに、グウェンプールはアメコミオタクでもあるためマーベルキャラクターの秘密などもめちゃくちゃ知っています。まぁそれが原因でややこしい事になるんですけど…

 

  f:id:shoindy:20171110201800j:image

「彼女の本名、本名本名…ナタリー・ポートマンがやってた…ほらアレ…」

  因みにこの後本名を叫ばれたソー(ジェーン)はブチ切れ。グウェンのユニバースにもナタリー・ポートマンはいるようですね。

                     「Marvel Unlimitedより引用」

 

 ちなみに、表紙を描いているグリヒルは本編でも作画を担当、日本人アーティストでKAWAIIな絵柄がグウェンの魅力を最大限に高めています。

 f:id:shoindy:20171110202411p:image

グリヒルカマラも登場、とってもキュート

                         「Marvel Unlimitedより引用」

 

まとめ

 絵柄も可愛くて最近の注目キャラクターグウェンプール!まさに新世代ヒロインな彼女に今後も期待です。

 

 

グウェンプール:こっちの世界にオジャマしま~す (MARVEL)

グウェンプール:こっちの世界にオジャマしま~す (MARVEL)

 

 

雷神、覚醒

マイティ・ソー バトルロイヤル (字幕版)

 「マイティ・ソー バトル・ロイヤル」(原題 THOR RAGNAROK) 主演 クリス・ヘムズワース

 

 

あらすじ

  死にゆく父オーディンが封じ込め続けてきた邪悪なる存在ヘラ。ソーの姉でもある死の女神ヘラはオーディンの死をきっかけに自身の力の源アスガルドを制圧しようと動きだす。

  ヘラはミッドガルド(地球)にいたソーとロキの眼前にすぐさま現れた。しかしヘラの強さは圧倒的だった。ソーのムジョルニアは破壊され、自身も惑星サカールまで吹き飛ばされてしまう。サカールでは日々グランドマスター主催のバトルロイヤル的催しコンテスト・オブ・チャンピオンが繰り広げられていた。グランドマスターの催しの挑戦者として従わされたソーの前に現れたコンテストのチャンピオンはかつての友ハルク。さらにグランドマスターに仕える女性はアスガルド人のヴァルキリーだった。ソーはサカールを舞台に力をつけ、仲間を集め再びアスガルドを目指す。全てはヘラを討つために…

 

今までのソーと侮るなかれ

本日2017年11月3日より公開のMCU最新作です。ソコヴィアの事件から約2年、ヒーロー同士のぶつかり合い「シビル・ウォー」に参加していなかったソーとハルクは宇宙の遥か彼方にいました。今回はそれがメインのお話です。

  さて、上述した通り今作は"今までのソーのイメージを覆す作品"となっています。

  そもそも、ソー単体作品に抱いているイメージって"辛気臭い"ってイメージではありませんか?それはコミックスも映画も。ちなみに、ソーのオリジンは「マイティ・ソー」で

 

マイティ・ソー (字幕版)

2作目が「マイティ・ソー ダークワールド」

マイティ・ソー/ダーク・ワールド(字幕版)

 

ほら、もうね、ポスターからして真面目ですよね?それに比べて今作のポスター、上にもありますがもう一回どん

マイティ・ソー バトルロイヤル (字幕版)

ほら、もううるさいよ、視覚的にうるさいよ。

そしてもちろん内容もお祭り感満載。とりあえず第一弾トレーラーのノリが本作をよく表しているので見ていただければよく分かるかと。

 

ほら、楽しいでしょう?もうね、定期的に笑いを取らないと気が済まないのかって思っちゃうくらい明るいですよ。

 

それでも戦闘シーンはド級なのだ

 さて、本作全体が明るいとは言いましたがもちろん戦闘シーンは最高。まず全体の戦闘力が尋常じゃない。なんてったってアスガルド人とハルクですからね。そしてヘラの剣生成能力や覚醒ソーの無双がものすごいカッコいい!ハルクの暴走もど迫力!何を取っても見所満載なのです!

 

そして…

最後に注目してほしいポイント、それは…そう、ロキ!

  みんな大好き我らがチョロい神大活躍!

ハルクに久々に出会ってあからさまにビビるロキ、ハルクにビッタンビッタンされるソーを見て大喜びのロキ。最早脳筋ソーですら騙せないロキ。しかしやる時はやるロキ。もうロキの魅力大爆発。ロキ好きじゃなくてもロキが大好きになること間違いなしの一本なのです。 

 

  笑って、手に汗握って、興奮して、また笑って…ソーシリーズの最新作は必見の傑作でした!

 

 

 

 

 

プラネット・ハルク:天の巻 (MARVEL)

プラネット・ハルク:天の巻 (MARVEL)

  • 作者: グレッグ・パク,カルロ・パグラヤン,御代しおり
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2017/09/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログ (2件) を見る
 
プラネット・ハルク:地の巻 (MARVEL)

プラネット・ハルク:地の巻 (MARVEL)

  • 作者: グレッグ・パク,カルロ・パグラヤン,アーロン・ロプレスティ,ゲイリー・フランク,御代しおり
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2017/10/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログ (2件) を見る
 

 

プラネット・ハルク:天の巻 感想

プラネット・ハルク:天の巻 (MARVEL)

 

あらすじ

変身後もブルース・バナーの知性を手に入れたハルク。その無双の怪力は人類に恩恵をもたらすはずだった。しかし、ガンマ爆弾の爆発が引き金となったハルクの暴走で、改めてその危険性を痛感した秘密結社イルミナティは、人類全体の利益のためにハルクの地球外追放を決定する。

国際テロ組織ハイドラの宇宙兵器の始末を任されたハルクは宇宙に出たが、それはイルミナティの罠だった。彼らはハルクの乗ったシャトルを急発進させ、知的生物のいない平和な星へとその進路を取った。

こうしてハルクの脅威は永遠に去った……はずだった。航法装置に異常が発生するまでは……。

故郷を追放され、弱肉強食の惑星サカーに流れ着いたハルクの闘争と抵抗の日々が今、明らかになる!

本誌より引用

 

概要

  シビル・ウォー時に不在だったハルク。やがてハルクはシビル・ウォー終了後にウォーバウンドと呼ばれる仲間たちと共に地球へ飛来し、イルミナティを始めとしたヒーロー達を蹂躙します。しかし、なぜそこに至ったのか、ハルクが怒りの頂点に達したその出来事は今まで邦訳されていませんでした。それこそが本誌プラネット・ハルク、今月発売の天の巻、来月発売の地の巻の2部構成です。100%原案ではないですが、11月公開の「ソー バトルロイヤル」の元ネタにもなっている作品でもあり、トレーラでも確認出来、かつマブカプのコスチュームにも採用された剣闘士ハルクも今作で登場します。

f:id:shoindy:20171001230207j:image

                       「Marvel Unlimited より引用」

 ちなみに 、このシーンでハルクが戦っているのは剣闘士シルバーサーファー。シルバーサーファーが登場するとは思わなくてびっくりしました。意外と剣闘士コスが似合っている。

 f:id:shoindy:20171001230626j:image

                        「Marvel Unlimitedより引用」

  アイアンマンやDr.ストレンジ、ブラックボルトにチャールズ・エグゼビア、ネイモア、ブラックパンサーで構成される優秀なリーダー集団(笑)イルミナティにより地球外追放されたハルクが辿り着いたのは惑星サカー。そこでハルクは奴隷となり、行動を制限されます。しかしハルクはやがて剣闘士して名を上げてゆき、グリーンスカーとして支配されている市民の支持を集めてゆくのです。

 

見方が変わってゆく

 サカーから帰還したハルクがヒーローをフルボッコにするコミックス「ワールド・ウォー・ハルク」(以下WWH)。これだけを読んでいるとハルクと醜い怪物たちが脅威に見え、ヴィランとは言えないまでも"敵"として認識します。もちろん、WWHを読むにあたってプラネット・ハルクのストーリーを調べて読んだりしますが、それでもやはりそう見えてしまうのです。

  しかし、プラネット・ハルクを読んでいると、だんだんと見方が変わってゆきます。最も大きいのはウォーバウンドに愛着が湧いてくる事ですね。ウォーバウンドのメンバーは

コーグ

f:id:shoindy:20171001224945j:image

ミーク

f:id:shoindy:20171001225003j:image

ブルード

f:id:shoindy:20171001225014j:image

                     「上記3点 Marvel Unlimitedより引用」

WWHを読む限りもう少し増えそうですが、とりあえず天の巻ではこの3人です。ハルクは独りになる事を望んでいるため割とシビアな関係なウォーバウンド、しかし、だんだんと彼らの絆は強く、硬くなってゆきます。

 

まとめ

  地の巻へと繋がる引きもかなり気になるものになっており、非常に楽しみです!終わったらWWH読み直そう。

 

Ms.マーベル:もうフツーじゃないの 感想

Ms.マーベル:もうフツーじゃないの (MARVEL)

 

あらすじ

『インフィニティ』の戦いのさなかに炸裂した「テリジェン・ボム」は、新人類インヒューマンズの遺伝子を持つ人間を超人に変えた。

ジャージーシティに住む16歳のムスリムの少女、カマラ・カーンもその一人。家族や友人、周囲との関わり方に悩む一方で、二次創作まで手がけるヒーローオタクでもある彼女は、偶然、手に入れたこの力とどう向き合っていくのか?

新世代のヒロインとして注目を集めるMs.マーベルのデビュー作にして、ヒューゴー賞を受賞した傑作がついに登場!

本誌より引用

 

何度でもいいましょう!ティーンヒーローが大好きだっ!

  ついに、ついにあのカマラ・カーンが邦訳版で登場しました!こんな日が来るとはっ!う、嬉しい!

 

  本誌は現行Ms.マーベルことカマラ・カーンのオリジン作品です。ちなみに、旧Ms.マーベルで現行キャプテン・マーベル、最近Fアベンジャーズやマブカプに引っ張りだこのキャロル・ダンバースとは全く関係ありません。カマラがキャロルのファンってだけ。

 f:id:shoindy:20170930113637j:image

                       「Marvel Unlimitedより引用」

正にマーベルの"今"を象徴する彼女はパキスタン出身でイスラム教徒のヒーロー。以前紹介した「インフィニティⅡ」でブラックボルトが爆発させた"テリジェン・ボム"により、一般市民の中に眠っていたインヒューマンズの遺伝子が強制的に覚醒し、インヒューマンズは人口減の問題を解決させました。今作の主人公カマラもテリジェン・ボムの被害者の一人。厳しい家庭に生まれたカマラは両親の目を盗んでナイトパーティーに参加、そこでテリジェン・ミストを浴びてしまいます。

 

ティーンが抱える不完全さ

  カマラの魅力はなんといってもティーンならではの不完全さにあります。上記でキャプテン・マーベルと関係ないといいましたが、カマラの能力もまた、キャロルとは大きく異なっています。カマラの能力は"見た目の変化" "体の変形" "縮小・巨大化" "ヒーリング・ファクター"…です。そして何より可愛い。これ、大事。

f:id:shoindy:20170930115400j:image

                       「Marvel Unlimitedより引用」

  しかし上記の通りカマラはまだまだ新人、そもそも、突然手に入れた能力を上手く使いこなせません。例えば、テイラー・スウィフトになろうとしたらお母さんになっちゃったり

 f:id:shoindy:20170930115054j:image

(アミというのはアラビア語でお母さんの意味)

                      「Marvel Unlimitedより引用」

 ちょっとした怪我で すぐ弱気になっちゃったりね。

  また、ティーンには欠かせない若者らしさもしっかりカバーしています。最早一番の敵なんじゃないかってほど苦しめられる"外出禁止"や能力の使い方をググってもオンライン・ゲームの情報しかでなくて悩んだり、ずっと憧れていたヒーローなのになかなか上手くいかず思い悩んだり…もう、ティーンらしさ大爆発、まだまだヒーローには程遠いです。いうなれば金網マッチで稼いでた頃のピーター。

 

  それにしてもカマラのオリジンは本当に丁寧に描かれています。だからこそ魅力的なのかもしれないですけどね。

 

 

Ms.マーベル:もうフツーじゃないの (MARVEL)

Ms.マーベル:もうフツーじゃないの (MARVEL)