団結すれば立ち、分裂すれば倒れる
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(原題 Captain America : Civil war) 主演 クリス・エヴァンス
概要
コミックス版「シビル・ウォー」は今まで何度か取り上げて来ましたが、Blu-ray化によってやっと映画版を書けるきっかけができました!
アベンジャーズタイトルの2作目である「アベンジャーズ: エイジ・オブ・ウルトロン」を経ての今作。物語冒頭のアベンジャーズの活動も最新のメンバーでの出動です。事件はその出動がきっかけにスタート。アベンジャーズの失態により被害者が出たことにより世間が声をあげ、ヒーローを政府認可すべきという協定ができてしまいます。
それに従うべきというアイアンマンサイドと反対するキャップサイドの戦いの火蓋が切られます!
やっぱり見どころは飛行場!
今作で注目はなんといっても飛行場の大乱闘。大乱闘の名前の通りチーム・アイアンマンとチーム・キャップが全員集合して戦います!
このシーンの何がすごいってキャラクター全員がヒーローで主人公、でもちゃんとみんな見せ場があること。たとえば今までのアベンジャーズは敵がチタウリ兵やウルトロンのロボット軍団であるため、アベンジャーズだけの見せ場を作ればオッケーなんですよね。敵はバッタバッタ倒されていけばいいので。ただこのシーンに関してはそうはいかないです。全員が主人公なので全員を活躍させないと行けません。しかしそれがバッチリ出来ている。全員がそれぞれのアビリティをしっかり活かした最高のシーンを見せてくれるのです!正直このシーンだけでもBlu-rayを買う価値アリですよ!いや本当に!
しかしもちろん見どころは飛行場だけではありません!謎の男バロン・ジモの目的や新登場のキャラクターでメインストーリーに大きく関わるブラックパンサーの立ち回り。そしてラストの気になる終わり方、全てを含めて最高です!
遂に登場!スパイダーマン
そしてやっぱり個人的に嬉しいのは我らが「親愛なる隣人」、そして僕が一番好きなキャラクターであるスパイダーマンの登場!彼はソニー・ピクチャーズとの協力体制によりMCUに参加できるようになったため、再再リブートしてのデビューです。僕は歴代スパイダーマン実写化の中では「アメイジング・スパイダーマン2」のコスチュームが一番好きなのですが、今作からのスパイダーマンのコスチュームもなかなかに素晴らしいです!見た目はかなり初期っぽいのですが、目のサイズが可動式になったことでアニメやコミックスのような表情が出ていてかなりナイスです!
ただ、やはりフェイズ3ということもありもう初心者への優しさが全然ありませんね笑
知っていることが前提のセリフやストーリーラインになってきていますので、MCUが気になっているものの手を出していない人はここから入るのは難しいですし、過去のMCU作品全てを見るのもどんどん大変になってきています。
そうですね、とりあえずMCUに興味がありつつも触っていない人は
アベンジャーズ→キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー →アベンジャーズAoU→シビル・ウォー
くらいは見た方がいいと思います。そろそろ「まだ間に合いますよ!」って言いづらいので、是非見ましょう!笑
この先まだまだ控えているMCU作品、どの作品もクオリティが高く大満足できます!これからも楽しみです!
- 作者: マーク・ミラー,スティーブ・マクニーブン,石川裕人,御代しおり
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2011/09/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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あれから15年、時が経つのは早すぎる
はじめに
2001年9月11日、アメリカで同時多発テロが発生し、多くの死者が出ました。当時は日本でも報道され、ジェット機がワールド・トレード・センターに衝突したというニュースは世界を震撼させました。僕はまだ小学校低学年であり、その悲劇のもたらすショックの大きさは理解しておりませんでしたが、それでもやはり、テレビでそのニュースが流れていた当時の事をなんとなく覚えています。
そこで、本日はそんな9.11事件と関係のある作品の感想です。
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」(Extremely Loud & Incredibly Close) 主演 トーマス・ホーン
概要
実は今作は劇場公開時に見たので2度目の視聴、ですがいま見ると結構思うことが違っていました。
9.11テロに巻き込まれ大好きな父を亡くしたオスカーが、父の遺品からどこかの鍵をみつけ、その鍵に合う鍵穴を探してニューヨーク中を旅する作品。9.11がもたらした喪失感ややりきれない気持ち、どこへ向ければいいのか分からない怒りなどが見事に表現されています。
ですが、ちょっと難しいというのが正直な感想。まず、上記の表現がなされているのいうのはオスカー役のトーマス・ホーンやその母リンダ役のサンドラ・ブロックの高い表現力、演技力からしっかり伝わってきます。しかしそのリアリティはやはり災害などで大切な人を亡くした人にしか分かり得ないです。
そして次に難しいのがオスカーへ感情移入し辛いというのがあります。オスカーは頭のいいものの少し変わり者の少年。父の死により怖いモノが増え、パニックになりやすい少年です。しかしそんなことよりなによりオスカーを好きになれないんですよね。変わり者であるとか、父を亡くしたからとかあると思うんですけど、それを差し引いてもうーんと思ってしまうほど自己中心的な男の子です。他の人がツラいとか眠いとかそんなの全然気にしない、ガンガン踏み入れてくる、しかも自分が怖いと決めつけたことには異常なまでに避け、過剰な防衛行動に出る割に下に見た人にはすごく不遜な態度。正直、出会った人々が優しくて良かったねと言わざるを得ないほどです。
逆にすごく素敵なのがオスカーの母リンダ。物語終盤で彼女の行動が明かされますが、その際のオスカーとリンダが語り合っているシーンは本当に素晴らしい。愛に溢れており、少しウルっと来てしまいました。この映画は上記のオスカーとリンダが語り合うシーンを始めとした素敵なシーンはほとんどが終盤に集約されています。終盤では先ほど述べたオスカーのキャラクターも気にならなくなりますよ。
本日9月11日をもって、悲惨な事件から15年という月日が流れましたが、これを機にこういった作品に触れることで、悲劇を忘れないことや時には思い出すことをしてみてはいかがでしょうか?
アンキャニィX-MEN:レボリューション感想
あらすじ
ミュータントの同胞であるスカーレット・ウィッチが引き起こした「M-デイ」により、ミュータントは絶滅寸前の状態に追いやられた。
種族の復興に奔走するサイクロップスは、禁断の力、「フェニックス・フォース」こそミュータント復活の鍵と信じ、ついにその力を手に入れる。
神にも等しい存在となった彼は、人類とミュータントの共存を目指す革命に着手するが、あまりに急進的なその行動は世の反発を招き、アベンジャーズとの対立の末、彼はフェニックスの力を失い、獄に繋がれる身となってしまう。
しかし、戦いの末に世界に散ったフェニックス・フォースは無数のミュータントを生み出していた。サイクロップスの願いは叶えられたのだ。
マグニートー、マジックら、同志の協力で脱獄を果たしたサイクロップスは、新世代のミュータント達を導くべく、新たな戦いに挑む。亡命者の汚名を着ながらに……。
『AVX』後の新たなX‐ユニバースを描く「マーベルNOW!」の注目タイトル、ここにスタート!
本書より引用
概要
「AVX:アベンジャーズ VS X-MEN アルファ & オメガ」
で脱獄したサイクロップスを始めとする新生X-MENを描いた今作。新生X-MENとは言いますがメンバーがサイクロップス、エマ・フロスト、マジック、マグニートーと危険なメンツの上そもそも脱獄犯であるためヒーローチームと明言していいのか微妙なポジションです。ちなみに他のX-MENのメンバーやミュータントの多くはウルヴァリンが学長を務めるジーン・グレイ学園におります。
物語の主軸としてはアンキャニィX-MENの面々がAVXを機に誕生した新たなミュータントを保護し、新生エグゼビア学園に迎え入れるというもの。これだけ聞くとかなり平和的ですが、マグニートーが共にいることから分かる通りかなり過激な方法でミュータントの保護を推し進めます。その行動もタイトルから分かる通り「革命」と捉えており、いろいろな意味で危険な存在となっています。
敵はアベンジャーズ?
そんな彼らであるため、対峙する敵も凶悪なヴィラン!!……という訳ではなくミュータントを迫害する市民やアベンジャーズなど、特にアベンジャーズはAVXのしこりが残っており険悪な関係のようです。
また今回からのサイクロップスやマグニートーのコスチュームにも注目、マグニートーは今までの紫ではなく白コスチューム、サイクロップスの新バイザー(バイザーでいいのか?)もイカしてます!どちらもゲームアプリ「マーベル:パズルクエスト」で登場しており馴染みはあったのですがコミックスで見られると別格の嬉しさがあります!
- 作者: ブライアン・マイケル・ベンディス,クリス・バチャロ,フレイザー・アービング,御代しおり
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2016/04/30
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ワールド・オブ・スパイダーバース感想
あらすじ
スパイダーアーミーとインへリターズが激突したスパイダーバースの戦い。
多元宇宙を股にかけた激戦の裏では、幾つもの知られざる戦いが繰り広げられていた。
インへリターズに無限の命を与えるクローン施設の破壊に赴いたスカーレット・スパイダーら、ピーター・パーカーのクローン達。
密命を帯びて、インへリターズの本拠地へと潜入したスパイダーウーマンとシルク。
インへリターズ打倒の鍵を未来世界に求めたスパイダーマン2099とレディ・スパイダー。
一方で、そんな死闘が展開されているとも知らず、気ままな日常を過ごすスパイダーもいれば、戦列に加わる事すらなく、敢え無く潰えた者もいる。
各々が各々の生を生きた末に交錯するスパイダー達の運命。インへリターズとの決戦に向け、史上最大スパイダーアーミーが結成される!
スパイダーバース本編をも上回る数のスパイダーが登場するスパイダーバースの集大成、ワールド・オブ・スパイダーバース。三部作を締めくくるシリーズ最大のボリュームでついに登場!
本書より引用
概要
スパイダーバース完結!
三ヶ月にわたり展開したスパイダーバース邦訳シリーズ、ついにその最終巻ワールド・オブ・スパイダーバースが発売されました。
しかし今回のスパイダーバース、表紙より注目すべきはここ!
分厚っ!重っ!
半端ないボリュームと重量感です笑
つまり読むのにものすごい時間がかかったわけです!昨日更新したかったんですけどね!無理でしたね!
スパイダーバース、その裏側
さて、ワールド・オブ・スパイダーバースはエッジ〜があらゆるスパイダーがスパイダー軍団に所属するまでを描いたのに対して、本編の裏側を描いたものになっております。
スパイダーバース本編で度々「この続きはスパイダーバース#2で!」のような表示が出るのですがその「この続き」を集めた一冊ですね。なので我らがアース616スパイダーマンはメインストーリーにいたため今作ではほとんど出番がないのです。
そしてその裏側ストーリーには何があるのか、紹介していきます!
①クローンによるクローン防止作戦!
インヘリターズがクローン技術を用いているため、倒しても倒しても復活してしまう!
そこでクローン製造の本拠地を破壊するためスパイダー軍団のなかでもクローン生まれの3人が動き出す!
メンバー
・スカーレット・スパイダー(ケイン・パーカー、アース616)
スパイダーバース本編でも「アザー」として重要な役割を果たしたスパイダーマン、ピーターのクローン。
・スパイダーマン(ベン・ライリー、アース94)
スカーレットと同じくピーターのクローン、クローン・サーガ時代に彼こそが本物でピーターがクローンと判明したが結局はピーターが本物と判明、アース616では戦死している。こちらは戦死していない世界線
・ブラック・ウィドウ(ジェシカ・ドリュー、アース1610)
元スパイダーウーマンでピーターの女性版クローン、マイルズ・モラレスと同じくアルティメットユニバース出身。
クローンストーリーはベンのカッコよすぎる姿や敵として立ちはだかるアイアンマン、ヒューマントーチなど見応えたっぷりでした!ウィドウがちょっと気になってしまったのでアルティメットユニバースに手を出しそうな予感がして恐ろしいです笑
あとこのベンのフィギュアめっちゃほしい高い。本編では普通のスパイダーの格好ですけどね。
②シルクちゃん逃走劇!
スパイダーバースでインヘリターズに重点的に追われていたシルクの逃走劇!
メンバー
・シルク(シンディ・ムーン、アース616)
スパイダーバースでは「ブライド」として重要なポジションにいた女性。ピーターと同じく蜘蛛に噛まれて能力を得た。
・スパイダーウーマン(ジェシカ・ドリュー、アース616)
スパイダーマンと直接のつながりは無いものの古くからいる女性ヒーロー、アベンジャーズにも在籍している一方ハイドラと関係があったりスクラルに入れ替わられたりしてる人
スパイダーウーマンがコスチュームチェンジするきっかけも収録されているストーリー、またインヘリターズの弱点である放射能を発見した経緯も描かれているなど重要な部分が多く描かれています!
③2099年で大暴れ!
スパイダーバース本編で倒したインヘリターズの1人、デイモスを調べてインヘリターズの弱点を調べようと2099年に来たスパイダー達、追ってくる新たなデイモスとの一騎打ち!
メンバー
・スパイダーマン2099(ミゲル・オハラ、アース928)
2099年の未来で活動するスパイダーマン、スパイダーバースからの登場ではなく以前からいたため、アース616のピーターとの繋がりもある
・シックスアームド・スパイダーマン(ピーター・パーカー、アース92100)
スパイダーパワーを消すための薬品の影響で逆に腕が6本になってしまったスパイダーマン
・レディ・スパイダー(メイ・ライリー、アース803)
メイ伯母さんが知識と才能によってスーパーパワーではなくアイアン・スパイダーのような腕と発明品で戦うスパイダー、インヘリターズからは偽物扱いされている。
なぜ最後に再びレオパルドンが出てきたのかやレディ・スパイダーの悲しい最後など他2作品に霞まないほど濃く熱い展開です!
まとめ
上記の3つのストーリーをメインにしながらも、他にも格ゲーの世界のスパイダーマンや新聞のマンガスパイダーマン、名前だけ登場の映画スパイダーマンや舞台版スパイダーマンなどなど、前2作に負けず劣らずのスパイダー尽くしでした!
しかも!同封されていた広告によるとスーペリアスパイダーマンの邦訳も決定など、スパイダーマン絶好調です!!
- 作者: ダン・スロット,オリビア・コワペル,ジュゼッペ・カムンコリ,秋友克也
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2019/02/16
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- 作者: ダン・スロット,クリストス・ゲイズほか,ジュゼッペ・カムンコリ,アダム・キューバートほか,秋友克也
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- 作者: ダン・スロット,スコッティ・ヤングほか,ウンベルト・ラモス,ジェイク・パーカーほか,秋友克也
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【アメコミ感想】アンキャニィ・アベンジャーズ:レッドシャドウ
あらすじ
スカーレット・ウィッチが引き起こした「ハウス・オブ・M」の事件の結果、絶滅寸前の状態に陥ったミュータント。
だが、フェニックス・フォースの到来は彼らに再び繁栄をもたらした。
ミュータントが再び、人類と肩を並べる存在となったのだ。
しかしそれは、人類とミュータントの緊張状態の再燃を意味していた。
フェニックス・フォースを巡る戦いで矛を交えたアベンジャーズとX-MENは、この新たな事態に対し、これまでにない対応を迫られる。
チャールズ・エグゼビア教授が夢に描いた人類とミュータントの平和的共存を実現すべく、二つのスーパーチームが手を取り合う時代が来たのだ……。
アベンジャーズとX-MENのベストメンバーが集う、最強チーム!「AVX」後の新たなマーベルユニバースを描く「マーベルNOW!」の旗艦タイトル、ついに登場!
本書より引用
概要
AvsXを経て世界は一変したマーベルユニバース、絶滅の危機を迎えていたミュータントは増えましたが一方でサイクロップスの逮捕やプロフェッサーXの死亡など大きな傷を残しました。
人類の立場としてミュータントとの相互理解の足りなさを実感したキャプテン・アメリカはこの機会に新たなアベンジャーズを結成しました。それはミュータントと人類が混在しているチーム、このチームで戦う姿を人類に見せることで、人類とミュータントとの歩み寄りを目指しました。
それが本作「アンキャニィ・アベンジャーズ:レッドシャドウ」です。
新たなマーベルシリーズ「マーベルナウ!」の始まり
表紙にいるフード被ってるローグ、いいですよね!フードローグの活躍が見たかったので読む前から凄く楽しみでした!またハボックはアベンジャーズアライアンスの1でも非常にお世話になったの愛着があるキャラクターだったため、ハボックが参加しているという点もワクワクさせてくれます。
そしていざ読むと…
こ、これは!面白いっ!!
ハボックとローグ、登場どころかド級のメイン!しかも登場するヴィランもビッグネームであるレッドスカル!
こんなの面白く無いわけがない!
物語のテーマはミュータント差別というマーベルユニバースにおいては昔から扱われてきたものではありますがそれでも斬新でした!
今まで読んできたニュー・アベンジャーズ系列とはメンバーが大きく異なるのも見ごたえがあります!同じなのキャップとウルヴァリンくらいです。
今作は「マーベルナウ!」のメインストーリーということもあり、登場するレッドスカルは後々に大きな影響を与えます。そういった意味も兼ねて今作は必読の一冊でもあるのです。
物語のはじまり
そして、もう一つ、今作の魅力として”ここから始まる物語”という部分があげられます。もちろん、今作には「AVX」の余波が大きく響いています。しかし、それでいて新しい物語として展開されているので、ここを入り口にすることが出来るのです。マーベルは巨大コンテンツであるが故、どこから入ればいいか分からないという方はここから読むことができるのです!
それにしてもついに邦訳版の最新に手が届きそうなところまで来られました、いやーここに来るまで長かった、金銭感覚も狂わされました笑
最新まで行けばデアデビルやホークアイ単独誌といったメイン外の邦訳にも手が出せそうです!ホークアイ、気になってたんすよねぇ
DCも読みたいですけど最近のアメコミは物凄い勢いで発売されてますからまだまだ先になりそうです…
アンキャニィ・アベンジャーズ:レッドシャドウ (MARVEL)
- 作者: リック・レメンダー,ジョン・カサディ,オリビア・コワペル,御代しおり
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2016/03/29
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【アメコミ感想】エッジ・オブ・スパイダーバース
あらすじ
インへリターズとの戦いに集った数多のスパイダーメン。
彼らにもそれぞれ、語られざるドラマがあった。
彼らは如何なる道筋を辿ってスパイダーバースに辿り着いたのか、スパイダー大戦勃発までの秘話の数々が、ここに明らかになる!
時間流に呑まれた挙句、スパイダーアーミーの結成に走るスーペリア・スパイダーマン。
自らの運命と向き合う決意を固めるスパイダーグウェン、そして、スパ//ダー。
インへリターズと激突するスパイダーマン・ノワール、スパイダーマン2099。
おなじみのピーター・パーカーが若きスーパーヒロイン、Ms.マーベルに、ヒーローの手解きをする一方で、運命の波に押し流され、闇に消える者もいる。
スパイダーバースに至る幾つもの運命の旅路をたどれば、大戦の全貌が見えてくる。大いなる世界の周縁、”エッジ・オブ・スパイダーバース”から、物語は始まるのだ!
本書より引用
スパイダーってのは無数にいるのだ。
スーペリアスパイダーマン
カッコ良い! スーペリアスパイダーマンのコスチュームは個人的にかなりツボです。中身はやっぱりピーターの方が嬉しいですけどね(スーペリアスパイダーマンはピーターの肉体にDr.オクトパスの精神が入っています)。見た目の特徴としては、オクトパスのゴーグルを彷彿させる目や正に蜘蛛のように背中にくっついているアームですね。
さて、今作「エッジ・オブ・スパイダーバース」は本編「スパイダーバース」の間を埋めるストーリー集です。本編「スパイダーバース」はあらゆる並行世界のスパイダーたちを喰らう一族、インヘリターズとそれに対抗するために集まった並行世界のスパイダーたちの戦いを描いたイベントとなっており、スパイダーマッこと東映版のスパイダーマンが出たっていうので日本でも話題になりましたね。
間を埋めると言いましたが、正確には他のアースのスパイダー達がいかにして他のスパイダーと合流したのか、という部分が描いた本作、登場するスパイダーは多種多様で冷徹な心をもつアサシン・スパイダーマン、エヴァ風スパイダーマンことSP//DRなどが登場します。SP//DRは映画「スパイダーマン:スパイダーバース」にも登場しますね。見た目かなり違いますけどね。
スパイダーグウェン
映画に登場するといえば、ピーターではなくグウェン・ステイシーがスパイダーに目覚めたスパイダー・グウェンも登場する今作。彼女は単独誌の展開があったほどの人気のキャラクターで、見た目通りのちょっとネオンチックなコミックに仕上がっています。
今作の何がすごいって、バースの為に生み出された数々のキャラクターの為にここまで丁寧にオリジンが描かれていることなんですよね。スパイダーグウェンは当たったから良かったですけど、誰一人として当たらないで、ここで終わっていた可能性の方が高かったのに、ですよ。しかもちゃんと上述したネオン風コミックだったり、ヴィンテージスタイルのホラーだったりと世界観にあった画風で展開されているので、それだけで本書の本気っぷりがうかがえます。
そして僕的見所はこれ!
現行Ms.マーベルことカマラ・カーンちゃん!
おそらく翻訳版初登場じゃないですかね?おめでとう!
カマラはマーベル初のパキスタン系アメリカ人ヒーロー、伸びたり縮んだりデカくなったりでき、さらにヒーリング・ファクターも持ってます。元々はJKでヒーローのカップリングとかをネット小説にあげちゃうヒーローオタクでしたがインヒューマンズに能力を与えるテリジェン・ミストを浴びてパワーに目覚めました。彼女がデビューした時に、色々な先輩ヒーローと組む特集があったのですが、その一環での展開ですね。
ただし、読むならスパイダーバースを読んでから
と、たくさんのスパイダーが出てきて楽しい本作ですが、本作を読むのはぜひとも本編「スパイダーバース」を見てからにしていただきたいです。今作はあくまで外伝ですからね。一つの物語になっているわけでは無く短編集なので読みやすいのですが、この1冊だけでは何も解決しないですよ。
「スパイダーバース」自体はアメコミ初心者でも入りやすいので、是非、「スパイダーバース」から読んでみましょう!
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- 作者: ダン・スロット,クリストス・ゲイズほか,ジュゼッペ・カムンコリ,アダム・キューバートほか,秋友克也
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僕について
こんにちは、Shoindyです。新卒2ヶ月目で一人暮らし始めての何も知らないような人間です。
2ヶ月目にして色々悩み苦しむ毎日を送っています。そこで何か思ったことを書き留める場所を作ろうと思い始めました。
誰かに見てもらうためでなく完全に自分のためなので読み手を考えないようなブログになるかもしれません
アメコミや映画、海外ドラマ、ゲームなどが好きなので、そういったことやそうじゃないことを残せたらなと思っております。
よろしくお願いします。