【アメコミ感想】アンキャニィ・アベンジャーズ:レッドシャドウ
あらすじ
スカーレット・ウィッチが引き起こした「ハウス・オブ・M」の事件の結果、絶滅寸前の状態に陥ったミュータント。
だが、フェニックス・フォースの到来は彼らに再び繁栄をもたらした。
ミュータントが再び、人類と肩を並べる存在となったのだ。
しかしそれは、人類とミュータントの緊張状態の再燃を意味していた。
フェニックス・フォースを巡る戦いで矛を交えたアベンジャーズとX-MENは、この新たな事態に対し、これまでにない対応を迫られる。
チャールズ・エグゼビア教授が夢に描いた人類とミュータントの平和的共存を実現すべく、二つのスーパーチームが手を取り合う時代が来たのだ……。
アベンジャーズとX-MENのベストメンバーが集う、最強チーム!「AVX」後の新たなマーベルユニバースを描く「マーベルNOW!」の旗艦タイトル、ついに登場!
本書より引用
概要
AvsXを経て世界は一変したマーベルユニバース、絶滅の危機を迎えていたミュータントは増えましたが一方でサイクロップスの逮捕やプロフェッサーXの死亡など大きな傷を残しました。
人類の立場としてミュータントとの相互理解の足りなさを実感したキャプテン・アメリカはこの機会に新たなアベンジャーズを結成しました。それはミュータントと人類が混在しているチーム、このチームで戦う姿を人類に見せることで、人類とミュータントとの歩み寄りを目指しました。
それが本作「アンキャニィ・アベンジャーズ:レッドシャドウ」です。
新たなマーベルシリーズ「マーベルナウ!」の始まり
表紙にいるフード被ってるローグ、いいですよね!フードローグの活躍が見たかったので読む前から凄く楽しみでした!またハボックはアベンジャーズアライアンスの1でも非常にお世話になったの愛着があるキャラクターだったため、ハボックが参加しているという点もワクワクさせてくれます。
そしていざ読むと…
こ、これは!面白いっ!!
ハボックとローグ、登場どころかド級のメイン!しかも登場するヴィランもビッグネームであるレッドスカル!
こんなの面白く無いわけがない!
物語のテーマはミュータント差別というマーベルユニバースにおいては昔から扱われてきたものではありますがそれでも斬新でした!
今まで読んできたニュー・アベンジャーズ系列とはメンバーが大きく異なるのも見ごたえがあります!同じなのキャップとウルヴァリンくらいです。
今作は「マーベルナウ!」のメインストーリーということもあり、登場するレッドスカルは後々に大きな影響を与えます。そういった意味も兼ねて今作は必読の一冊でもあるのです。
物語のはじまり
そして、もう一つ、今作の魅力として”ここから始まる物語”という部分があげられます。もちろん、今作には「AVX」の余波が大きく響いています。しかし、それでいて新しい物語として展開されているので、ここを入り口にすることが出来るのです。マーベルは巨大コンテンツであるが故、どこから入ればいいか分からないという方はここから読むことができるのです!
それにしてもついに邦訳版の最新に手が届きそうなところまで来られました、いやーここに来るまで長かった、金銭感覚も狂わされました笑
最新まで行けばデアデビルやホークアイ単独誌といったメイン外の邦訳にも手が出せそうです!ホークアイ、気になってたんすよねぇ
DCも読みたいですけど最近のアメコミは物凄い勢いで発売されてますからまだまだ先になりそうです…
アンキャニィ・アベンジャーズ:レッドシャドウ (MARVEL)
- 作者: リック・レメンダー,ジョン・カサディ,オリビア・コワペル,御代しおり
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2016/03/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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